イン・フォー・ザ・キル
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『イン・フォー・ザ・キル』 | |
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バッジー の スタジオ・アルバム | |
リリース | |
録音 | モンマス ロックフィールド・スタジオ、バーミンガム リー・サウンド・スタジオ |
ジャンル | ハードロック、ヘヴィメタル |
時間 | |
レーベル | MCAレコード |
プロデュース |
バッジー ロジャー・ベイン(#2) |
専門評論家によるレビュー | |
チャート最高順位 | |
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バッジー アルバム 年表 | |
ネヴァー・ターン・ユア・バック・オン・ア・フレンド (友情) (1973年) イン・フォー・ザ・キル (1974年) バンドリアー (反逆の群狼) (1975年) | |
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『イン・フォー・ザ・キル』(原題:In for the Kill!)は、ウェールズのハードロック・バンド、バッジーが1974年に発表した4作目のスタジオ・アルバム。
背景
[編集 ]オリジナル・ドラマーのレイ・フィリップスの脱退に伴い、ピート・ブートを後任に迎えて制作されたが、ブートは最終的に本作限りで脱退した[2] 。「クラッシュ・コース・イン・ブレイン・サージェリー」は、元々はスタジオ・アルバム未収録だった1971年のシングル曲で、本作には別ミックスのヴァージョンが収録された[3] 。
反響・評価
[編集 ]バンドは本作で初めて全英アルバムチャート入りを果たし、3週トップ100入りして最高29位を記録した[1] 。Greg Pratoはオールミュージックにおいて5点満点中3点を付け「過去の作品と同様、ギタリストのトニー・ボージによるスケールの大きなメタル・リフと、ベーシストのバーク・シェリーによる悲鳴のようなボーカルが押し出されている」と評している[4] 。
「イン・フォー・ザ・キル」は、無名時代のヴァン・ヘイレンのライヴでカヴァーされていた[2] 。また、「クラッシュ・コース・イン・ブレイン・サージェリー」はメタリカのEP『メタル・ガレージ』(1987年)でカヴァーされており、ラーズ・ウルリッヒによれば、この曲と「ザ・ウェイト」(キリング・ジョークのカヴァー)は、バンドの以前からのレパートリーではなく、同作のために初めて取り上げた曲だった[5] 。
収録曲
[編集 ]特記なき楽曲はバーク・シェリーとトニー・ボージの共作。
- イン・フォー・ザ・キル - "In for the Kill" – 6:32
- クラッシュ・コース・イン・ブレイン・サージェリー - "Crash Course in Brain Surgery" (Burke Shelley, Tony Bourge, Ray Phillips) – 2:39
- ワンダリング・ホワット・エヴリワン・ノウズ - "Wondering What Everyone Knows" – 2:56
- ズーム・クラブ - "Zoom Club" – 9:56
- ハンマー・アンド・トングス - "Hammer and Tongs" – 6:58
- ランニング・フロム・マイ・ソウル - "Running from My Soul" – 3:39
- リヴィング・オン・ユア・オウン - "Living on Your Own" – 8:54
参加ミュージシャン
[編集 ]脚注
[編集 ][脚注の使い方]
- ^ a b BUDGIE | full Official Chart History | Official Charts Company - 「Albums」をクリックすれば表示される。
- ^ a b Rivadavia, Eduardo (2014年6月14日). "40 Years Ago: Budgie Release 'In for the Kill'". Ultimate Classic Rock. Townsquare Media. 2022年1月23日閲覧。
- ^ "Discography Studio". Budgie Official Website. 2022年1月23日閲覧。
- ^ Prato, Greg. "In for the Kill! - Budgie". AllMusic. 2022年1月23日閲覧。
- ^ Epstein, Dan (2018年4月9日). "'Garage Days Re-Revisited': How Metallica Ushered in "Next Chapter" With Landmark EP". Revolver. Project M Group. 2022年1月23日閲覧。