コンテンツにスキップ
Wikipedia

アニマルキングダム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
曖昧さ回避 この項目では、アメリカ合衆国の競走馬について説明しています。オーストラリアの映画については「アニマル・キングダム」を、その他の用法については「アニマル・キングダム (曖昧さ回避)」をご覧ください。
アニマルキングダム
チーム・ヴァラー・インターナショナルの勝負服
欧字表記 Animal Kingdom[1]
品種 サラブレッド [1]
性別 [1]
毛色 栗毛 [1]
生誕 2008年 3月20日 [1]
Leroidesanimaux [1]
ダリシア[1]
母の父 Acatenango [1]
生国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国(ケンタッキー州)[2] [3]
生産者 Denali Stud[2]
馬主 Team Valor International [1] [2] [4]
調教師 Wayne Catalano,
→H. Graham Motion(アメリカ)[2] [4] [3]
競走成績
生涯成績 12戦5勝[1]
獲得賞金 8,387,500USドル [2]
WTR I121 / 2011年[5]
M124 / 2012年[6]
I125 / 2013年[7]
勝ち鞍
G3 スパイラルステークス 2011年
テンプレートを表示

アニマルキングダム(Animal Kingdom2008年 3月20日 - )はアメリカ合衆国生産の競走馬種牡馬 [1] 。主な勝ち鞍は2011年ケンタッキーダービー2013年ドバイワールドカップ

概要

[編集 ]
  • 特記事項なき場合、本節の出典はEQUIBASE[2]

2010年9月18日、アーリントンパーク競馬場のメイドン競走でデビューし、2着。2戦目のキーンランド競馬場でのメイドン競走で初勝利を挙げる。このあと、調教師が馬主に正確な報告をしないためウェイン・カタラーノ厩舎からグラハム・モーション厩舎に移る[4] [8] 。3歳になった2011年、初戦となる3月3日のガルフストリームパーク競馬場におけるクレーミング競走では2着となったが、重賞初出走となる3月26日のスパイラルステークスでは、ディサイシヴモーメントに2馬身4分の3の着差をつけて重賞を初めて制する。ケンタッキーダービーに駒を進め、11番人気見当で迎えたレースではネーロを2馬身4分の3下して優勝[3] [4] [9] 。ダート未経験馬によるケンタッキーダービー制覇は初めてのこと[4] 。また当初騎乗予定だったものの負傷でキャンセルしたロバート・アルバラードの代役、かつ、お手馬のアンクルモーの回避で手綱が回ってきたジョン・ヴェラスケスも、これがケンタッキーダービー初勝利であった[4] 。厩舎全体でも、ウッドメモリアルステークス覇者のトビーズコーナーを直前の故障で欠いた中でのケンタッキーダービー初勝利であった[4] 。二冠目プリークネスステークスではシャックルフォード (英語版)の2着[10] 、三冠目のベルモントステークスはルーラーオンアイスの6着に終わり[11] 、レースのあと、左後脚の飛節を骨折したため[12] [13] 2011年の下半期は出走しなかった。

2012年2月、ガルフストリームパーク競馬場でのオプショナルクレーミング競走で復帰し勝利ののち、ドバイワールドカップを目標に定めたが、左後脚の故障が再発して遠征を断念し、休養に入る[12] 。秋のサンタアニタ競馬場でのブリーダーズカップ・マイルで復帰し、ワイズダンの2着に入った[14] 2013年、初戦のガルフストリームパークターフハンデキャップでポイントオブエントリーの2着としたあとドバイに向かい、ドバイワールドカップではレッドカドーに2馬身差をつけて優勝[15] 。レース後、ダーレーグループが所有権の29パーセントを取得[15] 。また、イギリス遠征を公表してクイーンアンステークスあるいはプリンスオブウェールズステークスを目標に定めたのち、後者は「ケンタッキーダービーやドバイワールドカップと同じ2000メートルという距離」以外の理由がなく、またアスコット競馬場のマイルコースが「アメリカにおける芝1800メートルのコースに似ている」という理由もあって、クイーンアンステークス参戦が決まる[16] 。77年ぶりとなるケンタッキーダービー馬のロイヤルアスコット開催出走となったクイーンアンステークスは、序盤から折り合いを欠いて冷静さを失ったレースに終始し、また馬場にも慣れていないことも合わさって最後は見せ場なくデクラレーションオブウォーの11着となり、これが最後のレースとなった[17]

