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親愛なるジョージ・スプリングヒル・バンド様

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
『親愛なるジョージ・スプリングヒル・バンド様!!』
チェッカーズ(キュート・ビート・クラブ・バンド)スタジオ・アルバム
リリース
ジャンル J-POP
時間
レーベル キャニオン・レコード
チャート最高順位
チェッカーズ(キュート・ビート・クラブ・バンド) アルバム 年表
毎日!!チェッカーズ
(1985年) 親愛なるジョージ・スプリングヒル・バンド様(キュート・ビート・クラブ・バンド)
(1985年) FLOWER
(1986年)
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親愛なるジョージ・スプリングヒル・バンド様』(しんあいなるジョージ・スプリングヒル・バンドさま)は、チェッカーズが、『キュート・ビート・クラブ・バンド(英字表記:Cute Beat Club Band)』名義(以下、C.B.C.B.と記載)で発売した企画アルバム。

1985年 12月21日キャニオン・レコードよりCDとカセットで完全限定販売でリリースされた。1995年 12月16日にCDのみ再リリース。

背景・解説

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収録内容は、『藤井郁弥がニューヨークへ行き、1本のカセットを見つける。そのカセットの中には、1960年代に成功を目の前にしてリーダーの死亡という不運に見舞われた伝説のバンド「ジョージ・スプリングヒル・バンド」(英字表記:THE GEORGE SPRINGHILL BAND)の音源が3曲収録されていた。そのカセットをメンバーが聞き、「もう一度蘇らせよう」と企画』し、その企画が出来上がるまでを、「スネークマンショー」ばりの音声によるコントと共に、ジョージ・スプリングヒル・バンドのオリジナル音源3曲と、C.B.C.B.のカバー音源3曲で構成されているアルバム。

コントは上記のストーリーには直接関係無いコントも収録されている。

だが、"ジョージ・スプリングヒル・バンドは、架空のバンド"。

収録曲も実際はメンバーが作曲したオリジナル曲。発表当時はインターネットが普及していない時代で、"ジョージ・スプリングヒル・バンドは、すべて自分達で作り上げた架空のバンド"という発表を行なうまで、中古レコードショップに『「ジョージ・スプリングヒル・バンド」のレコードは無いか?』とオリジナル音源を捜し続けるファンからの問合せが多かった。

「ジョージ・スプリングヒル・バンド」バージョンのヴォーカルは、元ゴダイゴトミー・スナイダーが歌唱した。

本作発売前の1985年11月24日、チェッカーズが出演したTBSテレビ系列特別バラエティ番組「チェッカー ズンズン!」にてC.B.C.B.名義で出演し、収録曲3曲を披露した。

中でも「NEXT GENERATION」は、1987年発売のチェッカーズ初のベストアルバム「THE CHECKERS BEST」にも収録され、ライブなどで多く歌われた。

B5サイズの大型特製BOXに、CDまたはカセットと、B5サイズの30ページカラーブックレットがセットで収納されている。また1985年発売CDはスリムケースに収納されたが、1995年再発版は通常のCDケースに収納されている。

収録曲

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収録曲の「★」は、アルバムのブックレットに記載されている製作者クレジット。「☆」は、実際に製作した製作者[1]

  1. LOVE(3分10秒)
    ★(オリジナル)作詞・作曲:Michael Kenner(オリジナルバージョンの編曲:記載無し)
    (カバー)訳詞:秋元康、編曲:後藤次利、Cute Beat Club Band
    ☆作詞:秋元康、作曲:武内享、編曲:後藤次利、チェッカーズ
  2. CLOSE YOUR EYES(4分14秒)
    ★(オリジナル)作詞・作曲:Michael Kenner(オリジナルバージョンの編曲:記載無し)
    (カバー)訳詞:秋元康、編曲:後藤次利、Cute Beat Club Band
    ☆作詞:秋元康、作曲:藤井尚之、編曲:後藤次利、チェッカーズ
  3. NEXT GENERATION(4分30秒)
    ★(オリジナル)作詞・作曲:Michael Kenner(オリジナルバージョンの編曲:記載無し)
    (カバー)訳詞:秋元康、編曲:後藤次利、Cute Beat Club Band
    ☆作詞:秋元康、作曲:藤井尚之、編曲:後藤次利、チェッカーズ

収録内容

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  1. オープニング(C.B.C.B.)
  2. HOTEL(C.B.C.B.)
  3. 望郷(C.B.C.B.)
  4. 酒場(C.B.C.B.)
  5. M1 NEXT GENERATION(ジョージ・スプリングヒル・バンド)
  6. インタビュー1 黒人の工作員(C.B.C.B.)
  7. インタビュー2 ゲームセンターの女の子(C.B.C.B.)
  8. インタビュー3 オフィスの紳士(C.B.C.B.)
  9. M2 CLOSE YOUR EYES(ジョージ・スプリングヒル・バンド)
  10. ジョージ・スプリングヒル・バンド(C.B.C.B.)
  11. M3 LOVE(ジョージ・スプリングヒル・バンド)
  12. 部屋(M3 LOVE 2回挿入)(C.B.C.B.)
  13. ミーティング(C.B.C.B.)
  14. 出前(C.B.C.B.)
  15. M4 LOVE(C.B.C.B.)
  16. 発音(C.B.C.B.)
  17. スキャンダル(C.B.C.B.)
  18. M5 CLOSE YOUR EYES(C.B.C.B.)
  19. 思い入れ(C.B.C.B.)
  20. M6 NEXT GENERATION(C.B.C.B.)
  21. エンディング(M6 NEXT GENERATION挿入)(C.B.C.B.)

注釈

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  1. ^ 「不運にもCUTE BEAT CLUB BANDを知らない人達へ...。」『CUTE BEAT PRESS 1987年9月号』、株式会社スリースタープロ、1987年9月1日、4頁、通巻15号。 


藤井郁弥(現・藤井フミヤ) (リードボーカル) - 武内享 (ギター) - 高杢禎彦 (サイドボーカル) - 大土井裕二 (ベース) - 鶴久政治 (サイドボーカル) - 徳永善也 (ドラムス) - 藤井尚之 (サックス)
シングル
アルバム
オリジナル
ベスト
ライブ
企画
関連項目
関連人物

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