アバカブ
『アバカブ』 | ||
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ジェネシス の スタジオ・アルバム | ||
リリース | ||
録音 | 1981年 イングランド サリー The Farm | |
ジャンル | ポップ・ロック、プログレッシブ・ロック | |
時間 | ||
レーベル | カリスマ・レコード | |
プロデュース | ジェネシス | |
専門評論家によるレビュー | ||
チャート最高順位 | ||
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ジェネシス アルバム 年表 | ||
ミュージックビデオ | ||
「Abacab」 - YouTube 「No Reply」 - YouTube 「Man On The Corner」 - YouTube |
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『アバカブ』(Abacab)は、ジェネシスが1981年に発表した11作目のスタジオ・アルバム。
背景
[編集 ]前作『デューク』(1980年)と本作の間に、フィル・コリンズ初のソロ・アルバム『夜の囁き』(1981年)がリリースされており、同アルバムに共同プロデューサーとして参加したヒュー・パジャムが、本作ではエンジニアを務めた[9] 。
アルバム・タイトルにもなった「アバカブ」の曲名は、この曲が作られた当初A(ヴァース)、B(コーラス)、C(ブリッジ)が「ABACAB」の順に構成されていたことに由来しているが、最終的な曲構成はタイトルと異なるものになった[10] 。
「ノー・リプライ・アット・オール」にはアース・ウィンド・アンド・ファイアーのホーン・セクション(フェニックス・ホーンズ)が参加しているが、トニー・バンクスは当初、「ホーンの音はシンセで作れる」と主張し、この案に反対したという[11] 。外部ミュージシャンを作品に起用したのはデビュー・アルバム『創世記』のストリング・セクション以来のことだった[12] 。なお、ジェネシスが2010年にロックの殿堂入りを果たした際の式典では、フィッシュがCBSオーケストラのホーン・セクションを従えて「ノー・リプライ・アット・オール」のカヴァーを演奏した[13] 。
本作のアルバム・ジャケットは4種類の配色が存在し[11] 、左上から時計回りに青・ピンク・赤・緑のもの[14] 、赤・青・黄・グレーのもの[15] 、黄・赤・グレー・緑のもの[16] 、グレー・黄・ピンク・青のもの[17] がリリースされた。
反響・評価
[編集 ]全英アルバムチャートでは、前作『デューク』(1980年)に続く2度目の1位獲得作品となった[1] 。本作からは「アバカブ」(全英9位)、「キープ・イット・ダーク」(全英33位)、「マン・オン・ザ・コーナー」(全英41位)がシングル・ヒットした[1] 。
アメリカのBillboard 200では7位に達し、初のトップ10入りを果たした[5] 。1982年5月にはRIAAによってプラチナ・ディスクに認定され、その後も売り上げを伸ばして、1988年2月にはダブル・プラチナに認定されている[18] 。また、Billboard Hot 100では「ノー・リプライ・アット・オール」が29位、「アバカブ」が26位、「マン・オン・ザ・コーナー」が40位に達している[19] 。
音楽評論家のStephen Thomas Erlewineはオールミュージックにおいて「グループはヒュー・パジャムと共に『デューク』における新機軸を更に拡大し、ポップで印象的な部分を増やしながらも、それらを最も芸術的なロックに継ぎ目なく組み込んでいる」と評している[20] 。
収録曲
[編集 ]特記なき楽曲はフィル・コリンズ、マイク・ラザフォード、トニー・バンクスの共作。
- 「アバカブ」 - "Abacab" - 6:57
- 「ノー・リプライ・アット・オール」 - "No Reply at All" - 4:33
- 「ミー・アンド・サラ・ジェーン」 - "Me and Sarah Jane" (バンクス) - 6:02
- 「キープ・イット・ダーク」 - "Keep It Dark" - 4:32
- 「ドードー〜ラーカー」 - "Dodo/Lurker" - 7:31
- 「フー・ダニット?」 - "Who Dunnit?" - 3:24
- 「マン・オン・ザ・コーナー」 - "Man on the Corner" (コリンズ) - 4:27
- 「ライク・イット・オア・ノット」 - "Like It or Not" (ラザフォード) - 4:58
- 「アナザー・レコード」 - "Another Record" - 4:38
参加ミュージシャン
[編集 ]アディショナル・ミュージシャン
- EWFホーンズ - ホーン・セクション (#2)
- Tom Tom 84 - アレンジ (#2)
脚注
[編集 ]- ^ a b c GENESIS songs and albums | full Official Chart history
- ^ norwegiancharts.com - Genesis - Abacab
- ^ dutchcharts.nl - Genesis - Abacab
- ^ Offizielle Deutsche Charts
- ^ a b "Genesis - Chart History - Billboard 200". Billboard. 2024年4月14日閲覧。
- ^ swedishcharts.com - Genesis - Abacab
- ^ charts.org.nz - Genesis - Abacab
- ^ 『オリコンチャート・ブックLP編(昭和45年‐平成1年)』(オリジナルコンフィデンス/1990年/ISBN 4-87131-025-6)p.160
- ^ Hugh Padgham | Credits | AllMusic
- ^ "Abacab by Genesis". Songfacts. 2024年4月14日閲覧。
- ^ a b 日本盤SACD(TOCG-15015)ライナーノーツ(鬼形智)
- ^ "Genesis – Abacab Press Kit". Atlantic Records (1981年). 23 December 2017閲覧。
- ^ No Reply At All History - Phish.Net - 2013年7月27日閲覧
- ^ Genesis - Abacab (Vinyl, LP, Album) at Discogs - BPRG
- ^ Genesis - Abacab (Vinyl, LP, Album) at Discogs - RBYG
- ^ Genesis - Abacab (Vinyl, LP, Album) at Discogs - YRGG
- ^ Genesis - Abacab (Vinyl, LP, Album) at Discogs - GYPB
- ^ RIAA公式サイト内SEARCHABLE DATABASE - "ABACAB"と入力して検索すれば表示される
- ^ "Genesis - Chart History - Billboard Hot 100". Billboard. 2024年4月14日閲覧。
- ^ Abacab - Genesis | AllMusic - Review by Stephen Thomas Erlewine
フィル・コリンズ | マイク・ラザフォード | トニー・バンクス ピーター・ガブリエル | スティーヴ・ハケット | アンソニー・フィリップス | ジョン・メイヒュー | ジョン・シルヴァー | クリス・スチュワート | レイ・ウイルソン サポート・メンバー : チェスター・トンプソン | ダリル・ステューマー | ビル・ブルーフォード | ニック・ディヴァージリオ | ニア・Z | アンソニー・ドレナン | |
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