井村屋グループ
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本社 | |
種類 | 株式会社 |
---|---|
市場情報 | |
略称 | 井村屋G |
本社所在地 |
514-8530 三重県 津市 高茶屋七丁目1番1号 北緯34度40分8.7秒 東経136度29分51.5秒 / 北緯34.669083度 東経136.497639度 / 34.669083; 136.497639 |
設立 |
1947年(昭和22年)4月8日 (株式会社井村屋) |
業種 | 食料品 |
法人番号 | 5190001000125 ウィキデータを編集 |
事業内容 | 持株会社 |
代表者 | 代表取締役 社長 浅田剛夫 |
資本金 | 22億5390万円 |
発行済株式総数 | 2564万4400株 |
売上高 |
連結 326億円 (2012年 3月期) |
純資産 |
連結 102億円 (2012年3月) |
総資産 |
連結 241億円 (2012年3月) |
従業員数 |
連結 847人 (2012年3月) |
決算期 | 3月31日 |
主要株主 |
(株)三菱東京UFJ銀行 4.36% (株)第三銀行 4.34% (株)百五銀行 4.11% (2012年3月現在) |
主要子会社 |
井村屋(株) 100% 井村屋シーズニング(株) 100% 日本フード(株) 100% イムラ(株)100% (株)ポレア 100% |
外部リンク | http://www.imuraya-group.com/ |
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井村屋グループ株式会社(いむらやグループ、英: IMURAYA GROUP CO.,LTD.)は、三重県 津市に本社を置く、菓子メーカーの「井村屋」などを傘下に持つ持株会社。
沿革
- 1896年(明治29年) - 初代井村和蔵が三重県 飯南郡松阪町(現 松阪市)にて菓子の製造を始める。
- 1947年(昭和22年)4月8日 - 二代目が中国戦線での戦友らと株式会社井村屋を設立。
- 1948年(昭和23年) - 三重県津市に津工場を開設。
- 1949年(昭和24年) - 大阪営業所(現 関西支店)を開設。
- 1950年(昭和25年) - 松阪営業所を開設。
- 1953年(昭和28年) - 井村屋製菓株式会社に社名変更。
- 1953年(昭和28年) - 名古屋営業所(現 東海支店)を開設。
- 1957年(昭和32年)8月30日 - 井村屋乳業株式会社を設立。
- 1959年(昭和34年) - 東京営業所(現 関東支店)を開設。
- 1961年(昭和36年) - 名古屋証券取引所第2部に株式を上場。
- 1962年(昭和37年) - 新潟営業所、金沢営業所、高松営業所、静岡出張所、仙台出張所(現 仙台支店)、福岡出張所(現 福岡支店)を開設。
- 1964年(昭和39年) - 森下仁丹と業務提携し仁丹井村屋食品株式会社に変更するも、その後業務提携解消。肉まん、あんまんを発売。
- 1965年(昭和41年) - 井村屋製菓株式会社に社名を変更。
- 1973年(昭和48年) - 本社を現在地に移転。
- 1973年(昭和48年) - 30円あずきバーを発売。
- 1973年(昭和48年) - アンナミラーズ1号店を青山に開店。
- 1979年(昭和54年) - 調味料事業部(現 シーズニングカンパニー)を設立し、愛知県 豊橋市に七根工場を開設。
- 1990年(平成2年) - 米・アンナミラーズ社から日本での商標権を取得。独自の店舗展開を見せる。
- 1993年(平成5年) - 営業本部を東京に移設。
- 1994年(平成6年) - 商品開発部を東京に移設。
- 1997年(平成9年) - 東京証券取引所第2部に株式を上場。
- 1998年(平成10年) - 調味料事業部でISO 14001を認証取得。
- 2000年(平成12年) - 北京京日井村屋食品有限公司を中国に設立。
- 2002年(平成14年) - 本社などでISO9001を認証取得。
- 2003年(平成15年) - JOUVAUD(ジュヴォー)1号店を二子玉川に開店。
