「大谷晋二郎」の版間の差分
2007年12月29日 (土) 13:47時点における版
大谷晋二郎 | |
---|---|
プロフィール | |
リングネーム |
大谷晋二郎 Mr.OTANI ACHICHI |
本名 | 大谷晋二郎 |
ニックネーム |
炎の刃 炎の戦士 ハッスルあちち ファイヤーソード ファイヤーモンスター |
身長 | 181cm |
体重 | 105kg |
誕生日 | (1972年07月21日) 1972年 7月21日(52歳) |
出身地 | 山口県 山口市 |
所属 | ZERO1-MAX |
スポーツ歴 | レスリング |
トレーナー |
アニマル浜口 馳浩 佐々木健介 |
デビュー | 1992年 |
テンプレートを表示 |
大谷 晋二郎(おおたに しんじろう、1972年 7月21日 - )は、日本のZERO1-MAX所属(代表)のプロレスラー。山口県 山口市出身。身長181cm、体重105kg。
その性格や戦いぶりから「日本一熱いプロレスラー」と言われる。
経歴
山口県鴻城高等学校時代にレスリングで国体・インターハイともにベスト16の実績を残す。卒業後はアニマル浜口ジムに入門。1992年2月に新日本プロレスに入門し、同年6月25日の福島市体育館にて山本広吉(現・天山広吉)戦でデビューを果たす。
デビュー間もない頃から伸びのあるドロップキックとキレのあるジャーマン・スープレックスと十八番である顔面ウォッシュ、そして何よりも先輩レスラーに臆することなく向かっていき、実力では全く歯が立たない大先輩の獣神サンダー・ライガーにもケンカ腰で向かっていく姿勢がファンの間で評価され、徐々に注目を集める存在となった。
1997年には第5代のジュニア7冠を獲得し、同時にIWGPジュニア初戴冠を果たす。
2000年に海外遠征をし、カナダ・カルガリーで肉体改造後、オールスタープロ認定インターコンチネンタル王座を獲得し、ヘビー級タイトル初戴冠を果たす。
2001年の帰国直後はヘビー級に本格的に転向、凱旋試合となった東京ドーム大会では獣神サンダー・ライガーをスリーパーで失神させ勝利を収める。以降武藤敬司と行動を共にするが、同年すぐに新日本を離脱し、橋本真也、高岩竜一と共にZERO-ONEを旗揚げ(旗揚げ戦は村上一成に敗北)。同年10月にNOAHのGHCタッグトーナメントに大森隆男とのタッグで参戦するも2回戦で三沢光晴組に敗北。ZERO-ONEでは元FMWの田中将斗と共に「炎武連夢(エンブレム)」を結成し、2002年にはプロレス大賞の最優秀タッグ賞を受賞した。同年には田中とのタッグでROHへも参戦している。また、年に一度「火祭り」リーグ戦を主催し、熱い戦いを繰り広げている。
2005年にはZERO1-MAXを発足、代表となり、「一所懸命」(「一生懸命」とは異なる)を社是として掲げる。
ZERO1-MAXとDSEが共に興業を展開するハッスルにも参加。ハッスル軍に所属し、当初は大谷晋二郎としての参加であったが、キャプテンこと小川直也から「ハッスルあちち」と命名される。初めは大谷自身も戸惑いを見せたが、その後は本人もいたくお気に入りでリング上で自ら「あちち〜」と叫びながら技をかける様子も見られる。
以前からモンスターKこと川田利明に「お前だんだん江頭2:50に似てきたぞ」と言われていたことから、2005年 12月25日のハッスルハウス・クリスマススペシャルに於いて、遂にサプライズゲストで登場した江頭と初対面を果たす。
その後、2007年のハッスルシリーズでモンスター高田総統によって洗脳され、高田モンスター軍に転向。以降は「ファイヤーモンスターACHICHI」のリングネームで戦っている。そして現在は、「ハッスル24」でインリン様のイン乳をTAJIRIから奪ってそれを飲んだ為、高田モンスター軍の大谷晋二郎となっている。
