ウェルタ・カメラヴェルク
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ウェルタ・カメラヴェルク(Welta Kamera Werk )は、ドイツにかつてあったカメラメーカーである。日本には古くから輸入され、中級機メーカーとして親しまれていた。
歴史
[編集 ]- 1914年 - ワルター・ウォーリッヒ(Walter Waurich )とテオドール・ウェーバー(Theodor Weber )によりウィーカ・カメラヴェルク(Weeka Kamera Werk )として設立された。
- 1919年 - ウェルタ・カメラヴェルク(Welta Kamera Werk )に改称した。
- 1952年 - ヴェフォ人民公社(旧フランツ・コッホマン・ファブリーク・フォトグラフィッシャー・アパレート)を合併した。
- 1959年 - カメラ&キノヴェルケ・ドレスデンに合併した。
116フィルム使用カメラ
[編集 ]- ペルレ(Perle ) - ×ばつ8cm判。
120フィルム使用カメラ
[編集 ]- ペルレ(Perle ) - ×ばつ4.5c×ばつ6c×ばつ9cm判がある。
- シンボル(Symbol ) - ×ばつ9c×ばつ4.5cm判としても使用できる。
- トリオ(Trio ) - ×ばつ9c×ばつ4.5cm判としても使用できる。
- ソリダ(Solida ) - ×ばつ9c×ばつ4.5cm判としても使用できる。
- ウェルツル(Weltur ) - ×ばつ4.5c×ばつ6c×ばつ9cm判がある。
- スーパーフェクタ(Superfekta 、1932年発売) - ×ばつ9cm判折畳式二眼レフカメラ。カメラ後部は90度回転可能で縦位置撮影ができる。
- パーフェクタ(Perfekta 、1934年発売) - ×ばつ6cm判折畳式二眼レフカメラ。スーパーフェクタから後部の回転機構をなくして画面を正方形にすることで縦位置対応の必要性をなくした。
- ウェルタフレックス(Weltaflex ) - 戦後東ドイツになってからの二眼レフカメラ。
127フィルム使用カメラ
[編集 ]- グッキー(Gucki ) - ×ばつ3c×ばつ6.5cm判がある。
129フィルム使用カメラ
[編集 ]- ペルレ(Perle ) - ×ばつ11cm判。
135フィルム使用カメラ
[編集 ]- ウェルチ(Welti ) - ×ばつ36mm判フォールディングカメラ。距離計なし。
- ウェルティックス(Weltix ) - ×ばつ36mm判フォールディングカメラ。距離計なし。
- ウェルチニ(Weltini ) - ×ばつ36mm判フォールディングカメラ。連動距離計。
参考文献
[編集 ]- 『クラシックカメラ専科NO.8スプリングカメラ』朝日ソノラマ 1986年