エーテルアミン
表示
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
エーテルアミン (etheramine) はエーテル結合を有するアミンの総称であるが、工業的にはアルコールのシアノエチル化と続く水素化還元で得られる R-O-CH2CH2CH2NH2 およびその誘導体を指すことが一般的である。
工業的な合成法
[編集 ]エーテルアミンの基本となるエーテル一級アミンの合成は一般的に以下の経路による。
アクリロニトリルによるアルコールのシアノエチル化
- ROH + H2C=CHCN -(cat.KOH)→ R-O-CH2CH2CN(エーテルニトリル)
エーテルニトリルの水素化還元
- R-O-CH2CH2CN -(H2/NaOH or NH3、Raney-Ni)→ R-O-CH2CH2CH2NH2
用途
[編集 ]特許では浮遊選鉱剤、燃料添加剤等の化学品分野の用途が目立つ。近年はヘアケア用途での展開も見られ、ヘアーコンディショナーの主基剤として、花王のアジエンス(主基剤:C18H37-O-CH2CH2CH2N(CH3)2)や資生堂のTSUBAKI(主基剤:C18H37-O-CH2CH(OH)CH2N(CH3)2)などに配合されている。
スタブアイコン
この項目は、化学に関連した書きかけの項目 です。この項目を加筆・訂正などしてくださる協力者を求めています(プロジェクト:化学/Portal:化学)。