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アンビシャスドラゴン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
アンビシャスドラゴン
欧字表記 Ambitious Dragon
香港表記 雄心威龍
品種 サラブレッド
性別
毛色 鹿毛
生誕 2006年 11月3日
Pins
No Finer
母の父 Oregon
生国 ニュージーランドの旗 ニュージーランド
馬主 Johnson Lam Pui Hung
調教師 K. W. Lui(香港の旗 香港)
→Anthony T. Millard(香港の旗 香港)
競走成績
生涯成績 30戦13勝
勝ち鞍
GI QE2世C 2011年
GI 香港マイル 2012年
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アンビシャスドラゴン(英:Ambitious Dragon[1] 、香:雄心威龍[2] )とは、ニュージーランドで生産・香港で調教されていた競走馬である。主な勝ち鞍は、2011年のクイーンエリザベス2世カップ、2012年の香港マイル

戦績

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2009/10年シーズン

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2010年3月にハッピーバレー競馬場で行われたハンデ戦にてデビュー。しかし、シーズン中は4戦しながらも勝ち星を挙げることはできなかった。

2010/11年シーズン

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10月にシーズン初戦のハンデ戦を勝利するとその後は順当に勝ち上がり、連勝の勢いで挑んだ2月の香港クラシックカップを勝利すると、続く香港ダービーも勝利して香港クラシック三冠競走の内二冠を達成。さらに次走のクイーンエリザベス2世カップでは後方からの鮮やかな追い込みで勝利し、GI初制覇を飾った[3] 。これらの活躍から、2010/11年シーズンにおける香港馬王(香港年度代表馬)に選出された(同時に最優秀中距離馬、最高成長馬、最高人気馬にも選出)[4]

2011/12年シーズン

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シーズン初戦は10月のナショナルデイカップを勝利。11月のジョッキークラブマイルでは4着、12月の香港カップでは4着に敗れたものの、次走の2012年1月の香港スチュワーズカップ、2月の香港ゴールドカップを連勝するとその勢いで海外へ遠征、ドバイデューティーフリーに挑んだ。地元での実績により1番人気に推されが、レースでは直線で伸びを欠いてプレスヴィスの7着に敗れた[5] 。帰国後は、香港チャンピオンズマイルチャンピオンズ&チャターカップに出走するもいずれも4着と2着に敗れた。しかし、スチュワーズカップやゴールドカップの連勝などが評価され、前年度に続いて二度目の香港年度代表馬に選出された。

2012/13年シーズン

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初戦のシャティントロフィーを勝利し、ジョッキークラブマイルで2着した後に香港マイルへ出走した。出走メンバーには地元の有力馬グロリアスデイズや、日本からはサダムパテックグランプリボスもいた。本馬はレース前に左前脚の歩様の乱れが見られたことや不利な外枠(11番枠)に入ったこともあって2番人気に甘んじたが、レースでは大外から後方一気で追い込み、グロリアスデイズを差し切って優勝。GI2勝目を挙げた[6] 。翌2013年3月にはクイーンズシルバージュビリーカップを勝利するが、4月のクイーンエリザベス2世カップでは6着に敗れた。

2013/14年シーズン〜2014/15年シーズン

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2013/14年シーズンは全休し、2014/15年シーズンは4戦出走するが、いずれもミリタリーアタックとエイブルフレンドの前に敗れ、勝ち星を挙げることはできなかった。2015年3月のクイーンズシルバージュビリーカップでの5着を最後に現役を引退、4月26日に沙田競馬場にて引退式が行われた[7]

血統表

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アンビシャスドラゴン血統 (血統表の出典)[§ 1]

Pins
1996 鹿毛
父の父
Snippets
1984 鹿毛 Lunchtime Silly Season
Great Occasion
Easy Date Grand Chaudiere
Scampering
父の母
No Finer
1979 栗毛 Kaoru Star Star Kingdom
Kaoru
Humour Pirate King
Real Delight

Golden Gamble
1999 黒鹿毛 Oregon
1988 黒鹿毛 Halo Hail To Reason
Thre Troikas Lyphad
Three Roses
母の母
Gilding
1983 栗毛 Noble Bijou Vaguely Noble
Pricelee Gem
Gold Spot Syntol
Shahram
5代内の近親交配 Hail To reason ×ばつ5=9.38%、Northern dancer ×ばつ5=6.25% [§ 4]
出典
  1. ^ [8]
  2. ^ [8]
  3. ^ [8]
  4. ^ [8]


