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カスケード (旅客列車)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
曖昧さ回避 この項目では、かつて運行されていた列車について説明しています。現在アムトラックによって運行されている列車については「アムトラック・カスケーズ」をご覧ください。

カスケード(Cascade)はサザン・パシフィック鉄道(Southern Pacific Railroad)が運行した、代表的な夜行列車

概要

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カスケード(Cascade)は11.12列車として、1971年までサザン・パシフィック鉄道(Southern Pacific Railroad)が、カリフォルニア州 オークランドサンフランシスコ(Oakland・San Francisco, California)からオレゴン州 ポートランド(Portland,Oregon)へのシャスタ・ルート(Shasta Route)を運行した夜行列車。

1966年まで各鉄道会社共同運行のコースト・プール・トレイン(Coast pool train)を介しワシントン州シアトル(Seattle,Washington)へ直通する寝台車を連結していた。1950年に重鋼製車両に変わり流線型化された。

1971年に全米鉄道旅客輸送公社・アムトラック(National Railroad Passenger Corporation)の発足により運行終了となったが、現在はアムトラックのコースト・スターライト(Coast Starlight)がロサンゼルスとワシントン州 シアトル(Seattle, Washington)間を運行している。

歴史

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年表

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  • 1949年: 昼行の流線型列車、9.10列車・シャスタ・ディライト(Shasta Daylight)運行開始
  • 1950年: 流線型の夜行列車としてカスケード(Cascade)運行開始
  • 1959年: シャスタ・ディライト(Shasta Daylight)、閑散期の運行を週3往復に
  • 1966年1967年: シャスタ・ディライト(Shasta Daylight)、季節列車として運行、1967年を最後に運行停止
  • 1970年: カスケード(Cascade)、週3往復に減便
  • 1971年: カスケード(Cascade)、全米鉄道旅客輸送公社・アムトラック(National Railroad Passenger Corporation)の発足により運行終了

1951年9月28日の編成(サンフランシスコ発ポートランド行き・バークレイ出発時)

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使用車両 車両愛称・形式 車種
SP6012 PA2ディーゼル機関車 ディーゼル機関車
SP5913 PB2ディーゼル機関車 ディーゼル機関車
SP6011 PA2ディーゼル機関車 ディーゼル機関車
SP6092   バゲージ・エクスプレス(荷物車)
SP5001   バゲージ・メール(荷物・郵便車)
SP2430   コーチ(座席)
SP2437   コーチ(座席車)
SP9304   寝台車(22ルーメット)
SP9400   寝台車(11ダブルベッドルーム)
SP10280   ドミトリー・キッチン(調理・乗務員車)
SP10281   ダイニング
SP10282   ビュッフェラウンジ
SP9034   寝台車(10ルーメット・6ダブルベッドルーム)
SP9119   寝台車(4ダブルベッドルーム・4コンパートメント・2デューリュイングルーム)
SP9033   寝台車(10ルーメット・6ダブルベッドルーム)
SP9035   寝台車(10ルーメット・6ダブルベッドルーム)
SP9300   寝台車(22ルーメット)
SP9300   寝台車(10ルーメット・6ダブルベッドルーム)

その他

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  • シャスタ・ルート(Shasta Route)を運行した旅客列車に、郵便車主体でコーチ(座席車)を連結した19.20列車・クラマス(Klamath)があった。

参考文献

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  • Harry Stegmaier. Southern Pacific Passenger Train Consists and Cars 1955-1958 TLC Publishing, 2001.ISBN 1-883089-61-1
  • Robert J, Wayner. Passenger Train Consists 1923-1973 Wayner Publications

外部リンク

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