競走成績

[編集 ]

以下の内容は、EQUIBASE[2] の情報および記載法に基づく。

出走日 競馬場 競走名 コース 距離 着順 騎手 着差 1着(2着)馬
2010.09.18 アーリントンパーク メイドンSW AW 8.5f 2着 J.アルヴァラード 2 3/4馬身 Willcox Inn
2010年10月23日 キーンランド メイドンSW AW 8f 1着 R.アルバラード 3 1/4馬身 (Bonaroo)
2011.03.03 ガルフストリームパーク アローワンスOC 8f 4着 R.マラージ Powhattan County
2011年03月26日 ターフウェイパーク スパイラルS G3 AW 9f 1着 A.ガルシア 2 3/4馬身 (Decisive Moment)
2011年05月07日 チャーチルダウンズ ケンタッキーダービー G1 D 10f 1着 J.ヴェラスケス 2 3/4馬身 (Nehro)
2011年05月21日 ピムリコ プリークネスS G1 D 9.5f 2着 J.ヴェラスケス 1/2馬身 (Shackleford)
2011年06月11日 ベルモントパーク ベルモントS G1 D 12f 6着 J.ヴェラスケス 9 1/4馬身 (Ruler on Ice)
2012.02.18 ガルフストリームパーク アローワンスOC 8.5f 1着 J.ヴェラスケス 2馬身 Monument Hill
2012年11月03日 サンタアニタパーク BCマイル G1 8f 2着 R.ベハラーノ 1 1/2馬身 Wise Dan
2013.02.09 ガルフストリームパーク ガルフストリームパークTH G1 9f 2着 J.ロサリオ 1 1/4馬身 Point of Entry
2013年03月30日 メイダン ドバイワールドC G1 AW 10f 1着 J.ロサリオ 2馬身 (Red Cadeaux)
2013年06月18日 アスコット クイーンアンS G1 8f 11着 J.ヴェラスケス 10馬身 Declaration of War

SW=スペシャル・ウェイト OC=オプショナル・クレーミング

引退後

[編集 ]

ダーレーグループが所有権の一部を取得した時点で、ジョナベルファームオーストラリアアローフィールドスタッドで種牡馬生活を送ることが内定しており[15] 、先にアローフィールドスタッドで種牡馬生活に入った[17] 2019年までに167頭の勝ち馬を出し、そのうちステークス優勝馬を13頭出した[18] 2015年の時点では、ケンタッキー州で供用されているブラッシンググルーム系種牡馬としては、わずかに2頭いるうちの1頭として数えられた[19]

2019年10月11日に日本軽種馬協会が購入して2020年より日本で供用されることが発表され[18] 、12月14日に日本軽種馬協会静内種馬場に到着した[20]

主な産駒

[編集 ]

血統表

[編集 ]
アニマルキングダム血統 (血統表の出典)[§ 1]
Runaway Bride
Prodice
父の母
Dissemble
1989 栗毛 Ahonoora Lorenzaccio
Helen Nichols
Kerali High Line
Sookera

*ダリシア
Dalicia
2001 鹿毛 Acatenango
1982 栗毛 Surumu Literat
Surama
Aggravate Aggressor II
Raven Locks
母の母
Dynamis
1991 鹿毛 *Dancing Brave Lyphard
Navajo Princess
Diasprina Aspros
Dorle
母系(F-No.) ダリシア(GER)系(FN:1-h) [§ 3]
5代内の近親交配 Lyphard ×ばつ4 = 12.50%、Northern Dancer ×ばつ5 = 6.25%、Goofed ×ばつ5 = 6.25% [§ 4]
出典
  1. ^ [27]
  2. ^ [28]
  3. ^ [27]
  4. ^ [27] [28]


血統背景

[編集 ]

父はブラジル産のルロワデザニモー (英語版)[3] (2005年 エクリプス賞最優秀芝牡馬)、母はドイツ産のダリシア(ドイツ芝G3勝馬)で、2009年に社台ファームが購入[3] [4] 日本で繋養されている[4]

