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伊勢国造

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(2022年5月)
伊勢国造
本姓 伊勢氏
家祖 天日別命
種別 神別(天神)
出身地 大倭国
主な根拠地 伊勢(のちの伊勢国)
著名な人物 #人物参照
凡例 / Category:日本の氏族

伊勢国造(いせのくにのみやつこ、いせこくぞう)は、のちに伊勢国となる地域を支配した国造である。

概要

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表記

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先代旧事本紀』「国造本紀」に伊勢国造とある。

祖先

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氏族

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伊勢氏 (いせうじ、)。後裔は中臣伊勢とし、天平19年(747年)に姓に、天平宝字8年(764年)に朝臣姓となり、天平神護2年(766年)には伊勢朝臣に改姓された。また、中臣伊勢宿禰の氏姓も見える。伊勢神宮外宮祠官の磯部氏(後の度会氏)も同系統とされる。

本拠

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国造の本拠は伊勢国 鈴鹿郡 か。鈴鹿郡には国府村があった。

支配領域

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国造の支配領域は、北の伊賀国造(伊賀国)、南の島津国造(志摩国)を除く地域であり、かつ伊勢国南部の川俣県造、阿野県造、飯高県造、度会神主などの諸豪族の領域を除いた地域であったと考えられる。そうした場合、河曲郡鈴鹿郡三重郡などが国造の領域であったと見られる。

氏神

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国造の奉斎社は不明。ただし伊勢国内の天日別命を祭る神社としては桑名宗社 (三重県 桑名市)などがある。

関連神社

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系図

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群書類従』に所収されている「豊受太神宮禰宜補任次第」によれば、系図は以下の通りである[1]

実線は実子、点線は養子。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
天嗣桙命
 
 
 
天鈴桙命
 
 
 
天御雲命
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
彦国見賀岐建与束命
 
 
 
彦多都久禰命
 
 
 
彦楯津命
 
 
 
彦久良為命
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
爾佐布命
 
 
 
彦和志理命
 
 
 
阿波良波命
 
 
 
乙乃古命

人物

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  • 天日別命 (あめのひわけのみこと)
    神武天皇朝に任命された初代伊勢国造。
  • 高雄束命 (たかおつかのみこと)
    雄略天皇朝に奈加等神社を創建したと伝わるが、姓が不記載。

子孫

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脚注

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  1. ^ 豊受太神宮禰宜補任次第 No.133群書類従』「豊受太神宮禰宜補任次第」

関連項目

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参考文献

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  • 『國史大辭典』(吉川弘文館)
  • 坂本太郎・平野邦雄『日本古代氏族人名辞典』(吉川弘文館)
  • 『日本古代人名辭典』(吉川弘文館)
  • 『日本史広辞典』(山川出版社)
  • 『神道大辞典』(臨川書店)

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