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月天

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
月天
仏像図彙』による月天
月天
梵名 「チャンドゥラ」
(चन्द्र, Candra)
「ソーマ」
(सोम, Soma)
別名 月天子
寶吉祥天子
月宮天子
栴檀
星宿王
旃達提婆
戦達羅
戦捺羅
旃陀羅
蘇摩提婆
蘇摩
経典長阿含経
金光明経
大方広仏華厳経
法華経
仏説立世阿毘曇論
大威徳陀羅尼経
宿曜経
七曜攘災決
関連項目十二天
日天
羅睺
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月天(がつてん、がってん、Skt:Candra、音写:戦達羅、戦捺羅、旃陀羅など)は、仏教における天部の一人で、十二天の一人。元はバラモン教の神であったが、後に仏教に取り入れられた。

概要

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正しくは月天子で、月天はその略称。月宮天子、名明天子、宝吉祥との異名もある。やその光明を神格化した神で、勢至菩薩の変化身ともされる。四大王天に属し、月輪を主領して四天下を照らし、また多くの天女を侍(はべ)らし、五欲の楽を尽くし、その寿命は500歳といわれる。

形象は、一定しないが3羽から7羽のガチョウの背に乗り、持物蓮華や半月幢を持つものがあり、として月天后を伴うものがある。両界曼荼羅や十二天の一人として描かれることがほとんどであり、単独で祀られることはほとんどないようである。

関連項目

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基本教義
人物
世界観
重要な概念
解脱への道
信仰対象
分類/宗派
地域別仏教
聖典
聖地
歴史
美術・音楽

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