脚注

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  1. ^ "Ambitious Dragon | Race Record & Form | Racing Post". www.racingpost.com. 2024年7月7日閲覧。
  2. ^ "AMBITIOUS DRAGON - Horses - Horse Racing - The Hong Kong Jockey Club". racing.hkjc.com. 2024年7月7日閲覧。
  3. ^ "4歳馬アンビシャスドラゴン、5連勝で香港中距離最強馬の座に". 競馬ブック. 2024年7月7日閲覧。
  4. ^ "2010/11年香港、年度代表馬はアンビシャスドラゴン". 競馬ブック. 2024年7月7日閲覧。
  5. ^ "ドバイデューティーフリー(G1) 2011年3月26日(土) | 日程・結果 | JRA-VAN World - 海外競馬情報サイト". JRA-VAN Ver.World - 海外競馬. 2024年7月7日閲覧。
  6. ^ "【香港マイル】〜アンビシャスドラゴンが勝利、サダムパテック6着|競馬実況web|競馬|ラジオNIKKEI". ラジオNIKKEI. 2024年7月7日閲覧。
  7. ^ "Ambitious Dragon farewell ceremony Photo Release - Racing News - Horse Racing - The Hong Kong Jockey Club". www.hkjc.com. 2024年7月7日閲覧。
  8. ^ a b c d "Ambitious Dragon (アンビシャスドラゴン)の血統表". netkeiba.com. 2024年7月8日閲覧。

外部リンク

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国際G1昇格前:
01回(1975年) Nazakat
02回(1976年) Super Win
03回(1977年) Wing Take
04回(1977年) Nazakat
05回(1979年) Go-Getter
06回(1980年) Allegro
07回(1981年) Classic Boy
08回(1982年) Alex Flyer
09回(1983年) Fire Ball
第10回(1984年) Yau Wai
第11回(1985年) Champion Joker
第12回(1986年) Powerhouse
第13回(1987年) Forever Gold
第14回(1988年) Top Grade
第15回(1989年) Star Mark
第16回(1990年) Quicken Away
第17回(1991年) Galway

第18回(1992年) リヴァーヴァードン
第19回(1993年) Muhim
第20回(1994年) Deerfield
第21回(1995年) フランスの旗 Red Bishop
第22回(1996年) アラブ首長国連邦の旗 Overbury
第23回(1997年) 南アフリカ共和国の旗 London News
第24回(1998年) 香港の旗 オリエンタルエクスプレス
第25回(1999年) フランスの旗 ジムアンドトニック
第26回(2000年) 香港の旗 Industrialist

国際G1昇格後:
第27回(2001年) ドイツの旗 シルヴァノ
第28回(2002年) 日本の旗 エイシンプレストン
第29回(2003年) 日本の旗 エイシンプレストン
第30回(2004年) 香港の旗 リヴァーダンサー
第31回(2005年) 香港の旗 ヴェンジェンスオブレイン
第32回(2006年) 南アフリカ共和国の旗 イリデセンス
第33回(2007年) 香港の旗 ヴィヴァパタカ

第34回(2008年) 南アフリカ共和国の旗 アーキペンコ
第35回(2009年) イギリスの旗 プレスヴィス
第36回(2010年) 香港の旗 ヴィヴァパタカ
第37回(2011年) 香港の旗 アンビシャスドラゴン
第38回(2012年) 日本の旗 ルーラーシップ
第39回(2013年) 香港の旗 ミリタリーアタック
第40回(2014年) 香港の旗 デザインズオンローム
第41回(2015年) 香港の旗 ブレイジングスピード
第42回(2016年) 香港の旗 ワーザー
第43回(2017年) 日本の旗 ネオリアリズム
第44回(2018年) 香港の旗 パキスタンスター
第45回(2019年) 日本の旗 ウインブライト
第46回(2020年) 香港の旗 エグザルタント
第47回(2021年) 日本の旗 ラヴズオンリーユー
第48回(2022年) 香港の旗 ロマンティックウォリアー
第49回(2023年) 香港の旗 ロマンティックウォリアー
第50回(2024年) 香港の旗 ロマンティックウォリアー

   

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