2006年 1月4日かつてのライバル・金本浩二にシングルで圧勝。1月22日後楽園ホールにてスティーブ・コリノを破りAWA世界ヘビー級王座を奪取するも、4月1日 大森隆男に奪われる。7月20日火祭り開幕戦で怨敵・村上和成と5年振りに対戦した。
2007年、AWA世界ヘビー級選手権にて王者・大森に挑戦するも、アックスボンバーにて失神。そのまま病院へ搬送され脳震盪・頭部打撲と診断される。試合へは復帰できるものの、ドクターストップの場合は欠場することになる。
「火祭り」提唱
2001年のZERO-ONE旗揚げに参加しているが、大谷にすれば橋本に歩調を合わせた訳ではなく「新日本で出来なかった事を新団体で実現する」ためである。その1つが「火祭り」の開催であった。「真に熱い奴、プロレスに熱い奴を決めようじゃないか。熱い奴ここに集まれ」との大谷の呼びかけに、団体の内外問わず選手が集まり、毎年1度、真夏(7月末〜8月初の約5日間、2001年の第1回大会のみ9月初〜中旬)にリーグ戦が開催される。
その年の火祭りを制した者には"火祭り刀"が与えられる。大谷は過去3度制覇しており、制覇した年はその火祭り刀を自分の試合のリングインの際に携える。
人物
プロレスに対して非常に熱い思いと強い誇りを持っており、プロレスを馬鹿にする・否定する人間を徹底的に嫌う。ニックネームも以前の感情・ハイボルテージ、第1回火祭りを制してからの炎の刃、ハッスルにおけるハッスルあちちと彼の熱さを表現したものばかりである(ギミックだが、ハッスルの実況担当の矢野武からは「彼の体温の平熱は43度です」と紹介される)。
そのため学生プロレスやインディー団体を下に見ていた(新日本プロレス自体がそういう気風であるというのもあるが)時期があった。1994年にみちのくプロレスが新日本プロレスのリングに上がった時は、学生プロレス出身のテリー・ボーイ(現:MEN'Sテイオー)が所属していたこともあり、「プロレスをなめるな! 」と敵意むき出しだった。
しかし激戦を繰り広げるうちに次第に評価するようになり、TAKAみちのくとのタッグで最高のコンビネーションを見せたことや、みちのくプロレスに単身参戦し小さい規模ながら地道に地方興行を続ける姿勢に感銘を受け、インディー団体を馬鹿にしていたことを報道陣の前で土下座して詫びている。
2002年夏、大谷の実母が不慮の交通事故で他界した日も、その日の興業を終えてから病院に向かっている。
自分のコールの際に、片膝を付き、両手で持った火祭り刀を左側にスライドさせ、自分の顔の前で地面に水平になるように持っていく、という決めポーズがある。だが火祭り刀はその年の火祭り覇者の手に渡るため、火祭りを制覇できなかった年は、刀の代わりに会場にいる大谷の親衛隊の幟をリングインの時に拝借し、その幟で決めポーズを行なう。
口癖は「プロレスの教科書○しろまる○しろまるページに〜〜と書いてある」。内容はプロレスに関するものはもちろん、新潟の子どもへの応援メッセージ(新潟中越地震が発生した際のもの)、辛さを乗り越えプロレス界のトップとなることを誓う(大谷の母が交通事故のため逝去した際のもの)など様々。
いまや大谷の試合に欠かせない、試合中の「しゃべり」だが、若手時代はこれのせいで人気が出ず、ファンがつかなかったらしい。(大谷曰く、「感情が高まると自然に出てしまう」)
2002年7月、第2回火祭りAブロック公式戦の大谷晋二郎VS金村キンタロー戦において、金村が開始ゴング前から場外で先制攻撃を行ない、両者がリングインした時にゴングが鳴り、その瞬間に大谷がドラゴンスープレックスを放ちそのままフォール勝ちとなった。試合時間は何と3秒で、プロレス史上に残る最短試合記録を更新した。この事は翌日発行の東京スポーツ誌の一面を飾った。
