クモキリソウ
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クモキリソウ |
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福島県浜通り地方 2017年6月
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分類 (APG III) |
階級なし
:
被子植物 Angiosperms
種
:
クモキリソウ L. kumokiri
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学名 |
Liparis kumokiri F.Maek. |
和名 |
クモキリソウ(蜘蛛切草、蜘蛛散草、雲霧草) |
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クモキリソウ (蜘蛛切草、蜘蛛散草、雲霧草、学名:Liparis kumokiri ) は、ラン科 クモキリソウ属の多年草。
特徴
[編集 ]偽球茎は卵形で、肥大した偽球茎から茎を出す。葉は茎の基部に2枚が相対してつき、長さ5-12cm、幅2.5-5cmの卵状楕円形で、先端は鈍頭で、縁は縮れる。
花期は6-8月。高さ10-20cmになる花茎が直立し、先端に5-15の花を総状につけ、下方から開花していく。花色は淡緑色ときに淡紫褐色、黒褐色と変異がある。苞は小さく長さ1-1.5mmの卵状3角形。萼片は長さ6-7mmになる狭長楕円形、側花弁は長さ6-7mmになる狭線形で、虫の足に似る。唇弁はくさび状倒卵形で、長さ5-6mmあり、直角に反り返る。蕊柱は長さ3mmになり、上端に狭い翼がある。
分布と生育環境
[編集 ]日本では南千島、北海道、本州、四国、九州、琉球に分布し、山地の疎林の林下などに生育する。世界では朝鮮半島に分布する。
ギャラリー
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花序
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茎の基部に2枚の葉が相対してつく
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花(拡大)
参考文献
[編集 ]- 佐竹義輔・大井次三郎・北村四郎他編『日本の野生植物 草本I単子葉類』、1982年、平凡社
- 林弥栄編『山溪カラー名鑑 日本の野草』、1983年、山と溪谷社
- 高橋勝雄『山溪名前図鑑 野草の名前 夏』、2003年、山と溪谷社
- 米倉浩司・梶田忠 (2003-)「BG Plants 和名−学名インデックス」(YList)
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