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Loving You (原由子のアルバム)

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(2017年1月)
『Loving You』
原由子 ベスト・アルバム
リリース
ジャンル J-POP
時間
レーベル ビクタータイシタ
プロデュース 桑田佳祐
チャート最高順位
ゴールドディスク
  • ゴールド(日本レコード協会)[1] [2]
  • 原由子 アルバム 年表
    MOTHER
    (1991年) Loving You
    (1998年) 東京タムレ
    (2002年)
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    Loving You』(ラヴィング・ユー)は、原由子ベストアルバム1998年 2月25日発売。発売元はビクターTAISHITA レーベル

    解説

    原の初のベストアルバム。前作『MOTHER』から数えても約6年8ヶ月ぶりのリリースであり、1981年にソロデビューしてからの原のソロワークが集められている。タイトル元は収録曲であり、シングル「うさぎの唄」のc/wである同タイトルからとったもの。原にはサザンオールスターズ名義で何曲もボーカル曲があるが、この作品はソロ名義で発表された曲のみが収められている。このアルバムの発売日翌日の2月26日は、サザンのボーカルであり夫でもある桑田佳祐の誕生日である。

    価格は3,000円(税込)。ジャケット及び歌詞カード裏には"LOVE, Your eyes, Wor As, my heart, Whisper, Dreams, Wonder, Dreams, Wonder night, & Sixteen Love Songs"の文字があり、タイトル『Loving You』を象徴する言葉がちりばめられている。

    桑田佳祐が大変気に入っているとされる8枚目のシングル「かいじゅうのうた」、原由子&稲村オーケストラ名義で『稲村ジェーン』に収録され、シングルカットされた「愛して愛して愛しちゃったのよ」(田代美代子和田弘とマヒナスターズのカバー)は収録されていない。タイトルに沿って『LOVE』をテーマにした選曲であるために、漏れた選曲もいくつか存在しており、本作もコンセプトがある故に、純粋なベストアルバムではない。

