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脾静脈

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脾静脈
この図では"lienal vein"と呼ばれる脾静脈は、脾臓から膵臓の上を移動し、門脈に至る。
概要
器官 肝門脈系 (英語版)
起始 脾臓脾柱静脈 (英語版)
供給源
短胃静脈 (英語版)左胃大網静脈 (英語版)膵静脈 (英語版)下腸間膜静脈 (英語版)
排出先 肝門脈
動脈 脾動脈
表記・識別
ラテン語 vena lienalis
MeSH D013162
グレイ解剖学 p.681
TA A12.3.12.028
FMA 14331
解剖学用語

脾静脈(ひじょうみゃく、splenic vein, lienal vein)は、脾臓、胃底、膵臓の一部から血液を排出する血管である。肝門脈系 (英語版)の一部である。

構造

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脾静脈は脾臓から出た細静脈から形成される。脾動脈と同じく脾臓の上を通る。膵臓からの分枝をまとめ、特に大腸(上腸間膜静脈 (英語版)からも排出される)から下腸間膜静脈 (英語版)(肝門脈の起点の少し前の脾静脈で排出される)を経由して分枝をまとめる。門脈における脾静脈の終点は、上腸間膜静脈と合流するところである。

臨床的意義

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脾静脈は血栓症による影響を受けることがあり、門脈血栓症 (英語版)門脈圧亢進症の特徴を示すが、脾静脈から排出される領域の一部に局在している。これには、短胃静脈 (英語版)の高血圧と腹痛による胃壁の静脈瘤が含まれる。この結果、胃静脈瘤となり、その場合の治療法としては脾臓の摘出が選択される。脾静脈血栓症の最も一般的な原因は慢性膵炎と急性膵炎である[1] [2]

他の画像

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出典

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外部リンク

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