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「ハヤテのごとく!」の版間の差分

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*『人間とは、猫に仕える執事のようなものかもしれない。第82話「なぜ毎回[[もののけ姫|もののけ]]の再放送を観てしまうのだろう。DVDまで持っているのに...」』
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*『あらゆるプロジェクトは成功する...とは限らない。第83話「[[プロジェクトX|プロジェクト伊澄〜挑戦者たち〜]]今夜はスカートにかけた女たちの物語です」』
*『あらゆるプロジェクトは成功する...とは限らない。第83話「[[プロジェクトX|プロジェクト伊澄〜挑戦者たち〜]]今夜はスカートにかけた女たちの物語です」』
*『第83話「130センチのダンディーと[[ぼくの地球を守って|僕の地球を守って!]] [[育ってダーリン!|ダーリン]]」いわゆるひとつの夢の生活...かもです。」』
*『第83話「(追記) [[130センチのダンディ| (追記ここまで)130センチのダンディー(追記) ]] (追記ここまで)と[[ぼくの地球を守って|僕の地球を守って!]] [[育ってダーリン!|ダーリン]]」いわゆるひとつの夢の生活...かもです。」』


===その他===
===その他===

2006年6月26日 (月) 08:44時点における版

Template:漫画
廃止されました

ハヤテのごとく!』(サブタイトル:Hayate the combat butler)は、畑健二郎漫画作品。

概要

週刊少年サンデー 2004年45号から連載されている。単行本は現在7巻まで発売されている。ラブコメディーの体裁をとっているがギャグ要素が非常に強く、伏せ字を用い他の事象(主にサブカル)の固有名詞を出すブラックユーモア的手法がよく採られる(「ガンしろまる」等)。主に1話完結的な物語だがストーリー性を持ち、物語内での時間経過が非常にゆったりとしている。数少ないコメディまんが。本来のサンデーの読者層とは多少違った印象を受ける事が多い。現在(06年5月)の作品内の時間は2005年2月下旬。

『ハヤテのごとく!』の連載前に、読みきり『ハヤテの如く』がサンデーに掲載された際に、登場人物のときメモファンドを絡ませた台詞が、「『ときメモファンド』が元本割れしたととられかねない表現である」としてコナミから厳重な抗議を受けた事がある。

また、週刊少年サンデースーパー2005年 5月25日増刊号にハヤテのごとく!外伝が掲載され、週刊少年サンデー2005年45号(10月5日発売)では、連載一周年記念として表紙&巻頭カラーを飾り、書き下ろしカレンダーポスターが載せられた。2006年のサンデー10号でバレンタイン企画としてラブラブチェッカーが付録として付いた。2006年4月25日の増刊号には4ページの短編と書き下ろしのカレンダーポスターが載せられる。

2006年1月15日大阪ドームで行われた第23回ワールドホビーフェアでサイン会が行われた。


注意:以降の記述には物語・作品・登場人物に関するネタバレが含まれます。免責事項もお読みください。


あらすじ

公立高校に通う平凡な高校1年生綾崎ハヤテは、放蕩癖のある両親を支えてバイト漬けの毎日を送っていた。しかしクリスマスイブの日、家に帰るとそこには両親からハヤテに宛てた手紙と一通の借用書が置かれていた。博打で1億5000万円の借金を作った両親が軽いノリでその借金をハヤテに押し付けたのだ。時を同じくしてハヤテの臓器売買を目論むヤクザが借金の取立てに押しかける。何とか逃亡し、切羽詰まったハヤテは近くの公園にいる少女を誘拐しようと思い立つ。その際少女は、ハヤテが言った「僕は、君が欲しいんだ(人質として)」という台詞を告白の言葉と勘違いしてしまう。そしてハヤテは、直後に別の誘拐犯に誘拐されてしまったその少女を成り行きで助けることになる。ハヤテが救出した少女、三千院財閥令嬢の三千院ナギは、綾崎ハヤテを自家の執事として雇い、さらに1億5000万円の借金を肩代わりする。こうしてお嬢様を守るため、そしてお嬢様に借金を返すため、『借金執事』綾崎ハヤテの日々が始まった。