- 2003年(平成15年) - 調味料事業部でISO 9001を認証取得。
- 2005年(平成17年)4月1日 - 社内カンパニー制を導入。
- 2005年(平成17年)6月1日 - 井村屋乳業株式会社を吸収合併し、チルドフーズカンパニーとする。
- 2010年(平成22年)10月1日 - 会社分割による持株会社制へ移行し、井村屋グループ株式会社に社名変更[1] 。
主な製品
- 菓子
- 羊羹
- 水ようかん
- でこたんようかん
- カステラ5
- 冷菓
- あずきバー
- 焼いもアイス
- たい焼アイス
- 抹茶つぶあんモナカ
- メロンボール
- たまごアイス
- 中華まん(コンビニで販売されるものの委託製造から、家庭用まで製造・販売中)
- 肉まん、あんまん、カレーまん、ピザまん
- 食品
- 日配食品
- 豆腐
特徴
- 商品の多くにあずきが原料として用いられており、あずきをテーマにした販売促進キャンペーンを行っている[2] 。
- 同社ホームページ・製品パッケージにも表記されているが、毎月1日は『あずきの日』、7月1日を『あずきバーの日』として定めており、日本記念日協会に認定されている。
あずきバー
冷菓の「あずきバー」は単体売上高の2割弱を占める主力商品で、日本国内スーパーでは9割以上の店で売られるナショナル・ブランドである[3] [4] 。
- あずきバーは非常に硬く凍らせたものになっており、その硬いあずきバーを舌で舐めて融かして食す、もしくは同様の後に柔らかくなったところをかじるものになっている。
- 2008年からは、7月1日の井村屋あずきバーの日を前に、東京など日本各地の街頭であずきバーの無料配布を行っている[5] 。
- 同社は、2010年7月にあずきバーの商標登録出願を特許庁にしたが、同庁は「他の商品との識別が不可能である」としてこれを退けた。これについて同社は、この決定の取り消しを求め知財高裁に訴訟を提起。2013年1月24日に同高裁は「『あずきバー』は井村屋の商品の名称として広範に認知されている」などとして訴えを認め、特許庁の決定を取り消した[6] 。
CM
提供番組
現在提供中の番組は以下のとおり。
- お天気レーダー(日曜21時55分〜22時) - 東海テレビ・・・なお天気予報のバックの画面は、冬は中華まんの製造工程 夏は、あずきバーの製造工程の様子が放送されている。コマーシャルでは不定期に高木美保出演のあずき商品の30秒CMを放送し、夏はあずきバーの15秒CMを2本、冬は肉まん・あんまんの15秒CMを2本を放送している。
提供読みは、社名変更前は「井村屋製菓の提供でお送りします(お送りしました)」だったが社名変更後は「井村屋の提供でお送りします(お送りしました)」となっている。
- JNNフラッシュニュース(20時55分〜21時、CBC) - エンドカードは、夏はあずきバーのパッケージの写真が、冬は中華まんの写真が写っている。
提供読みは、「おいしいの笑顔をつくる、井村屋の提供でお送りしました」である。
関連会社
- 井村屋株式会社
- 本社・津工場 - 三重県津市高茶屋7-1-1
- 井村屋シーズニング(旧・シーズニングカンパニー) - 愛知県豊橋市西七根町字奥足田口88
- 日本フード株式会社(日本ハム関連の日本フードグループとは無関係)
タイアップ
- 天外魔境 第四の黙示録(肉まんなどがゲーム中のアイテムとして登場)
- ピクミン2(スペシャルサンクスとして作中に登場したお宝に協力)
その他
- TBSテレビ『がっちりマンデー!!』2012年9月30日放送分にて同社の特集が組まれ、浅田社長もスタジオ出演した[7] 。
脚注
- ^ 会社分割による持株会社制への移行に関するお知らせ (PDF)
- ^ 井村屋製菓HPキャンペーン一覧 同HP内に「あずきの健康パワー」「あずき農場日記」のページを設置
- ^ asahi.com「あずきバー、2億本超え挑戦 発売38年目、増す人気」
- ^ 第72期事業報告書 (PDF)
- ^ おやつナタリー "おやつナタリー あずきバーがもらえるよ。井村屋、記念日に向け街頭配布"2011年6月10日(2011年8月18日閲覧。)
- ^ あずきバー:商標登録訴訟 「井村屋グループ」が勝訴 毎日新聞 2013年1月24日
- ^ がっちりマンデー!!(2012年9月30日の放送内容) TBSテレビ