コンテンツにスキップ
Wikipedia

アリヤラトネ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
A・T・アリヤラトネ
A・T・アリヤラトネ
生誕 (1931年11月05日) 1931年 11月5日
イギリス領セイロン
死没 2024年 4月16日 (2024年04月16日)(92歳没)
スリランカの旗 スリランカ コロンボ
国籍 スリランカの旗 スリランカ
教育 ヴィディヨダヤ大学
著名な実績 サルボダヤ・シュラマダーナ運動 (英語版)の創始者
配偶者 ニーサ
子供 6人
テンプレートを表示

A・T・アリヤラトネ(Ahangamage Tudor Ariyaratne、1931年 11月5日 - 2024年 4月16日)は、スリランカの社会活動家・仏教徒で、サルボダヤ・シュラマダーナ運動 (英語版)の創始者である[1]

サルボダヤ運動とは、世界から飢餓・病気・無知・争いをなくすことをめざす、アジア地域最大級のNGO団体を基礎とした社会活動である。有機農業を軸にした持続可能な第一次産業の活性化を通して、子どもや母親への支援(保育園の設立、給食など)、村民の保健衛生に関する活動(井戸・トイレづくりなど公衆衛生の設備、伝染病予防などの医療対策、家族計画など)、収入向上活動(手工芸品の作成、集乳など)等を行い、世界の民衆の自立を目指して、活発な活動を行っている。

略歴

[編集 ]

1931年 11月15日スリランカ 南部州 ゴール県の村で生まれる。教員養成カレッジ卒業後、仏教系のエリート校ナーランダ・カレッジの理科教師を14年間務める。その時、生徒たちと被差別村でワークキャンプを行い、大きな反響を呼ぶ[1] 。ヴィディヨダヤ大学(現スリジャヤワルダナプラ大学)で経済学の学士号を取得し、その後同大学から名誉文学博士号を授与された。

1958年、スリランカで「欲望」ではなく「必要」に基づいた農村開発運動(サルボダヤ運動)を開始する。1972年にはスリランカ議会、オランダドイツの国際機構から正式なNGOとして認可を受ける。

現在、スリランカの15,000の村(総人口の2割)で活動を展開中。その活動はスリランカにとどまらず、全世界に広がり続けている。日本では、2009年11月にサルボダヤを支援するサルボダヤJAPAN(Sarvodaya Japan)が東京に設立された。

2024年4月16日にコロンボの病院で死去。92歳没[2]

著書

[編集 ]

受賞歴

[編集 ]

脚注

[編集 ]
  1. ^ a b "真理への目覚めが世界を変える ―サルボダヤ会―". 全国青少年教化協議会. 2020年12月10日閲覧。
  2. ^ "Sarvodaya movement founder Dr. A.T. Ariyaratne passed way" (英語). Colombo Gazette (2024年4月16日). 2024年4月16日閲覧。

外部リンク

[編集 ]
ウィキメディア・コモンズには、アリヤラトネ に関連するカテゴリがあります。
受賞
先代
佐久間顕一
仏教伝道文化賞
2011年
次代
西來武治
先代
ジュリウス・ニエレレ
ガンディー平和賞
1996年
次代
ゲルハルト・フィッシャー

AltStyle によって変換されたページ (->オリジナル) /