主な登場人物

主人公

綾崎ハヤテ(綾崎颯、あやさき はやて)
主人公。たまにヒロイン。1989年 11月11日生まれのA型。気の弱い少年だが、自転車で時速200kmを出し(競輪の最高速度は時速約70km)、体重300キロの虎(タマ)を首投げにし、数十人の日本刀を持ったヤクザと戦って生き残るなど、さりげなくバイトで鍛えた超人的な肉体を誇る16歳。回が進むごとにそのバイト遍歴(に付随する笑えない不幸)が次々と明らかになっている。とことん運が無く、様々な不幸に巻き込まれる。また、意味の無いところで貴重な運を使い果たしてしまう。将来の夢は3LDKに住むこと。
借金の肩代わりをして執事として雇ってくれたナギに大きな恩義を感じ、執事として心から彼女に尽くす。彼女のためなら『鬼にも悪魔にも』なり、法律すら『どーでもいい』。但しナギのことはあくまでご主人様として大切に思っているだけで、異性としては現在のところ全く意識しておらず、ナギから自分にゾッコンだという勘違いをされていることも気付いていない。年上が好みで、異性としての関心はむしろマリアやヒナギクに向かっている。
容姿は『微妙』と評されている。女装をさせられたりネコミミを付けさせられたことがあるのだが、その際には並みの女の子よりも可愛いらしい。
借金の総額は約1億5838万4千円。ナギへの借金の返済には約40年かかる模様。借金の詳細は、親の借金が1億5680万4千円、父が滞納していたワタルの家のレンタルビデオの延滞料金が158万円ある。家族(父、母、兄)はいずれも行方不明。父親の名前は綾崎瞬(あやさき しゅん)。
元は公立潮見高校の1年生だったが、諸事情によりナギと同じ白皇学園高等部に通うことになる。「必殺技ぐらい持ってて当然」という一流の執事を目指すため、苦労の末ついに必殺技「疾風のごとく」を会得したが、未だ未完成の自爆技である。三千院帝からもらったペンダントを服の下につけている。掃除等の際にはめぞん一刻の「PIYO PIYOエプロン」を着ている。
今のところナギ以外では、伊澄、咲夜、ヒナギク、歩がハヤテに想いを寄せている(マリアに関してはまだ不確定段階)。
ワタルには、前に助けた事がきっかけで慕われており、タマとも現在は仲がよくなっている。
ゴールデンウィーク中に、ナギ、マリアと共にエーゲ海ミコノス島バカンスに来た時、過去へタイムスリップしてしまい、当時のナギの命を助けたことがある。
なお、執事として雇われはしたものの、作品中ではまだ従僕や下級使用人としての仕事しかしていない。
三千院ナギ (三千院凪、さんぜんいん なぎ)
メインヒロイン。1992年 12月3日生まれのAB型。三千院財閥令嬢の13歳。思い込みが激しく、ハヤテの言葉を誤解して好意を持ち、ハヤテを執事として雇う。わがままだが根は優しく、勉強はできるが絶望的な料理下手で運動音痴で暗所恐怖症という典型的なお嬢様キャラ。負けず嫌いで非常に気が強いが、夜は一人で眠れず、辛いものは食べられない。重度の方向音痴。通学は毎日車であったため、1人で学校に行けない。身体能力はスペラしろまるカーの主人公並みで道力は0.01である。ナギにとって50mは長距離に等しく、500mを完走できなかったが、特訓の末走れるようになった。腹筋は一回もできない。ハヤテには「スゴく体が柔らかい」とおだてられたが、その時ナギがやった立位体前屈は指先が地面にチョンと触れる程度で、同年齢の女子の記録を大きく下回る。幼時から英才教育を受けていたため頭は良く、特に経済学に精通しており、飛び級で高校一年生になっている。趣味は漫画を読むことと描くことで、非常に漫画に影響されやすく時折漫画から人生哲学を得る。画力はそこそこだが、ストーリーや設定があまりにも独創的で理解されない。伊澄が唯一の理解者。そのため幼少時に伊澄に「結婚してください」と言ったことがあり、自作の婚姻届に手形を押したこともある。何度も賞に応募しているが、ことごとく落選である。ゲーム全般、特にネットゲームが好きでゲーム機それぞれに専用部屋があったり(プレステ部屋、ドリキャス部屋など)ムシキング(許可が下りたので実名)の筐体を大人買いしたりしている。
西沢さんに『七色の声を持つ声優さんが後ろに見える』と評されるほどの歌声の持ち主。ヒナギクに(本人に言わせると『ちょっと』)あこがれている。
幼い頃から度々営利誘拐の危険に晒されたこともあり、かなりHIKIKOMORI傾向の強いインドア派になってしまった。働いたら負けかなと思っている。『友達』である西沢さんを『泥棒ハムスター』、『不法侵入ハムスター』等と呼び、『ハムスター』で定着した)。
過去にミコノス島タイムスリップしたハヤテに命を助けられたことがある。両親は事故で他界し、唯一の血縁(直系の血族)は祖父の三千院帝。

周囲の人々

三千院家関係者

マリア
自称メインヒロイン。三千院家に仕える有能で美人なハウスメイド。17歳でO型。クリスマスにとある教会のマリア像の前で拾われた所からその名がついたという。ナギにとってはメイドであり母であり姉であり友達でもある。ハヤテ、ナギと並ぶ本編のメインキャラとされ、物語の司会進行的な役割を担っている。が、そのためボケキャラ集団の登場人物たちに対してツッコミにまわりがち。またそういった立場や落ち着いた物腰により、17歳相応として扱ってもらえないことがあり、度々落ち込む。
経歴等は謎の部分が多いが、ナギの通う白皇学院で飛び級を重ね、10歳で白皇に入学してから生徒会長を2期連続で務め、最優秀生徒に贈られる銀時計を3つ与えられ、3年間成績はぶっちぎりのトップで13歳の時高校を卒業したらしい。。
