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ムラサキバレンギク

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(エキナセアから転送)
ムラサキバレンギク
ムラサキバレンギク
分類
: ムラサキバレンギク E. purpurea
学名
Echinacea purpurea
和名
ムラサキバレンギク(紫馬簾菊)
英名
Echinacea

ムラサキバレンギク(紫馬簾菊、学名:Echinacea purpurea)は、キク科 ムラサキバレンギク属多年草。属名のラテン名でエキナセア(Echinacea)またはエキナケア(同)とも呼ばれる。

北アメリカ原産の多年草。花期は初夏から晩秋にあたる[1] 7〜10月頃で、頭状花(花の中央に見える部分)は盛り上がり、舌状花(花弁に見える部分)はやや下向きに咲く。繁殖は、実生、株分けによる。

利用

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北アメリカの先住民である平原インディアン (英語版)の間で、薬草として様々な用途に利用されていた[2] 。欧米ではハーブティとして飲まれるほか、炎症や傷の治療にも用いられていた[要出典 ]。欧州では伝統生薬製剤の欧州指令に従い医薬品ともなっている。多くの人が、エキナセアには免疫力を高める効果があると信じており、風邪インフルエンザの時に使用されている。

有効性

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風邪などへの効果について臨床研究の結果は、肯定的なものと否定的なものが混在している[3] [4]

副作用

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経口摂取では一般的に副作用は起こさないが、一部の人々では、発疹喘息の悪化、アナフィラキシーショックなどが見られ、臨床研究では胃腸への副作用が最も多かった。キク科 アレルギーの場合アレルギー反応が起こる可能性が高く、喘息やアトピー性皮膚炎の患者など、遺伝的にアレルギーが起こりやすい人の場合も、副作用が起こる可能性は一般よりも高いと懸念されている[3]

画像

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脚注

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  1. ^ 日本サプリメント協会『体の悩みを解決!ずっと元気に!サプリメント健康時点』集英社、222ページ、2015年、ISBN 978-4-08-333142-8
  2. ^ Wishart, David J. (2007). Encyclopedia of the Great Plains Indians. U of Nebraska Press. p. 156. ISBN 978-0-8032-9862-0  
  3. ^ a b Echinacea | Science and Safety NCCAM アメリカ国立補完代替医療センター
  4. ^ Sadigh-Eteghad S, khayat-Nuri H, Abadi N, Ghavami S, Golabi M, Shanebandi D (2011). "Synergetic effects of oral administration of levamisole and Echinacea purpurea on immune response in Wistar rat". Res Vet Sci. 91 (1): 82–5. doi:10.1016/j.rvsc.2010年07月02日7. PMID 20797737. 

外部リンク

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