    香取慎吾&原由子」名義で発表した「みんないい子」はボーナストラックとして、ボーカルを桑田に替えたバージョンで収録された。

    収録曲

    1. 恋のメモリー : 三眛編
      (作詞・作曲:原由子 編曲:桑田佳祐 & Head Arreangers 管編曲:八木正生)
      2ndアルバム『Miss YOKOHAMADULT』収録曲。
    2. Loving You
      (作詞:原由子 作曲・編曲:HARABOSE)
      2ndシングル「うさぎの唄」c/w。
    3. うさぎの唄
      (作詞:関口和之 作曲:宇崎竜童 編曲:HARABOSE)
      1981年発売の2ndシングル。作詞はサザンのベーシスト関口和之、作曲は宇崎竜童という異色の組み合わせ。
    4. いちょう並木のセレナーデ
      (作詞・作曲:桑田佳祐 編曲:桑田佳祐 & Head Arrengers)
      『Miss YOKOHAMADULT』より。「Ya Ya (あの時代を忘れない)」と同様、青山学院時代の思い出を歌ったノスタルジー溢れるナンバー。歌詞通り、サークルの教室で、仲間たちの前で歌って聴かせているような雰囲気を醸し出している。桑田が曲全体にコーラスで参加し、当時の桑田の声としては比較的ハスキーな美しい声でボーカルを取っているものである。
      のちに小沢健二がこの曲へのリスペクトを込めて、カバーではなく同タイトルのオリジナル曲「いちょう並木のセレナーデ」を作った。1994年リリースの小沢のオリジナルアルバム『LIFE』に収録。
    5. 恋は、ご多忙申し上げます
      (作詞・作曲:桑田佳祐 編曲:桑田佳祐 & Head Arrengers)
      原の最大のヒットとなった4thシングル。シングル盤のジャケットは原の似顔絵が使われている。資生堂「フィアネス」CMソング。シングルのスポットCMも作られ、原自ら出演・ナレーションした。
    6. I'll Be Good To You
      (作詞・作曲・編曲:HARABOSE)
      3rdシングル「誕生日の夜」c/w。桑田とのデュエット曲であるが、原由子名義で発売・収録されている。A面曲の「誕生日の夜」は、本作には未収録。
    7. あじさいのうた
      (作詞・作曲:原由子 編曲:桑田佳祐 & 藤井丈司)
      6thシングル。オリコン最高位は22位であるが、登場週数は13週とちょっとしたロングヒットとなった。次男を身篭っている時にレコーディングされた曲。長男の時にはサザンの「鎌倉物語」をレコーディングしている。富田靖子主演の映画『BU・SU』の主題歌。
    8. ガール (GIRL)
      (作詞・作曲:原由子 & 桑田佳祐 編曲:小林武史)
      7thシングル。アルバム初収録となり、作詞・作曲は桑田との共作である。
    9. じんじん
      (作詞・作曲:桑田佳祐 編曲:小林武史 & 桑田佳祐)
      11thシングル。普段の原とは違った、コブシを効かせた力強い唄い回しとGS風のサウンドが印象的。イントロと間奏部は桑田がコーラスを重ねている。
      ×ばつ3の「JIN・JIN・JIN」もあった。オリコン最高位24位、19週チャートインで原のシングル中2番目の売上を記録した。当時はその昭和歌謡のサウンドが幅広い世代に受け入れられ、CD売上よりもラジオオンエア・有線リクエストで息の長い人気を得た。
      ホンダビート」CMソングとしてもオンエア。
    10. ハートせつなく
      (作詞・作曲:桑田佳祐 編曲:小林武史 & 桑田佳祐)
      10thシングル。極めてポップな明るい曲であるが、歌詞は少女の別れを綴っている。カゴメ「ニュートマト」CMソングであり、CMには原本人も出演した。この曲も最高位16位で14週チャートインした。当時の原はシングルがロングヒットする傾向にあった。「じんじん」と合わせ、『ミュージックステーション』に単独出演している。aikoがこの曲のファンであることを語っている。
    11. ためいきのベルが鳴るとき
      (作詞・作曲:桑田佳祐 編曲:小林武史)9thシングル。コーラスの桑田との掛け合いも魅力的。
      中井貴一黒木瞳真木蔵人ら出演のCX系ドラマ『いまどき銀座物語ぼんぼん』主題歌。
    12. 花咲く旅路
      (作詞・作曲:桑田佳祐 編曲:小林武史 & 桑田佳祐)
      3rdアルバム『MOTHER』収録曲。後のカバーアルバム『東京タムレ』の初回盤ボーナストラックとしても収録された。和音階で作曲されている。2002年コカ・コーラ「まろ茶」CM曲に起用されたことから収録された。同社は前年、同年にわたり桑田もコーラキャンペーンソングに起用していた。
    13. 想い出のリボン
      (作詞・作曲:桑田佳祐 編曲:小林武史 & 桑田佳祐)
      『MOTHER』収録曲。過ぎ去った少女時代の恋を大人になった現在の視点から振り返る、秋の切ないラブバラード。
    14. 少女時代
      (作詞・作曲:原由子 編曲:小林武史 & 桑田佳祐)
      アルバム『MOTHER』に収録され、後に12thシングル「負けるな女の子!」のB面としてシングルカットされた。A面の「負けるな女の子!」は、本作には未収録。讀賣テレビ日本テレビ系アニメ『YAWARA!』で、A面はオープニング、B面はエンディングテーマとしてそれぞれオンエアされた。
      1988年に斉藤由貴へ提供した曲のセルフカバーでもあり、更に丹下桜ものちにカバーした。
    15. 涙の天使に微笑みを
      (作詞・作曲・編曲:桑田佳祐 編曲:島健)
      13thシングル。NHK 朝の連続TV小説甘辛しゃん』主題歌。「想い出のリボン」と歌詞の世界観が似ている。
    16. みんないい子 (わるい子ヴァージョン) (BONUS TRACK)
      (作詞・作曲・編曲:桑田佳祐)
      元は1997年SMAP香取慎吾と「香取慎吾&原由子」名義で発売されたもの。こちらのオリジナルバージョンはフジテレビ系バラエティ『中居正広のボクらはみんな生きている』テーマソングになっている。SMAPと原及びサザンオールスターズは同じレコード会社ビクターエンタテインメント所属であり、発売のきっかけもここにある。本作では権利上の問題でボーカルを桑田佳祐に替え、実質「原由子&桑田佳祐」で収録されている。"わるい子ヴァージョン"とあるが、歌詞に変更などはない。
    前作 原由子の企画盤アルバム 次作
    - 東京タムレ

    脚注

    1. ^ 日本レコード協会 認定作品 1998年3月度認定作品の閲覧。 2017年12月11日閲覧
    2. ^ 2003年6月度までの旧基準。最低累計正味出荷枚数20万枚以上の作品に適用。

    外部リンク

    シングル
    オリジナル
    1981年
    1982年
    1983年
    1987年
    1988年
    1989年
    1990年

    10.愛して愛して愛しちゃったのよ(原由子&稲村オーケストラ)

    1991年
    1997年
    2007年

    夢を誓った木の下で(ハラフウミ(×ばつ風味堂))

    2009年
    2011年
    配信
    2012年
    楽曲
    アルバム
    オリジナル
    カヴァー
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