その出生と経歴のため、ハヤテが現れるまで身近に年の近い男の子がおらず、恋愛経験は皆無。ハヤテとナギの、双方誤解の上に成立している危うい恋模様を見守っている。彼女も最初はハヤテを弟のように思っていたが、次第に異性として意識する感情が生まれつつあるようだ。
ゲームと名のつくものは全て得意。自分でりんごを育てて絶品アップルパイをつくったり、非常に精緻なチョコを手づくりしたことから、料理をはじめ家事全般においてハヤテを上回る実力を持つと思われる。しかし地下鉄やカラオケを知らないなど、意外と世間知らずで、金銭感覚もずれている。ひっそりと咲く花が好き。ゴキブリが苦手。キレるとすごいオーラを放ち、クラウスでも太刀打ちできない。「連載が継続しているのは私の力と読者のおかげ」と自分で言ってることもある。
編入試験で1点差で不合格だったハヤテを推薦状の加点で合格にしたことなどから、白皇学院の理事長から信頼を得ていると思われる。メイドブラックマックスハートの正体。また、その名を使って「さみしいとやっぱりウサギは死ぬ」という歌を作詞作曲して歌っている。マイブームはカラオケ。
クラウス(倉臼征史郎、くらうす せいしろう)
三千院家の執事長。れっきとした日本人。ナギよりもマリアとの方が付き合いが長い。ナギのベッドの下から出てくるなど、変態のような行為も目立つが、かなり有能でめちゃくちゃ強い58歳。三千院本家の執事長なのかナギの別宅の専属なのかは不明。お金で物事を解決するのが老人の戦い方だと思っている。ハヤテを執事と認めず、ことあるごとに追い出そうとしている。女装したハヤテに恋心を抱く。海で溺れたハヤテを助けたことがある。
タマ
飼い主のナギはなぜか猫だと思っているが大型のホワイトタイガーアフリカでナギに拾われ、贅沢な環境と愛情に囲まれて育ちついには人語を解するようになったが、そのことはハヤテとワタル以外誰も知らない。だが、1巻末のおまけページと、3巻カバー裏漫画内の1コマではナギと会話をした。トラでありながら女装したハヤテを見て興奮するなどかなりの女好きで、屋敷に侵入した西沢さんを『本能に従い』舐め回そうとした。熱い風呂を好む江戸っ子を自称している。宅建2級、ボイラー技士の資格を持つものの、三千院家のボイラー室の修理に失敗し、完膚なきまで破壊したことがある。後に読者からの指摘でアフリカにはトラは生息しないことが判明しているが設定はそのままになっている。
白野威(しらぬい)
額に十文字の傷がある子猫。黒猫だが襟元は白い。ヒナギクが拾ってきたが、ヒナギクの母が猫アレルギーだったのでハヤテを介してナギが飼うことになった。一目でナギたちを虜にする凶悪な可愛さを持つが、その一方でタマを陥れる狡猾な頭脳をも併せ持つようだ。
愛沢咲夜(あいざわ さくや)
ナギの親友、というより従姉妹で腐れ縁の女の子。ナギからはサクと呼ばれる。ナギと同じくかなりのお金持ちでいつも巻田、国枝という執事を引き連れている。典型的な関西人で笑いに命を懸けている。弟と妹が4人いるので、面倒見がいい。危なっかしいナギを放っておけないが、アドバイスは総じて役に立たないらしく、マリアと比較して「頼りにならない姉」呼ばわりされている。鯉ヘルペスの妖怪退治でハヤテに助けられたのを契機に、彼への恋心に目覚めたらしい。ナギ、伊澄と比べればかなりの庶民派。血縁より笑いをとる。母はいない。現在女子校に通っていて、モテモテ。普段はナギよりもフリフリのお嬢様っぽい服を着ている。兄であるギルバートの影響か、たまに話している途中英語が混じる。
22億円をかけた豪華客船なクルーザー(安すぎるため、単行本化に際して「タイタニックの映画より金がかかっている」と訂正された。ちなみに映画タイタニックの制作費は2億ドル)『"タイ"タニック号』(タイはタイガースのタイ)を所有していたが、テロリストが仕掛けた爆弾によって沈没した。
ギルバート
咲夜の腹違いの兄で、隠し子。三千院家の財産を手に入れるため、ナギに土下座してまで謝らせようとしたり、狂言誘拐と称しナギを泣かせようとしたことがある。カタコトの日本語を喋る。ハヤテに敗れた後、体を鍛えるために水泳を始め、その上ライフセービングに目覚めた彼は、あっという間になんだか分からない怪しい力を手に入れて、『海の勇者ライフセイバーズ(作 畑健二郎)』に登場することになる。
本人曰く、謎の組織「ラッキークローバーズ」に所属(その直後、即興で考えた空想上の組織であることと、「むろん仮面ライダー55しろまるからのパクリデース!」という事実を認める)。
三千院帝(さんぜいん みかど)
ナギの祖父。三千院財閥の長。石油王らしい。ナギが評するに『ドラゴンクエストIII』のゾーマ、咲夜が評するに落語でいう談志のような存在。但しマリアには弱い。
ハヤテに対し、借金返済に費やされる人生の意味を問い、謎のペンダントを与えた。また親戚中に「ナギに泣いて謝らせる事ができた者に三千院家の遺産を全て相続させる」と宣言し、「ハヤテをボコボコにすればナギは泣いて謝る」とけしかけた。これにより三千院家の財産を狙う者達の矛先はナギからハヤテに向かうことになった)。
姫神(ひめがみ)
ハヤテの前にいたナギの執事。ナギと仲が良かったようだが、何らかの理由で三千院家から出ていった。ナギとの間に何らかのトラブルがあったとも思われるが詳細はまだ不明。必殺技『三千院奥義』の使い手だが、それがどんな技かは不明。その奥義を使うたびに壁や天井を壊して、マリアが修理していたらしい。

