スターアライアンス

スターアライアンス (Star Alliance) は、1997年5月14日に設立された世界で最初の航空連合であり、また世界最大の航空連合である。その加盟会社によるコードシェア便は世界各地に広がっている。

• 1997年 - エア・カナダ、ユナイテッド航空、ルフトハンザ航空、スカンジナビア航空及びタイ国際航空によって設立される。 ヴァリグ・ブラジル航空が加盟。
• 1999年 - アンセット・オーストラリア航空、全日本空輸及びニュージーランド航空が会員になる。
• 2000年 - シンガポール航空、bmi ブリティッシュ・ミッドランド航空、メキシカーナ航空及びオーストリア航空グループが加盟する。
• 2001年 - アンセット・オーストラリア航空が倒産する。
• 2003年 - アシアナ航空、LOTポーランド航空及びスパンエアが加盟。
• 2004年 - USエアウェイズが加盟。メキシカーナ航空が脱退する。アドリア航空、クロアチア航空、Blue1が地域会員に加盟する。
• 2005年 - TAP ポルトガル航空が加盟する。
• 2006年 - 南アフリカ航空とスイスインターナショナルが加盟する。

スターアライアンスは、2004年度より会員を、フル会員と地域会員に分けている。

フル会員にはサイト及び各種印刷物などにA STAR ALLIANCE MEMBER、地域会員にはA REGIONAL STAR ALLIANCE MEMBERという表記を加えている。

• アジア
  • 全日本空輸(全日空)[1]
  • アシアナ航空 [2]
  • タイ国際航空+ [3]
  • シンガポール航空 [4]
• オセアニア
  • ニュージーランド航空 [5]
• 欧州
  • ルフトハンザドイツ航空+ [6]
  • スカンジナビア航空+ [7]
  • オーストリア航空 [8]
  • bmi ブリティッシュ・ミッドランド航空
  • LOTポーランド航空
  • スパンエアー
  • TAP ポルトガル航空
  • スイスインターナショナルエアラインズ
• 南北アメリカ
  • ユナイテッド航空+ [9]
  • USエアウェイズ
  • エア・カナダ+ [10]
  • ヴァリグ・ブラジル航空 [11]
• アフリカ
  • 南アフリカ航空

メモ+:スターアライアンスの設立会員を示す。

全日本空輸は他の加盟社と異なり、系列航空会社(エアーニッポン、エアーニッポンネットワーク、エアーセントラル、エアーネクスト)をスターアライアンスのメンバーではないとされていたが、最近路線投入されたエアーニッポン向けのB737NGには、スターアライアンスロゴが塗装されており、元から「すべてをANA便として運行」していることから、フル会員としてANAグループ全体がアライアンスメンバーとしてサービスする方針に変わったようである。

• アドリア航空 — ルフトハンザが支援
• ブルーワン — SASが支援
• クロアチア航空 — ルフトハンザが支援

• アメリカウエスト航空 3年以内にUSエアーと合併する事に合意する。
• 上海航空 (地域)、2006年5月10日、スターアライアンス加盟を公式発表
• 中国国際航空 2006年5月22日、スターアライアンス加盟を公式発表。全日空、アシアナ航空、オーストリア航空、ルフトハンザ航空、SAS、並びにユナイテッド航空と提携。しかし、ワンワールド加盟のキャセイ・パシフィック航空が株主であり、強い結びつきとなっている。

• エア・ノバ(Air Nova)1999年スターアライアンス加盟。2001年エアカナダが買収。出典不明。
• アンセット・オーストラリア航空 (2001年倒産)
• メキシカーナ航空(メキシコ)

• エアー・インディア、アシアナ航空、オーストリア航空、ルフトハンザ航空、シンガポール航空、スイスインターナショナル航空並びにタイ国際航空と提携している。
• インディアン航空、2006年にエアー・インディアと合併。
• カタール航空、全日空、bmi、ルフトハンザ航空、タイ国際航空並びにユナイテッド航空と提携。
• エジプト航空、タイ国際航空と提携。

スターアライアンスは "地域" 会員を募るため機会を模索している:

• エーゲ航空 (地域)、ルフトハンザ航空後援
• エアバルト (地域)、SAS 後援
• エアワン (地域)、ルフトハンザ航空後援
• エストニア航空 (地域)、SAS 後援
• Luxair (地域)、ルフトハンザ航空後援
• シルク航空 (地域)、シンガポール航空後援

現在世界的な航空連合には、他にアメリカン航空・ブリティッシュエアウェイズを中心とするワンワールド(OW)や、エールフランス・デルタ航空を中心とするスカイチーム(ST)があるが、これらと比較しても加盟航空会社が多く(18社)、全地域(アジア・オセアニア・ヨーロッパ・アフリカ・北米・南米)をカバーしていることがスターアライアンスの最大の特徴である。

アジアでは全日空を含めて4社が加盟している(最近加盟を発表した上海航空、中国国際航空を含めれば6社)が、これはOW(キャセイ・パシフィック航空と日本航空)やST(大韓航空のみ)と比較してはるかに有利であり、一般的にアジア在住の人にはスターアライアンスのほうが利便性がはるかに高いと思われる。だが、欧州では主に大陸ゲルマン系の航空会社(スパンエアーはスカンジナビア航空の子会社で、国際線は北欧方面が多い)で占められているため、フランスやイタリア(STが有利)、あるいは中南米方面(メヒカーナがアメリカンとの提携を模索しているため、よりOWに有利に)にはネットワークが弱いといえる。特にオセアニア・南米間の移動の場合、スターアライアンス系では米国を経由する必要があるが、ワンワールド系であればカンタス航空やラン・チリの直行便を利用できる点が違う。

各加盟会社の航空便に乗る事でフリークエントフライヤープログラム(マイレージプログラムともいう。以下FFP)のマイルを貯め、一定以上の条件(各社によって異なる)を満たすと上級会員になると同時に、スターアライアンスシルバー会員(STAR ALLIANCE SILVER)またはスターアライアンスゴールド会員(STAR ALLIANCE GOLD)としてランクアップされる。(どのメンバーがシルバーまたはゴールドかは会員証に記載されている)

特徴は特にゴールドになった際により多くの特典を無料で享受できる。

ビジネス・ファーストクラス用の搭乗手続きカウンターの利用、 ビジネス・ファーストクラス用ラウンジ(特別待合室)の無料利用、 予約(空席待ち)の優先、 機内への搭乗順位の優先、 到着後の荷物受取りの優先、 加算された搭乗マイルに対するボーナスマイル(加入したFFPが運営する航空会社に乗った場合のみ適用)

その他、公表されないが上級会員のみを対象としたキャンペーンが行われる事もある。

スターアライアンスシルバーおよびゴールドは次の会員が該当する。

• ワンワールド
• スカイチーム
• マイレージサービス
• 交通
• ファーストクラス
• ビジネスクラス
• エコノミークラス
• 世界一周航空券

• スターアライアンス(日本語版)
• Star alliance(英語版)

• 航空連合