フライング・イン・ア・ブルー・ドリーム
『フライング・イン・ア・ブルー・ドリーム』 | |
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ジョー・サトリアーニ の スタジオ・アルバム | |
リリース | |
録音 | カリフォルニア州 バークレー ファンタジー・スタジオ、カリフォルニア州サンフランシスコ ハイド・ストリート・スタジオ、ディファレント・ファー、コースト・レコーダーズ、アルファ&オメガ・レコーディング[3] |
ジャンル | ハードロック、インストゥルメンタル・ロック |
時間 | |
レーベル |
Relativity Records エピック・レコード(リイシュー) |
プロデュース | ジョー・サトリアーニ、ジョン・クニベルティ |
専門評論家によるレビュー | |
チャート最高順位 | |
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ゴールドディスク | |
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ジョー・サトリアーニ アルバム 年表 | |
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『フライング・イン・ア・ブルー・ドリーム』(Flying in a Blue Dream)は、アメリカ合衆国のギタリスト、ジョー・サトリアーニが1989年に発表した3作目のスタジオ・アルバム。
背景
[編集 ]サトリアーニの過去の作品は全編インストゥルメンタルだったが、本作では18曲中6曲で、サトリアーニ自身がボーカルも兼任した[10] 。本作は約65分に及ぶ大作となり、サトリアーニはそれに関して「もし6曲のボーカル・トラックと4曲のインストゥルメンタル・トラックから成るアルバムだったら、"Strange"のような曲が生かされない」「ボーカル・トラックとインストゥルメンタル・トラックのバランスは、どう弄ってみても、結局は全18曲とも収録するのが一番だった」と語っている[1] 。
「アイ・ビリーヴ」は、サトリアーニの父が余命いくばくもなかった頃の辛い心境が反映された曲で[11] 、サイモン・フィリップスがドラムスで参加しており[3] 、サトリアーニとフィリップスは本作のリリースに先がけて、ミック・ジャガーが1988年に日本とオーストラリアで行ったツアーでも共演している[12] 。2部構成のインストゥルメンタル「ザ・フォゴットゥン」は、サトリアーニ曰く「地球の自然界における複雑な生存競争」を音楽として表現した曲で、パート2では自然界と人類の関係性を描写したという[1] 。
反響
[編集 ]母国アメリカでは1989年12月2日付のBillboard 200で23位に達し、自身2作目の全米トップ40アルバムとなって[6] 、1990年1月にはRIAAによりゴールドディスクの認定を受けた[9] 。ニュージーランドのアルバム・チャートでは19週トップ50入りして最高7位を記録し、2022年現在、同国における自身唯一のトップ10アルバムとなっている[4] 。
評価
[編集 ]第33回グラミー賞では、本作が最優秀ロック・インストゥルメンタル・パフォーマンス賞にノミネートされた[13] 。
フィル・カーターはオールミュージックにおいて5点満点中4.5点を付け「サトリアーニの歌声は特段優れているわけではないが、アコースティック色が強く高揚感のある"I Believe"を筆頭に、彼の創造する音楽と実に調和している」と評している[10] 。また、広瀬和生は『BURRN!』誌1989年12月号のレヴューにおいて100点満点中82点を付け、サトリアーニの演奏に関して「彼のプレイは本当に多彩だし、そのギター・ワークは活き活きとした感情を伝えてくれる」、ボーカル・ナンバーに関して「速弾きがたっぷりと楽しめるスピーディーな3やファンキーな5、ZZ TOP風の8等々、味のあるヴォーカルが聴ける」と評している[2] 。
収録曲
[編集 ]全曲ともジョー・サトリアーニ作。
- フライング・イン・ア・ブルー・ドリーム - Flying in a Blue Dream - 5:22
- ザ・ミスティカル・ポテト・ヘッド・グルーヴ・シング - The Mystical Potato Head Groove Thing - 5:09
- キャント・スロー・ダウン - Can't Slow Down - 4:49
- ヘッドレス - Headless - 1:30
- ストレンジ - Strange - 5:02
- アイ・ビリーヴ - I Believe - 5:54
- ワン・ビッグ・ラッシュ - One Big Rush - 3:26
- ビッグ・バッド・ムーン - Big Bad Moon - 5:15
- ザ・フィーリング - The Feeling - 0:50
- ザ・フォン・コール - The Phone Call - 3:01
- デイ・アット・ザ・ビーチ(ニュー・レイズ・フロム・アン・エインシェント・サン) - Day at the Beach (New Rays from an Ancient Sun) - 2:03
- バック・トゥ・シャラ-バル - Back to Shalla-Bal - 3:14
- ライド - Ride - 4:56
- ザ・フォゴットゥン(パート1) - The Forgotten (Part One) - 1:12
- ザ・フォゴットゥン(パート2) - The Forgotten (Part Two) - 5:07
- ザ・ベルズ・オブ・ラル(パート1) - The Bells of Lal (Part One) - 1:19
- ザ・ベルズ・オブ・ラル(パート2) - The Bells of Lal (Part Two) - 4:07
- イントゥ・ザ・ライト - Into the Light - 2:30
参加ミュージシャン
[編集 ]- ジョー・サトリアーニ - ボーカル(on #3, #5, #6, #8, #10, #13)、ギター、ベース、キーボード、バンジョー、ハーモニカ、パーカッション
- ジョン・クニベルティ - シタール、パーカッション
- ジェフ・キャンピテリ - ドラムス、エレクトロニック・ドラムス、パーカッション
- ボンゴ・ボブ・スミス - エレクトロニック・ドラムス、パーカッション(on #5, #12, #13)
- スチュアート・ハム - ベース(on #5, #17)
- サイモン・フィリップス - ドラムス(on #6)
脚注
[編集 ]- ^ a b c Giles, Jeff (2015年10月30日). "A Look Back at Joe Satriani's 'Flying in a Blue Dream'". Ultimate Classic Rock. Townsquare Media. 2022年11月2日閲覧。
- ^ a b 『BURRNIN' VINYL VOL.3』バーン・コーポレーション、1991年9月25日、178頁。ISBN 4-401-61348-1。
- ^ a b CD英文ブックレット内クレジット
- ^ a b charts.org.nz - Joe Satriani - Flying In A Blue Dream
- ^ australian-charts.com - Joe Satriani - Flying In A Blue Dream
- ^ a b "Joe Satriani Chart History - Billboard 200". Billboard. 2022年11月2日閲覧。
- ^ swedishcharts.com - Joe Satriani - Flying In A Blue Dream
- ^ Joe Satriani - Flying In A Blue Dream - dutchcharts.nl
- ^ a b "Gold & Platinum". RIAA. 2022年11月2日閲覧。
- ^ a b Carter, Phil. "Joe Satriani - Flying in a Blue Dream Album Reviews, Songs & More". AllMusic. 2022年11月2日閲覧。
- ^ Prato, Greg (2015年6月19日). "Joe Satriani: Songwriter Interviews". Songfacts. 2022年11月2日閲覧。
- ^ "Primitive Cool - Mick Jagger". mickjagger.com. 2022年11月2日閲覧。
- ^ "Joe Satriani - Artist". GRAMMY.com. Recording Academy. 2022年11月2日閲覧。
外部リンク
[編集 ]- フライング・イン・ア・ブルー・ドリーム - Discogs (発売一覧)
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コンピレーション・アルバム |
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EP |
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関連項目 |