ナギとハヤテの友人たち

鷺ノ宮伊澄(さぎのみや いすみ)
9月24日生まれのO型。マリア以上にナギの事を理解している一番の親友。天然でおっとりというよりは少し鈍なところがある。咲夜のしゃべっていることは、早口な上、関西弁なので半分も理解できない。ナギに勝るとも劣らない驚異的な方向音痴であり一人ではどこにいくか判らない(と言うより行き先を忘れる)。エスカレーターにうまく乗れない。一子相伝「術式 八葉」の力を受け継いだ巫女である。その力なのか護符で無数のネズミを追い払うなど陰陽師ゴーストスィーパー的な要素も見せ、幽霊退治や除霊も行う。最近見せた必殺技は八葉六式・撃破滅却。範囲攻撃なのか、成仏させたくない亡霊がいると大きな力が使えないらしい。治癒能力もあり、本人は「ハンドソープ」(ハンドパワーと言いたいらしい)とごまかしている(バレているが)。ハヤテと咲夜はこのことを知っているが、ナギには絶対に秘密である。大好きな変身ヒーロー(秋塚さん)に似ていると言う理由で、ハヤテに好意を抱いているが、ナギのために身を引いている。ナギの描く漫画を理解できる唯一の人物。ウルトラマンではベムスターが好きで、物真似ができる。小さい頃に、ナギが暗所を怖がるようになった原因を作ってしまったことがある。実は、ナギの勧めるマンガ、ワタルの言うアニメはよく分からないらしいが、特撮ヒーローに関しては詳しい。「スカートはスースーして恥ずかしい」という理由で、白皇学院にも私服で通っている。一度咲夜にスカート付きの服を着せられた。普段はあまり怒らないが、やはり怒る事もあるらしい。姓は練馬区の隣にある中野区鷺宮からか。
橘ワタル(橘亘、たちばな わたる)
クチは悪いが熱血少年。8月30日生まれのAB型。元は財閥の御曹司だったが、その財閥は没落し、今ではグループ企業唯一の生き残りのレンタルビデオチェーンの本店の店主を勤める13歳。ナギの許婚だが、それは両親が財産目当てに決めたことであり、当人同士はいつも口喧嘩ばかりしている。ナギとの婚約を破棄するために、三千院家なんか目じゃない財産をつくろうと日々努力している。実はものすごく勉強家で努力家で、根は優しい。ハヤテにあこがれていて、メイドのサキをとても大事に思っている。伊澄に好意を抱いているが全く相手にされていない。彼にとって生きることは戦いであり、そのためか一年中不機嫌そうな顔をしている。アニメに関しては非常にうるさく「ナギに自慢する」ためにヤシガニ(地上波放映版)などの(マニアにとっての)希少ビデオを持っている。ナギと違って交友関係が広い。「年上女殺し」や、「全五十二話のアニメ一気鑑賞」と言う必殺技(?)を持つ。白皇学院に在学中。
貴嶋サキ(貴嶋沙希、きじま さき)
ワタル付きのメガネっ娘メイド。一見、有能そうな雰囲気だが、かなりのドジっ娘でもある。6月17日生まれのB型。多少男性に対して潔白症のきらいがある20歳。常にワタルのことを心配している一方、時に男として頼りがいのある所を見せるワタルに心をときめかせている。家事全般が苦手であるが、小物作りは得意である。ただし、祖母から教えてもらったデザイン以外はできない。風呂が長い。ほんのわずか部屋にいただけの他の女の残り香を嗅ぎ取る嗅覚を持つ。成人式のお祝いにワタルから20万円の振袖をもらった。毎年、バレンタインデーにはワタルにチョコをあげている。メイドホワイトマックスハートの正体。
桂ヒナギク(桂雛菊、かつら ひなぎく)
ヒロインの1人。3月3日生まれのO型。ヒロインのなかでも非常に高い人気を誇る。高校1年生でありながら白皇学院高等部の生徒会長を務め、教師である姉よりも出来がいいと評判。ハヤテやナギと同学年。家族構成は義父、義母、雪路(実姉)。ハヤテのストライクゾーンに入っている。剣道部部長。名匠正宗の作った最強の木刀・正宗も使いこなす。ナギ以上の負けず嫌い。ハヤテに好意を抱いているが、その気持ちに素直になれず、ツンデレのような一面を見せる。マラソン大会で自由型一位入賞をハヤテに妨害された腹いせに、嫌がらせのため他人行儀に「綾崎くん」と呼んでいたが、意識しないとすぐ「ハヤテくん」にもどってしまう。彼女を「ヒナギク」と下の名前で呼ぶ男子生徒はハヤテだけで、ハヤテの事を特別扱いにしている。才色兼備で、何事にも努力を惜しまない努力家であり、大抵のものは克服してきた。しかし極度の高所恐怖症で、これだけはどうにもならなかった。責任感・正義感が強く、かなりの家族思い。ネーミングセンスはない。バレンタインには前述の性格や、男っぽくてかっこいいという理由で女子から大量のチョコをもらう。昔は男子を泣かすほど男より男らしかった。高所恐怖症なので、生徒会室のある時計塔から見える絶景を一度も見たことがない。マラソン大会のコース全部に出るくらい運動好き(第六コースである自由型以外の一年女子コースを全勝)。泉たち三人の、クラス委員としてのあまりにズボラな仕事振りが頭痛の種となっている。スカートの下はスパッツなのでハヤテの前で堂々とめくって見せた。5歳の時に8000万円の借金を残して両親が失踪。霊感があり、実際旧校舎の中で人魂らしき霊を見た。シャフルナーズの一件を見る限り元ネタになった可能性は低いが、「常習盗賊改め方 ひなぎく見参」の「如月雛菊」に、内面も外見も似ている。
桂雪路(かつら ゆきじ)
白皇学院の世界史担当の教師。ヒナギクの姉。当初はハヤテたちのクラス1年7組の担任だったが、不祥事の連発と牧村志織の赴任により副担任に降格させられた。11月10日生まれのB型。かなりグータラで給料を減らされ万年金欠病に罹っている28歳。マラソン大会前には、たくさんの人々からお金を借りていたが、マラソン自由型で優勝したためヒナギク以外の借金はヒナギクが強制的に全額返した(ヒナギクは一緒に出場した薫先生の山分けのことについては触れてない)。家族構成は義父、義母、ヒナギク(実妹)。金の亡者。貧乏なので宿直室に住んでいる。給料の大半は、酒に消えているほど酒好き。ただ、さすがに最低限の良識は持ち合わせているようで、もともと住んでいた桂邸の離れのように、宿直室に酒瓶があふれているわけではない。ダメ人間だがかなりのグレートティーチャーで、生徒の信頼は厚い。バカにされると『うるさいうるさいうるさ――い!!』『先生だぞー!!バカにすんなー!!』と魂の叫びを上げる。ハヤテの白皇学院編入試験のとき、自分のことを『美しき世界史教師桂雪路』といった。ヒナギクには、一度もケンカで勝ったことがない。ドンペリはあこがれ。薫と一緒に飲みに行くこともある。大人一人を片手で持ち上げ、スター状態のマリオのように人を弾き飛ばしながら走ることができる。ハヤテと一緒に教会の地下ダンジョンに入ったときは、宝に目がくらんであらゆるトラップにかかった(が、ピンピンしている)。ミルクティーは砂糖三つで、和菓子的なものといっしょに食べる。昔、ギターをやっていたようである。18歳の時に両親が失踪し、残されたコーヒーショップでヒナギクと苦心して失踪した両親が残した借金8000万円を返した。作品世界中、「ナギには胸がない」、「ヒナギクはペッタンコ」と喝破した唯一の人物。元々は別の読切の主人公として考えられていたキャラらしい。常にバーサク状態
