貝ヶ沢奥池
貝ヶ沢奥池 | |
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所在地 | 静岡県 掛川市 |
貯水量 | 0.000015 km3 |
成因 | 人造湖 |
淡水・汽水 | 淡水 |
プロジェクト 地形 | |
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貝ヶ沢奥池(かいがざわおくいけ、英語:Kaigazawaoku Pond)は、日本の池。
概要
[編集 ]貝ヶ沢奥池は、静岡県 掛川市に所在する池である。佐束山の山麓に位置している。農業用水を確保するための溜池として利用されており、貯水量は最大1万5000立方メートルに達する[1] 。取水された農業用水は周辺の田畑を潤しており、その受益面積は25.0ヘクタールに及ぶ[1] 。利用している農家の戸数は50戸とされている[1] 。なお、池の周辺には、同じく溜池として利用されている貝ヶ沢口池などがある。
なお、貝ヶ沢奥池が所在する静岡県掛川市高瀬は、2005年 4月1日の市 町 合併以前は静岡県小笠郡 大東町高瀬と呼ばれていた。大東町においては、行政区である上佐束区の区長が、貝ヶ沢奥池の管理者に指定されていた[2] 。
来歴
[編集 ]貝ヶ沢奥池の所在する菊川 水系周辺地域は、低い平地に多くの支流が流れ込んでおり、洪水が頻繁に発生してきた[3] 。また、豊かな水源に恵まれなかったことから、農業用水の確保が課題となっていた[3] 。こうしたことから、住民らは山地に溜池を造成するなど[3] 、水の確保に苦心していた。特に、貝ヶ沢奥池が所在した静岡県小笠郡大東町(のちの掛川市)においては、農業に必要な水は、貝ヶ沢奥池のような溜池や河川からの取水に頼っていた[4] 。その後、大井川右岸用水の完成にともない、大東町の農地はこの用水の恩恵を受けるようになり[4] 、水の利便性は飛躍的に向上した。
しかし、貝ヶ沢奥池のような溜池は、その後も継続して使用されており、特に大井川右岸用水の受益地以外において、その重要性は失われていない[5] 。また、これらの溜池は山地に設けられていることから、大雨や洪水などの際には調整池としての役割を果たしており、治山や治水の観点からも重要な存在となっている[5] 。その後、溜池としての老朽化が進んできたことから、「老ため事業」の一環として1982年度に整備が行われた[1] 。
脚注
[編集 ]関連項目
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