まえばしバナナ
まえばしバナナ(まえばしばなな)は、群馬県 前橋市で生産されるバナナのブランド名。道の駅まえばし赤城(群馬県前橋市田口町)の敷地内で生産・販売される。品種はグロスミッシェル[1] 。
生産者が栽培から商品開発、販路拡大まで担えるようにと道の駅と生産者・小淵充がタッグを組み、2023年3月から無農薬で[2] 栽培を開始[3] 。8棟(計1900平方メートル)のハウスに[4] 354本のバナナの苗を植えた。バナナの葉を1枚ずつ水で洗ったり(虫が嫌う)酢をかけたりと、害虫との苦闘はイチゴとは勝手が違った。また、作業のミスで2棟分のバナナを全滅させたこともあった[1] 。
残り6棟のバナナは順調に育ち、2023年12月2日、初めての販売を行う[5] 。
小淵は「グロスミッシェルは、ねっとりした食感と強い甘みが特徴。この取り組みを通してバナナ栽培に挑戦したいという仲間が増えれば」と期待する。副駅長・鈴木康宏は「『前橋と言えばバナナ』というイメージの広がりに期待している。今後もバナナを中心とした加工品や土産品を展開していく」と上毛新聞の取材に対し話した[5] 。2023年12月2日の販売では1本550円で110本が完売した[2] 。
グロスミッシェルは高級品種で30度以上の糖度を持ち、これは一般的なフィリピン産バナナの1.5倍に相当する[4] 。
小淵充
[編集 ]小淵充(おぶち みつる、1982年 - )は、日本の農家。
1982年、生まれる。農家になる前は会社員の経験もある。30歳のときにイチゴ農園「ふぁーむらぼ」(渋川市)を開業[1] 。
2023年3月、道の駅まえばし赤城の敷地内にバナナの農園「Banana Freaks Maebashi(バナナフリークスマエバシ)」を開業、栽培を開始[4] 。
出典
[編集 ]参考文献
[編集 ]- 茂木勇樹「市産バナナ 110本が完売 道の駅まえばし赤城に列できる」『上毛新聞』2023年12月3日、14面。
- 茂木勇樹「Banana Freaks Maebashi(前橋)道の駅敷地でバナナ栽培 糖度30度超 名産目指す」『上毛新聞』2024年1月10日、13面。
- 「無農薬の前橋バナナを名物に」『me bu ku』第12号、mebuku.city、2024年4月22日、6頁。
- "「前橋と言えばバナナ」 道の駅まえばし赤城で栽培". jomo-news.co.jp (2023年11月30日). 2024年6月22日閲覧。