西沢歩(にしざわ あゆむ)
ヒロインの一人。5月15日生まれのA型。とにかく普通で、特徴らしい特徴がないのが特徴の16歳。筆者曰く「限りなくジム的なキャラ」。ハヤテが以前通っていた潮見高校の一年生。ハヤテに告白するもはぐらかされてしまう。しかしバレンタインの日にヒナギクの力を借りて再度告白し、現在は返答を保留中である。ワタルのレンタルビデオ店の常連で、弟の親友である彼とは仲がいい。ハムスターのオーラを持ち、ナギの龍のオーラに食べられそうになる。ハヤテをかけてナギに二度挑戦(オーラ対決・歌唱力対決)するがどちらも大敗。語尾に「〜かな!?」または「〜かな?」を付ける口癖がある。カラオケでは35点の歌唱力を披露。ナギとの二度の戦いを経て、三千院家に普通に出入りできるようになった。ハヤテが『執事実習』により、『執事とらのあな』から家に執事として派遣されてきた際に、部屋に入ってきたナギ&タマをハヤテと勘違いして、お休みのキスを頼んでしまい、タマに唇を奪われてしまう(本人はその日の出来事を全て夢だと思っている)。私室にギターケースらしきものがあるので、弾けるのかもしれない。なお、私室には絨毯がひいてあったり無かったりする。おそらく左利き(ハヤテをビンタした手がおそらく左手、自転車のベルが左、ショルダーバッグを左肩から右手に掛けている)。利き足は右足(自転車を手で動かすときの体の位置より)。この漫画の初期の構想段階からいる一人。バックステージVol.36では名前の振り仮名が『にしざわ あゆみ』になっている。
西沢一樹(にしざわ かずき)
西沢歩の弟。ワタルの親友。学校は違う。一年前に偶然出会ったナギに一目惚れする。素直である。ナギに告白するも振られてしまう。しかしデートをしたりして、仲よくなる。歩にはカズと呼ばれていて、彼女の逆鱗に触れるとしろまる ゙エさん家みたいに耳をつねられる
瀬川泉(せがわ いずみ)
ハヤテと同じクラスの女の子。学級委員長でレッド。6月21日生まれの16歳でA型。生徒会の役員で、いつもニコニコ笑っている(たまに怒り顔を見せる事もある)。花菱美希、朝風理沙とは小学校のころからの仲。よほどのことで落第しそうなぐらい頭が悪い。父は日本では超有名な電気メーカー(恐らくSONY)の創始者。カレーは辛口。宿直室の風呂に入ることもある。ハヤテを『ハヤ太君』と命名し、ヒナギクのことを『ヒナちゃん』と呼ぶ。基本的にはみんな『ちゃん』付けで呼ぶ。苦手なことは嫌いで、それ以外はみんな大好き。生徒会でマラソンに何も出ないとヒナギクと自由型に強制出場させられるのを見越して理沙と共に500メートルに出た。いじめられるのがスキ?スカートの下はヒナギク同様スパッツで、やはり彼女もハヤテの前で堂々とめくった。
花菱美希(はなびし みき)
ハヤテと同じクラスの女の子。副学級委員長でブルー。生徒会の役員。9月9日生まれの16歳でAB型。作者曰くツッコミ要員。瀬川泉、朝風理沙とは小学校のころからの仲。代々政治家の家系で、祖父は内閣総理大臣経験者。一見クールに見えるが、しゃべれば毒舌。三人の中で一番背が低い。よほどのことで落第しそうなほど頭が悪い。運動嫌い。カレーは甘口。ヒナギクに強制的にマラソン自由型に出場させられた。何故かヒナギクの言葉に照れる。ハヤテを『ハヤ太君』と呼び、雪路を『雪路』と呼び捨てにし、ヒナギクの事は『ヒナ』と呼ぶ。
朝風理沙(あさかぜ りさ)
ハヤテと同じクラスの女の子。風紀委員でブラック。生徒会の役員。7月13日生まれの16歳でO型。瀬川泉、花菱美希とは小学校からの仲。三人の中で一番背が高い。結構な神社の娘で巫女。ただし、伊澄のような力はない。陰湿なタイプだが悪い子ではない。よほどのことで落第しそうなほど頭が悪い。カレーは中辛。自己紹介のとき、三番目だったので、『ミナミハルオでございます。』といって美希に殴られた。下ネタの方向に話が行くことが多い。ハヤテを『ハヤ太君』と呼び、雪路を『雪路』と呼び捨てにし、ヒナギクのことは『ヒナ』と呼ぶ。マラソン自由型の強制出場を避けるために泉と共に500メートルに出た。
薫京ノ介(かおる きょうのすけ)
白皇学院の教師。職員室でガンプラを作っている。雪路にナワしろまると呼ばれ、「ナワしろまるじゃねーよ。だったらてめーはキバしろまるかよ。」と突っ込んだ。白皇学院でハヤテを探す際、「ナワしろまるはバカだから一人で徳川埋蔵金でも探していれば!?」と、雪路にかなりぞんざいに扱われた。雪路と飲みに行く事もある。28年間ガンプラ以外に彼女ナシ。生徒の前で、チェリーボーイであることを雪路に暴露される。そのため雪路に殺意を抱いている。雪路と一緒にマラソン自由型に出たが、賞金の話題はその後ない。
メイドマックスハート (まっくすはーと)
『マラソン自由型』でハヤテとナギのピンチに現れた謎の二人組。登場文句は『弱きを助け 強きをくじく!! 我ら正義の味方!! メイドブラックマックスハート!! お...同じくメイドホワイトマックスハート...』。マリアにそっくりな方がメイドブラックマックスハート。サキにそっくりな方がメイドホワイトマックスハート。『2人でキュアキュア』らしい。ナギはかっこいいと思ったようで、2人からサインをもらいたがっている。グラサン着用。見た人には『見なかったことにしてほしい』と思っている。気づいた人はツッコミ禁止。しかし、氷室と大河にあっさりと正体をばらす。この格好はクラウスの指示。
冴木ヒムロ(冴木氷室、さえき ひむろ)
タイガの執事。17歳。ハヤテのネクタイを奪い、ハヤテから「ネクタイの君」の名を授かる。純粋。お金が大好きで魚は嫌い。ポケットの中に100万円あると見抜くことができる。勝負は一番効率的な勝ち方を選ぶ。木の幹に垂直に立つことができる。いくらでもバラの花を出すことができ、それで攻撃もする。タイガとペアを組む。実は低血圧。マージャンも強い。非常に優秀な執事、のようだ。
大河内タイガ(大河内大河、おおこうち たいが)
いつもヒムロの後ろで花びらをまき、ヒムロにいいように扱われてるが満足している少年。10歳。ヒムロの主人なのに彼の朝食をつくっているらしい。ヒムロの世話が好き。
東宮康太郎(あずまみや こうたろう)
剣道部部員。ヒナギク曰く「貧弱で泣き虫で情けない」。根性無し。困るとドラえもんよろしく野々原を呼び、結果彼にお仕置きされる。剣道部だがヘタクソなので、太刀筋がメチャクチャ。ヒナギクに惚れている。当初の名前は東宮大弘(あずまみや だいこう)という設定であったが、何となくタイガとかぶるとの理由で変更された。
野々原楓(ののはら かえで)
康太郎の執事。いつも不敵な笑みを浮かべている。超爆裂火冥斬(コミックスでは超爆裂炎冥斬)(セーフティーシャッター)という超必殺技を持つ。康太郎の情けない姿を見ると必殺技を叩き込まずには入られない。バックステージVol.41では名前が野々村楓となっている。偶然だろうが、BLEACHの市丸ギンに容姿がよく似ている。実は最初は女執事という設定だったらしい。