2007年からは子供のいじめ問題について、プロレスを武器になくしていこうと熱く取り組んでいる。また、試合後にはお客さんに握手、写真撮影、サインをするなどファンサービスにも定評がある。
また、近年頭髪の後退が進んでおり、負担を和らげるためか、染めていた髪を黒に戻している。
毎年のように、「結婚する!!」が今年の目標である。
タイトル歴
- ZERO1-MAX
- 火祭り優勝(3回/2001年・2002年・2005年)
- 新日本プロレス
- IWGPジュニア・ヘビー級王座
- IWGPジュニア・タッグ王座 : 2回(&高岩竜一)
- WARインターナショナル・ジュニア・タッグ
- NWAインターコンチネンタルタッグ
- UWA世界ジュニア・ヘビー
- AWA世界ヘビー
- その他
- オールスタープロモーションズ認定インターコンチネンタル
以下は第5代ジュニア7冠王座として戴冠
- IWGPジュニア・ヘビー級王座
- WWA世界ジュニア・ライト・ヘビー級王座
- UWA世界ジュニア・ライト・ヘビー級王座
- WWF世界ライト・ヘビー級王座
- NWA世界ジュニア・ヘビー級王座
- NWA世界ウェルター級王座
- 英連邦ジュニア・ヘビー級王座
- プロレス大賞
- 2002年度プロレス大賞 最優秀タッグ賞(&田中将斗)
得意技
- ドラゴンスープレックスホールド
- 新日本所属時代から使用していた大谷最大の必殺技。大谷の身体の柔らかさもあって、フォームも美しい。
- ジャーマン・スープレックス
- 若手時代のフェイバリットムーブであり、非常に高速で繰り出す。
- スパイラルボム
- パワーボムの状態からグルグルらせんを描く様に落とす技。披露した当初は旋回式ライガーボムとも言われた。
- コブラホールド
- 変形コブラクラッチ。コブラホールドは2001年初頭の大谷がヘビー級に転向し、武藤敬司と新ユニット"BATT"を結成しようとしていた頃に開発した技。胴締めと並行して使用することが多い。
- キングコブラホールド
- 相手をうつぶせ状態にしてサイドからコブラホールドをかける技。体勢的にはクロスフェイスに似ているが、技の効果としてはキャメルクラッチに近い。
- スワンダイブ式ニールキック、スワンダイブ式ミサイルキック
- 新日本ジュニア時代は頻繁に使用してしたが、最近は大一番でしか使用してしない。また、ミサイルキックのフォームは一級品であり、多くのレスラーの中で大谷の物が一番綺麗に極まると言われている。
- ミサイルキック
- タッグの時、パートナーがピンチになった時によく使う。
- ローリングソバット
- 大谷の場合、高さもありフォームもとてもきれいである。
- 顔面ウォッシュ
- 相手をコーナーにもたれかかるようにダウンさせ、靴の側面で相手の顔をこする挑発技。週刊ゴング誌の金沢克彦氏により命名される。大谷の試合で欠かせない技だが、逆にやり返されることもある。また、本人の意図するところではないが、意外とダメージも大きいようで、側頭部や耳などを負傷するケースもある。大谷とライバル関係にあった金本浩二、TAKAみちのくも使用する。
入場曲
- Measure up
- 新人時代のテーマ曲。
- キャッチ・ザ・レインボー 〜流星〜
- 新日本ジュニア当時のテーマ曲。
- Loop Force
- 2000年頃から使用したテーマ曲。
- Believe S-Road
- ヘビー級に転向して以降のテーマ曲。現在も使用中。
- GOLDFINGER '99(郷ひろみ)
- ハッスルあちちとなった後、「あちち」ということでこの曲が使われた。HG参戦後は元の曲を使用している。