脚注

[編集 ]
  1. ^ a b c d e f g h i j k "アニマルキングダム(USA)". JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2020年4月18日閲覧。
  2. ^ a b c d e f g "Animal Kingdom (KY)". EQUIBASE Horse Profile. Equibase Company LLC.. 2020年4月18日閲覧。
  3. ^ a b c d e "海外競馬情報「ケンタッキーダービー馬アニマルキングダムの血統的背景(アメリカ)【生産】」". ジャパン・スタッドブック・インターナショナル (2011年6月24日). 2012年5月11日閲覧。
  4. ^ a b c d e f g h i "新着情報「伏兵アニマルキングダムが優勝/Kダービー」". Japan Horse Navigation System (2011年5月23日). 2012年10月20日閲覧。
  5. ^ 2011 World Thoroughbred Rankings (PDF)
  6. ^ 2012 World Thoroughbred Rankings (PDF)
  7. ^ "LONGINES WORLD'S BEST RACEHORSE RANKINGS 2013". IFHA. 2021年9月21日閲覧。
  8. ^ 『優駿』2011年6月号、69頁。 
  9. ^ "アニマルキングダムが祭典制す/米・ケンタッキーダービー". netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd. (2011年5月8日). 2020年4月18日閲覧。
  10. ^ "シャックルフォードが勝利/米・プリークネスS". netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd. (2011年5月22日). 2020年4月18日閲覧。
  11. ^ "人気薄のセン馬ルーラーオンアイスが勝利/ベルモントS". netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd. (2011年6月12日). 2020年4月18日閲覧。
  12. ^ a b Welsch, Mike (March 12, 2012). "Animal Kingdom out of Dubai World Cup". Daily Racing Form. http://www.drf.com/news/animal-kingdom-out-dubai-world-cup 2020年4月18日閲覧。 
  13. ^ 『優駿』2013年5月号、163頁。 
  14. ^ "ブリーダーズカップの芝競走で米国馬が優勝し、威信を回復(アメリカ)【その他】". 海外競馬情報. 公益社団法人ジャパン・スタッドブック・インターナショナル (2012年12月20日). 2020年4月18日閲覧。
  15. ^ a b c "ダーレー社、アニマルキングダムの所有権の一部を獲得(アメリカ)[その他]". 海外競馬ニュース. 公益社団法人ジャパン・スタッドブック・インターナショナル (2013年4月18日). 2020年4月18日閲覧。
  16. ^ "アニマルキングダム、クイーンアンS(G1)へ(イギリス)[その他]". 海外競馬ニュース. 公益社団法人ジャパン・スタッドブック・インターナショナル (2013年5月16日). 2020年4月18日閲覧。
  17. ^ a b "アニマルキングダム、無念のクイーンアンS敗退後引退(イギリス)[その他]". 海外競馬ニュース. 公益社団法人ジャパン・スタッドブック・インターナショナル (2013年7月11日). 2020年4月18日閲覧。
  18. ^ a b c "アニマルキングダム、2020年から日本で供用(アメリカ・日本)[生産]". 海外競馬ニュース. 公益社団法人ジャパン・スタッドブック・インターナショナル (2019年10月17日). 2020年4月18日閲覧。
  19. ^ "2015年ケンタッキー州供用種牡馬のサイアーライン(アメリカ)【生産】". 海外競馬ニュース. 公益社団法人ジャパン・スタッドブック・インターナショナル (2015年1月20日). 2020年4月18日閲覧。
  20. ^ "アニマルキングダムがJBBA静内種馬場にスタッドイン". 競走馬のふるさと案内所 馬産地ニュース. 公益社団法人日本軽種馬協会 (2019年12月16日). 2020年4月18日閲覧。
  21. ^ "Oleksandra(AUS)". JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2020年9月21日閲覧。
  22. ^ "Angel Of Truth(AUS)". JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2020年4月18日閲覧。
  23. ^ "Regal Glory(USA)". JBISサーチ. 2021年12月5日閲覧。
  24. ^ "Duopoly(USA)". JBISサーチ. 2021年6月17日閲覧。
  25. ^ "プリフロオールイン". JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2023年10月29日閲覧。
  26. ^ "ミヤギシリウス". JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2024年3月25日閲覧。
  27. ^ a b c "(馬名) 血統情報:5代血統表". JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2020年4月18日閲覧。
  28. ^ a b "Animal Kingdomの5代血統表". netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd.. 2020年4月18日閲覧。

外部リンク

[編集 ]
   

AltStyle によって変換されたページ (->オリジナル) /