外部のキャラクター

リィン・レジオスター
アレキサンマルコ教会神父だった。自称「秋葉ロード・ブリティッシュ」。趣味で教会の地下に巨大迷宮を作り、そこに数多くのトラップを仕掛けた。しかし、仕掛けた本人がそのトラップにかかり死亡。亡霊となって迷宮に出没していた。伊澄に消されかけ、三途の川を見た。迷宮の消滅後はハヤテにしか見えなくなり、ハヤテの周囲で役に立たない助言役を務めている。
フォルテシア・ニース
アレキサンマルコ教会(ついでに執事とらのあな)のシスタージャニーズのファンだが、最近ではアトベ様にまで手を出し、テニプリミュージカルにまで出かける神の使いぶりである。伊澄に教会の悪霊の退治を依頼した。
牧村志織(まきむら しおり)
エイトを創った研究所「M.H.E(ミカド・ハイパー・エナジー)」の人型介護決戦兵器開発主任。プロトタイプセブンやエイト、警備8801らの形状からして、明らかに人型ではないことは気にしてはならない。また、見落とされがちだがアレキサンマルコ教会の地下にあったM12も彼女の作品である。一見まともそうだが天然ボケで悪意なく厄災を撒き散らす明らかにマッドサイエンティスト体は大人、頭脳は子供な独身の22歳。単行本3〜4巻で登場したプロトタイプセブンは、制御チップを入れ忘ていて、様々な人に迷惑をかけた。本人はそのことを一切知らない。入れ忘れの制御チップを見て、エイトに制御チップであることを教えられ、一通り会話を交わしても、自分がプロトタイプセブンに制御チップを入れ忘れたことには気付かなかった。今はエイトが恋人。後に、製作した機体の度重なる暴走・大破を上司に叱られ、科学者にとって大事な「人としての心」を学ぶために母校である白皇学院に赴任してくる。雪路を蹴落とす形でハヤテたちのクラスの担任となり、テストの採点を一瞬で終わらせる頭脳明晰な一面を見せるが、百葉箱を怪しげな機械に改造したりしている。
エイト
三千院財閥傘下の企業が開発中の介護ロボット。非常に短気で、胴体から無数のミサイルを発射するなど、とても介護用には見えない。何度かスクラップにされかけたが自力で復活。自分を創った牧村に好意を抱き、告白。現在交際中(ただし牧村にどこまで本気で相手にされているかは不明)。システムを修正され、ある程度は温厚になったと思われる。
胴体正面の番号はシステムのバージョンアップに対応していた。初登場時には「8」、三千院家に復讐に現れたときには「8.1」、遊園地に再び復讐に現れたときには「8.2」、牧村の許に戻ってからはバージョン8.3以降と思われるが表記は「8」になっている。
彼のプロトタイプボディ「7」は、攻撃性に優れた(本人曰く「やさぐれていた」)バージョン8.2のシステムを搭載してギルバートに納入されている。
69話で白皇学院に現れたときは身長3メートル程の巨大な装甲ボディを纏っていた。
少年サンデー誌上では、作者の自画像の代わりに彼の顔が使われている。
橘円京(たちばな えんきょう)
ワタルの祖父。故人。橘グループ総帥だった。遺言でワタルをナギの許嫁にすることを決めた。
貴嶋レイ(きじま れい)
サキの祖母。行方不明になった娘夫婦(実はレイがぼけて忘れているだけで、ずっと上野に住んでいる)を捜すため、サキと一緒に世界を漫遊していたが、サハラ砂漠のど真ん中で命が尽きようとしていたとき橘円京にサキとともに助けられる。大統領 暗殺を防ぎ、犯罪捜査にも協力したことがある。サンバイザーを愛用する。漢字表記は不明。
ソニア・シャフルナーズ
眼鏡を掛けた19歳のシスター。フォルテシア・ニースの偽物として登場。一応本物のシスターである。一見知的で清楚な感じがするが、睡眠とお金の事になると、少し我を忘れてしまう。本人曰く、それ以外はパーフェクト。
家は代々シリチアマフィアを営む家系。アイスの当たり棒偽造が精一杯の小悪党だった父親がミコノス島でナギを暗殺しようとして、タイムスリップしたハヤテに邪魔され失敗。父は改心し、日本で板前修業をしていたがフグにあたって死亡。父の仇を討つべく"タイ"タニック号を襲わせるためにテロリストを手配したり、巨大ロボを作ったりしていた。
日本語がまだうまく使えないので、台詞がものすごく毒舌になる時がある。華奢な姿からは想像もつかないほど強く、右利きらしいが左手の握力だけでドアノブを引きちぎったり、部品単位まで分解したり、ナイフを持った暴漢を背負い投げしたりしている。日本の文化には疎く、電車の中で人を助けるとエしろまるメスのティーカップがもらえるという伝説を信じていた。
執事とらのあな偽装計画の失敗とワタルの説得によって三千院家への復讐を断念し、その際にワタルに惚れたらしい。
連載時はヒルダ・シャフルナーズという名だったが(参考:バックステージVol.62)、別の漫画で同名で同じくシスターであるキャラが見つかったため、単行本で「ソニア」という名前に変更された。
ヒナギクの義母
ヒナギクと一緒に暮らしている(彼女の実の両親は失踪中なのでどうやら義理の母親らしい)。とある事情で三日間、三千院家に戻れなくなってしまったハヤテを喜んで泊めてあげるなど、心の広い優しい女性。ハヤテにネコミミ着用を迫るなど少々困った趣味の持ち主でもある。ハヤテを気に入ってしまい、彼を娘の彼氏だと誤解して喜んでいた。作者曰く、初登場時老けて書きすぎたため、これからどんどん若返らせる予定とのこと。

単行本にだけ出てくる人物

オルムズト・ナジャ
女神だが見た目は羽衣をまとった少女にしか見えない。カバー裏漫画における畑健二郎の代理。ヒロインの座を狙う。作者のデビュー作『神様にRocket Punch!!』に登場しているキャラクターである。ある程度の願いを叶えてくれるが、かわりに寿命50年分をとられる。1コマだけ目にモザイクをかけた羽衣なしでテレビに登場。カバー裏漫画では後ろから2コマ目で爆弾発言をし、よくひどい目にあっている(詳細はネットで打ち切りが話題になったため(一巻)、単に作者が安易なお色気を描きたいと言ったため(二巻)、自分をヒロインにと言ったため(四巻)、見られて困る画像も一緒にとんでて安心したという嘘の説明をしたため(五巻))。そのときには必ずロープ、重いもの(大きな石、1トンと書かれた重り、21インチCRTモニター(約20キロ))が出てくる。
畑律子 (読み方は不明。はた りつこ?)
茶道家。畑健二郎の母。宝塚のファン。よく倒れる。2005年、「熱射病みたいなもの」(畑健二郎談)にかかり救急車で搬送される。2006年、『カイジ』を読んだ。右利き。免許は不所持。単行本のオマケコーナーで「ハヤテのごとく!」の題字を書いている。

ナギの漫画の登場人物

ブリトニー
ナギが現在執筆中の漫画「世紀末伝説マジカルデストロイ」の主人公。
絵柄的にはどう見ても男なのだが、敬称が「ちゃん」だったり魔法少女だったりすることから、恐らくは女だと思われる。日本刀に形状が酷似した「マジカルステッキ」なる武器を愛用してるが、一度折れてしまった。必殺技は、「マジカル全滅ビーム」。一人称は「あっし」。先輩に思いを寄せている。
先輩
星型の謎の生命体(?)。ブリトニーから「先輩」と呼ばれているので、恐らくブリトニーが通う学校の先輩であろう。戦闘時にサポートキャラになっていたり、ブリトニーに「あまりなつかないでくれるか?」と言ったり、色々と謎が多いキャラである。ナギに「男はつれない態度に弱い」と激しく勘違いさせたキャラでもある。

