にがい涙
表示
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
「にがい涙」 | |
---|---|
スリー・ディグリーズ の シングル | |
初出アルバム『世界の恋人』 | |
B面 | 女の喜び |
リリース | |
規格 | シングルレコード |
録音 | モウリスタジオ(現:モウリアートワークススタジオ) |
ジャンル | ポップス |
時間 | |
レーベル | EPIC/CBS・ソニー |
作詞・作曲 |
安井かずみ(作詞 #1) 筒美京平(作曲 #1) J.B.Jefferson(作詞・作曲 #2) B.Hawes(作詞・作曲 #2) |
チャート最高順位 | |
スリー・ディグリーズ シングル 年表 | |
ミッドナイト・トレイン (1974年) にがい涙 (1975年) 恋はシャンソン (1975年) | |
テンプレートを表示 |
「にがい涙」(にがいなみだ)は、1975年 2月1日に発売されたスリー・ディグリーズのシングル。日本限定発売。
概要
[編集 ]1974年、「ソウル・トレインのテーマ」で全米(Billboard Hot 100)1位を獲得したスリー・ディグリーズだったが、同年に「天使のささやき」が全米2位のヒットとなったものの、本国では暫く新曲がリリースされなかった[2] 。これに業を煮やしたCBS・ソニーの洋楽ディレクターの高橋裕二は、日本独自のシングルを制作するという企画を立てる[2] 。企画の主旨から、制作は邦楽ディレクターである白川隆三に委ねられることになり、白川は安井かずみと筒美京平に、日本語で歌うポップスを作るよう依頼する[2] 。
高橋の企画は日本人作家によって2曲制作するというものであり、もう1曲は本作より3ヶ月前にリリースされた、松本隆作詞、細野晴臣作曲の「ミッドナイト・トレイン」である。レコーディングはディグリーズが再来日した際に2曲同時に行われ、ディグリーズの3人は、2室のスタジオを慌ただしく行き来しながら歌入れを行う[2] 。
本作は『夜のヒットスタジオ』(フジテレビ系)などの音楽番組で披露されると、「見てたはずよ」と片言の日本語で歌う姿も話題となり、オリコン総合チャートでは最高位15位(日本でリリースされた全シングルで最高順位)[3] 、オリコン洋楽チャートでは1975年3月17日付〜4月21日付にかけて6週連続1位を記録する[4] 。
収録曲
[編集 ]- にがい涙
- 作詞:安井かずみ/作曲:筒美京平/編曲:深町純
- 女の喜び
- 作詞・作曲:J.B.Jefferson、B.Hawes/編曲:R.Rome
収録アルバム
[編集 ]- 世界の恋人 (英語版) - #1
- 荒野のならず者 (英語版) - #2
- スリー・ディグリーズ ライブ・イン・ジャパン / カタログ番号 ECPZ-23-24PH - #1
- スリー・ディグリーズ&フィラデルフィア・サウンド / カタログ番号 ECPO-29 - #1
参加ミュージシャン
[編集 ]カバー
[編集 ]- にがい涙
- 山本リンダ(1975年) - アルバム『Linda MEMORY TOP〜ウブウブ〜』収録。
- ピンク・レディー(1977年) - ライブアルバム『チャレンジ・コンサート』収録。
- 東京スカパラダイスオーケストラ(1990年) - アルバム『スカパラ登場』収録。
- キーラ(1993年) - シングル「にがい涙」収録。
- クワマン with スリービックリーズ(2004年) - アルバム『恋のモーレツラッパ吹き』収録。
- 石井竜也(2009年) - シングル「DANCE IN LOVE」収録。
- 岩崎宏美 with 岩崎良美 (2019年) - アルバム『Dear Friends VIII 筒美京平トリビュート』収録。
脚注
[編集 ]- ^ 『コンフィデンス年鑑 1976年版』38頁。NDLJP:12431083/22
- ^ a b c d CD-BOX『筒美京平 Hitstory Ultimate Collection 1967〜1997 2013Edition』 ソニー・ミュージックダイレクト(2013年12月25日)ブックレット、72頁。
- ^ 『オリコンチャート・ブック アーティスト編』オリジナルコンフィデンス、1988年、184頁頁。ISBN 4-87-131021-3。
- ^ 『コンフィデンス年鑑 1976年版』39頁。NDLJP:12431083/22
関連項目
[編集 ] スタブアイコン
この項目は、シングルに関連した書きかけの項目 です。この項目を加筆・訂正などしてくださる協力者を求めています(P:音楽/PJ 楽曲)。