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ミッドフィールダー

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ファイル:396px-Boisko PositionsMidfield.PNG
ミッドフィールダーのポジション

ミッドフィールダー(midfielder)は、サッカーにおけるポジションの一つ。略記はMF。日本語では中盤フィールドの中央、フォワードディフェンダーの間に位置し、両者をつなぎつつ攻撃と守備の両方に関わるポジション。

以前はハーフバックやインサイドフォワード(インナー)と呼ばれていたが、1960〜1970年代から併せてミッドフィールダーと呼ばれるようになった。ディフェンダーからフォワードへのボールのつなぎ役として、リンクマン とも呼ばれていた。中央を受け持つ選手をセンターハーフ、サイドを受け持つ選手をサイドハーフと読んで区別する。

センターハーフ

(英)centre midfielder,central midfielder

中盤の中央に位置する選手。イングランドではセントラルミッドフィルダー、ブラジルではボランチ 、スペインではピボーテ、ドイツではゼクサー(6番の人、の意)と言い表される。役割ごとに、様々なタイプが存在する。

守備的ミッドフィールダー

(英)defensive midfielder

守備的ミッドフィールダーの位置

ディフェンダーの前に位置し、ボール奪取することが主な役割。「守り抜く」という意味の"ホールド"という言葉を用い、ホールディング・ミッドフィールダー(holding midfielder)、またアンカーフォアリベロと呼ばれることがある。ボールを奪った後に、攻撃参加することもある。目立つことは少ないが、現代のサッカーにおいて非常に重要なポジション。

代表選手はクロード・マケレレ。彼の運動量、ポジショニング、ボール奪取は、守備的ミッドフィールダーのお手本とも言われる。他には、

など。

レジスタ

(英)deep-lying playmaker

広い視野と正確なパスを駆使して、中盤後方から攻撃のタクトを振るう司令塔。

代表選手は

など。

オールアクション・ミッドフィールダー

(英)all action midfielder,"Box-to-box" midfielder

豊富なスタミナを持ち、守備から攻撃、組み立てからフィニッシュまでこなすオールラウンドプレーヤーを指す。

代表選手は

など。

オフェンシブハーフ

(英)attacking midfielder

攻撃的ミッドフィールダーの位置

トップ下 ホール(hole)とも言い表される。フォワードの後方、ミッドフィールダーの最前方に位置する攻撃的ミッドフィールダーを指す。味方へのアシストや、自らゴールを狙う。ドリブル、テクニック、パスなどに優れた選手が任されることが多い。

代表選手は

など。

サイドハーフ

(英)side midfielders

赤はウインガー、青はワイド・ミッドフィールダー

中盤のサイドに位置する選手。上下動を繰り返すので、豊富なスタミナが必要なポジション。

ウイングハーフ

(英)wing midfielders

サイドの攻撃的ミッドフィールダーを指す。主な役割は、サイドのからドリブルなどにより局面を打開して得点に絡む事で、シュートないしクロスを上げることが求められる。スピードがある選手、ドリブルの上手い選手が使われることが多い。

以前はフォワード(ウイングFW)と同じ高さに位置したが、ここ30年、戦術の変化に伴ってポジションが下がってきており、現在はミッドフィールダーに分類されることが多い。通常4-4-2または4-5-1のフォーメーション(攻撃時には4-2-4や4-3-3に近いフォーメションになることがある)で使われる。

代表選手は

など。

ワイド・ミッドフィールダー

(英)wide midfielder

サイドに位置するが、攻撃に特化したウイングとは異なり、守備も積極的に行う。サイドから攻撃の起点になる選手、ウインガーに分類されないサイドの選手に対して使う(ベッカム、フィーゴなど)。

代表選手は

など。

関連項目

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