登場した場所

お屋敷
三千院家の別宅の中でも特に小さいお屋敷。使用人はさほど要らず、現在はナギ、マリア、ハヤテ、タマしか暮らしていない。前述のように別宅の中では"特に小さい"が、一般的な感覚で言えばありえないほど大きく、体の小さなナギは苦労していたりする(建てなおす金はあるが、ナギにとってそんな理由で家を建てなおすということはそのように設計した祖父に対する敗北に等しいらしい)。風呂は大浴場になっている。隣のボイラー室は配管が複雑に入り組んでおり、ハヤテが「何? 三千院家のボイラーは動力がしろまるなの? ここフロのとなりだよね・・・。」と呆れるくらいの部屋である。ナギの書斎、漫画部屋、プレステ部屋、ドリキャス部屋などがある。トイレはいまのところ一つしか確認されていない。
敷地内にナギナギランドという遊園地があり、常にケレ・ナグーレなどのマスコットキャラがいるが、身長制限である140cm以上をナギがクリアできていないため、ことごとくアトラクションに乗れない(お化け屋敷や観覧車など身長制限のないアトラクションもある)。また、敷地内には三千院競技場もある。庭にはマリアの家庭菜園がある。ビリヤード室など、遊戯室もある。裏庭は手付かずなので、どんな状況になっているか誰も知らず、巨大な大蛇が生息したかと思えば、真冬でも様々な花が咲いていたり、崖の上だったりと訳がわからない。いくら屋敷が破壊されても、次の日には修理されている(マリアが後片付けしているらしい)。パーティ会場もある。庭はほとんど森になっていて、そこら中に監視カメラがついている。タマは基本的に敷地内では放し飼いになっている。
基本的に執事は食事を台所でさっさと済ませることになっている。ナギの食事はマリアが、マリアとハヤテの食事はハヤテが主に作っている。練馬区にあり、近くに西武線が走っている。キッチンは少なくとも2つある(ナギがおかゆを作ったキッチン(二巻)とハヤテとマリアが朝食をとっていたキッチン(四巻)の光景が違いすぎる)。
白皇学院
お金持ちが通う日本有数の進学校。敷地内はヴァナ・ディール並に広く、初めてならばほぼ確実に迷うらしい。初等部からエスカレーター式で大学までいけて、よほどのことがない限り、留年はない。しかし、高校から編入してきたり、飛び級をしている生徒は、期末テストで高得点を取らなければ必然的に厳しい処分が下る。これは、『平等』という精神はこの学校にはなく、一部の生徒は学院の名誉のために貢献する義務があるためである。生徒会長はヒナギク。学院の中央に聳え立つ時計塔は、『ガーデン・ゲート』といい、時計の真下部分に『天球の間』という生徒会室があり、エレベーターで昇る。生徒会室直通エレベーターの扉は雪路によって破壊されたことがある。基本的に生徒会の生徒しか入れない事になっているが、ハヤテはヒナギクの好意で例外的に上れる事になっている。生徒会室からは学園が見渡せるようになっている。剣道場など、所々に部活動用の施設があり、豊かな森林が生い茂っていて、崖や吊り橋もある。弁当を食べる場所は基本的に自由。旧校舎の方は幽霊が出るという噂で、実際に伊澄が退治した。宿直室は雪路の生活場所となっている。ワタルや伊澄も通っていて、かつてはマリアもここの生徒で、生徒会長も勤めていた。
ビデオレンタルタチバナ新宿本店
新宿にあるビデオレンタルショップ。一階がレンタルビデオショップになっており、二階がワタルとサキの生活場所となっている。不況で壊滅状態にある橘グループの最後の砦。棚には、一般用と、ナギにワタルが個人的に自慢するための「ワタル専用」がある。主にレジにはワタルがついており、商品陳列はサキが行う。市場で流通していないレア物ビデオがおいてある。ハヤテやナギ、西沢さんなどが常連さんで、わりに繁盛しているようだ。ワタルの部屋にはサキさんグッズがあふれている。
執事とらのあな
無能な執事が無駄とわかっていても一応再教育を受ける場。実際にはアレキサンマルコ教会のついでにあるような場所。いわゆる駅近の複合施設。クラウスの命により、ハヤテが行くことになる。執事たちが同人誌を売っているわけではない。「執事なんてあまりいない」という理由で本当はとっくの昔に無くなっていた。
アレキサンマルコ教会
シスター・フォルテシアが勤めていて、三千院家から西武線に乗っていける距離にある教会。駅近の施設でありながら不気味な森に囲まれている。ついでとして『執事とらのあな』がある。携帯電話使用禁止。教会の地下には神父が趣味で作り上げた『グレート・ステイジアン・アビイス』のような地下迷宮がある。多数のトラップが設置してあり、途中にセーブ・ポイントは無い。迷宮の奥には、神父が「AIBO」を改造して作った全長3mのゴーレムがいる。神父が死亡して以来、教会には悪霊が出るようになった。ハヤテの必殺技により崩壊した。
西沢さん宅
西沢さんの家であり、ハヤテが『執事実習』で行った団地。シスターとタマの戦いにより、半壊。後日ナギが弁償した。
ヒナギク宅
ヒナギク、ヒナギクの義父、義母の住む家である。ハヤテがヒナギクに拾われた際、宿泊することになった。離れにはかつて雪路が住んでいたが、毎日一人で宴会をしていたため追い出された。ハヤテが泊まったときは、離れが酒瓶だらけだった。
潮見高校
西沢さんが現在通っていて、ハヤテがかつて通っていた学校。ハヤテは執事になった後も一度訪れたことがあるが、学費を両親に持ってかれて退学扱いになった。校門前で西沢さんがハヤテに告白したが、あえなく玉砕。
MAIHIME
西沢さんが常連だと思われるカラオケ屋(MAIHIME)。ナギと西沢さんがここでカラオケ勝負をした。また、それを追い掛けて来たハヤテとマリアが一緒にカラオケをした場所でもある。作品内では二度と登場しないと思われる場所の1つ。
タイタニック号
咲夜の所有している豪華なクルーザー。22億円をかけたが、テロリストの仕掛けた爆弾によって沈没した。元ネタについては咲夜とナギの弁。咲夜曰く商用だったらしい。
負け犬公園
ナギとハヤテが出会った場所であり、マリアとハヤテが出会った場所でもあり、(おそらく)伊澄とハヤテが出会った場所でもある。作中では「負け犬公園」と「負犬公園」の2パターンの表記が入り乱れている。

白皇学院の行事

白皇学院五つの伝統行事

どれも非常に危険なため、長い間封印されてきた行事。この五つの行事は、優勝するとそれぞれ賞金が出ることになっており、賞金総額は一億五千万になる。2005年に復活、開催する模様。

マラソン自由型
2005年2月1日のマラソン大会にて理事長の意向により復活した伝統行事の一つ。自由(フリーダム)の名の元に、ゴールに辿り着くためならどんな手段を使ってもよい。参加者の大半がリタイアし、ゴールすることさえ難しいという過酷な競技。ワタルによれば安全対策はたぶん万全。二人一組で参加。この理由は、一人が遭難しても一人が助けを呼びにいけるようにするためである。2005年のコースは、白皇学院敷地一周。スタートとゴールはともに競技場。第五チェックポイントまであり、それさえ通過、クリアーすればコースに従う必要はない。そのためこのマラソンの醍醐味はショートカットとも言える。第一チェックポイントからは、バラの花を胸に付けて走らなければならない。理由は、この先勝つために相手を邪魔しようと考える人がでてきて危ないため。そのバラを散らされた方が負けになる。また、随所に罠が仕掛けてある。注意事項は二つあり、内容は『一、チェックポイントさえ通過すればメインコース以外の道を使用しても良いですが、安全は保障しかねますので、個人の責任でお願いします。二、マラソンコースの途中にある施設を破損、または破壊した場合、損害賠償を請求します。』というもの。電光掲示板によってトップとビリの位置が分かるようになっている。今回の一位は雪路で、二位はナギ。賞金は500万円だったが、雪路の手に渡る前に、ヒナギクによって大半が雪路の借金返済に充てられてしまった。

マラソン大会

2004年度は2月1日に開催。それぞれ距離が違うコースをどれでも選んで走れるようになっている。最短のコースは500m。参加は自由。通常は五コースで、2004年度は特別に、第六コースで『マラソン自由型』を行った。

その他

財力
まんが家BACKSTAGEのコメントによれば、三千院家>>鷺ノ宮家>>>愛沢家>大河内家>東宮家>>>花菱・瀬川・朝風家>桂家>>橘家>シスター・ソニア>牧村>その他>>雪路>>ハヤテ。

単行本

各話サブタイトルと煽り文句、およびその元ネタ

  • リンクされている用語は元ネタのWikipedia項目や外部サイトに繋がっている。
  • 煽り文句はサンデー本誌にしか掲載されず、単行本収録時には削除される。また殆どの場合、通常鍵括弧内が各話サブタイトルになる(一部例外有り。第1話は煽り文句なし。第2話はスラッシュ以降がサブタイトル)。
  • 単行本収録時において話数は「単行本内の話数」に直されている(サンデー系の単行本にはよくある現象)。
  • 以上の事情があるため表記のデフォルトは【各単行本での話数『煽り文句と雑誌掲載時話数「サブタイトル」』】とする。

第一巻

  • 第1話『第1話 サンタの赤は血の色地獄
  • 第2話『傷つき荒んだ少年の前にひとりの美少女が現れる。嗚呼、少年まんがだなあ。第2話/運命は、英語で言うとデスティニー
  • 第3話『優雅な午後をぶち壊す破滅的執事ギャグ!!第3話「状況説明とメイド服の構造に関する考察」』
  • 第4話『絶好調!愛と流血の執事ライフギャグ新連載第3回!! 第4話 三千院ナギと秘密の部屋 ((注記)2話同時掲載とかしちゃったから3回目で第4話なんです。ご了承して!)』
  • 第5話『いいなぁ夏は...と現実逃避の第5話は、「たとえニュータイプになろうとも、口は災いの元」......読めばわかる!! きっと!!』
  • 第6話『ソファーの上では靴を脱ぐ!!「良い子は色々マネすんな!! いや、悪い子でも大人でもダメ、ゼッタイ!!」という第6話!!』
  • 第7話『今日のご飯はなんの肉?「世界の中心で別に愛は叫ばねーけどなんつーかヒエラルキーの頂点に君臨する獣」という第7話』
  • 第8話『もうお嬢さまの(えーっと、遊びすぎると壊れちゃいますけど...)おもちゃです!!「ネコミミ・モードで地獄行き」という第8話。えっ? 嫌な予感...』
  • 第9話『世間で噂の"愛と流血の執事ギャグ"はこのページだ!! 死んで花実が咲くものか...なんて言葉をかみしめる、第9話「その花園に咲きほこる弟切草の花言葉は復讐」』

第二巻

  • 第1話『結構急角度な第10話「月夜の晩の丑三つ時に焼いてつぶして粉にする」』
  • 第2話『謎にもいろいろあるけれど、「通天閣の下のおじさん達はいつも将棋ばかりしている」という第11話』
  • 第3話『気象庁始まって以来の暖冬だとか...やべーな地球。なんてこととは関係なく第12話「新・僕らの太陽に向かって走れ!」』
  • 第4話『「Quest of the Avatar」という第13話...うわ!英語......』
  • 第5話『第14話「How much is your life?」訳して「あなたの人生はおいくら?」そんな質問されたなら...がんばって...ちょっと高めに言ってみる!!』
  • 第6話『なんてやりとりで夢見がちに始まる「黄金の羽のなくし方」という第15話だったり......』
  • 第7話『油断禁物、一触即発「不用意な優しさが不幸を呼ぶ」という第16話』
  • 第8話『のほほん第17話は「バッドエンド直行フラグ立ちまくり」』
  • 第9話『「バカでもカゼは引くから助けてナースエンジェルまだまだいくよーっ!!」...です。そんなこんなで第18話。』
  • 第10話『良い子は眠るこの時間も僕らは元気!題して「使用人(かまい)たちの夜」という第19話。』
  • 第11話『がんばるなオレの記憶力!!と、いつか思う第20話。「振り返った時あれが不幸の始まりだったと思い出す」』

第三巻

第四巻

第五巻

第六巻

第七巻

第八巻以降収録予定

その他

海外での展開

アメリカ合衆国では、英語版の単行本が『Hayate The Combat Butler』のタイトルでヴィズ・メディアから2006年11月より刊行される予定(2006年5月現在)。

また、香港の天下出版が小学館から正式に認可を受け中国語版を出版しており、単行本は『爆笑管家工作日誌』というタイトルで5巻まで(2006年5月現在)刊行されている。

外部リンク

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