「カントー地方」の版間の差分
2024年8月30日 (金) 12:30時点における版
カントー地方 | |||||||
カントー地方とジョウト地方のおおまかな地図。シロガネやまとトージョウのたきを境に、東半分がカントー地方。赤マスはシティ、青マスはタウン、緑マスはダンジョン。 | |||||||
中国語 | |||||||
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繁体字 | 關都地區 | ||||||
簡体字 | 关都地区 | ||||||
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中国語別表記 | |||||||
繁体字 | 康德地區 | ||||||
簡体字 | 康德地区 | ||||||
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朝鮮語 | |||||||
ハングル | 관동지방 | ||||||
漢字 | 關東地方 | ||||||
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ロシア語 | |||||||
ロシア語 | Канто | ||||||
ローマ字 | Kanto | ||||||
日本語 | |||||||
漢字 | カントー地方 | ||||||
英語 | |||||||
英語 | Kanto Region |
カントー地方(カントーちほう)は、ポケットモンスターシリーズに登場する架空の地方。関東州(かんとうしゅう)とも[1] 。
概要
『赤・緑・青・ピカチュウ 』および『ファイアレッド・リーフグリーン 』『Let's Go! ピカチュウ・イーブイ 』(以下、『赤・緑』系)の舞台。『赤・緑』系から3年経った設定で、『金・銀・クリスタル 』および『ハートゴールド・ソウルシルバー 』(以下、『金・銀』系)の舞台としても登場。『ルビー・サファイア・エメラルド』『ダイヤモンド・パール・プラチナ』『ブラック・ホワイト』でも名称のみ登場する。名称の通り日本の関東地方がモチーフ [2] になっているが一部は中部地方も含まれる。「カントー地方」の名称は、『赤・緑・青・ピカチュウ』の時期はほとんど登場せず[注釈 1] 、一般化したのは新たにジョウト地方を舞台とした『金・銀・クリスタル』以降である。
都市・町の数は10個、道路・水道は1-28番。ポケモンリーグの所在地はセキエイ高原。それぞれの都市にモチーフとなる色があり、都市の紹介文やジムバッジ、民家の屋根の色(『金・銀』はゲームボーイカラー以降のハード使用時)などもそれに対応している。
道路のほとんどが平坦であり、他の地方とは違いマップでは天候の変化が一切ない。その一方、洞窟や岩山などのダンジョンが多く、そのほとんどが複雑な構成をしている。『金・銀』系では西隣にジョウト地方が陸続きで接続している。針葉樹が多いジョウト地方とは木の種類が異なり、こちらは広葉樹が多い。『ファイアレッド・リーフグリーン』ではグレンジム制覇後にナナシマの一部に行くことができ、殿堂入り後に全国図鑑を入手することにより新たなマップが追加され、更なる冒険ができる。『金・銀・クリスタル』では、ロムカセットの容量の関係上、一部の施設やダンジョンが縮小・消滅しているが、『ハートゴールド・ソウルシルバー』では第一世代にあったほとんどの施設・ダンジョンに入れるようになり、ポケモンの「連れ歩き」が可能である。
この地方で使われている音楽は、『金・銀』系では『赤・緑』系のアレンジ版となっているが、『金・銀・クリスタル』では容量の関係上、後半部分がカットされたショートバージョン(イワヤマトンネル、トレーナー戦など)や、収録されなかった曲(ハナダ・セキチクシティ、グレンタウン、24・25番道路など)が存在する。『ハートゴールド・ソウルシルバー』では『ファイアレッド・リーフグリーン』のアレンジバージョンが流れ、『金・銀・クリスタル』未収録の曲や短縮された曲もカットなしのフルコーラスバージョンで流れる。
『金・銀』系では3年の時が流れたためか、前作に比べ、音楽は曲調の変わったものが多い。施設や町などで発展、変化の多い2年後のイッシュ地方(『ブラック・ホワイト』及び『ブラック2・ホワイト2』)に比べ、3年の月日の経ったカントー地方ではグレンタウンを除き、施設の発展や変化は少ないが、登場人物の多くは容姿が変化している。
アニメ『ポケットモンスター アドバンスジェネレーション』のホウエン地方編以降では新たにバトルフロンティアやポケモンコンテストの会場が出来ており、それらを巡るためサトシとタケシは2度目の、ハルカとマサトは初めてのカントー地方を旅する。
言語表記
- 英語版は「Kanto」と表記される。
- 中国語版では関都地区(繁体字: 關都地區、簡体字: 关都地区)と表記される。
- 韓国語版での表記は直訳され、관동지방(漢字: 關東地方 2000年式: Gwantong Jibang, MR式: Kwantong Chipang)と表記される。
地理
特記のない限り、『赤・緑』系を基準に記述する。
都市・町
- マサラタウン
- カントー地方南西部の半島の南端に位置する小さな田舎町。ゲームのスタート地点。
- 町のシンボルカラーは白。名前の由来は「何色にも染まっていない汚れなき色」。まっさらで白い、始まりの町を意味する。
- 主人公とそのライバルのそれぞれの家、ゲーム序盤の案内役であるオーキド博士の研究所がある。ポケモンセンターやフレンドリィショップなどの設備は存在しない。
- また、派生作品では以下のような設定がある。
- アニメ版においても主人公サトシの出身地となっている。アニメ版の脚本家の一人、首藤剛志による小説版では、かつては「マッシロタウン」という町名だったが、ポケモントレーナーの「オーキド・マサラ」の功績を称えて改名したという設定になっている。
- 漫画『ポケットモンスターSPECIAL』ではマサラタウン生まれのトレーナーのみに与えられる特殊能力があり、過去のポケモンリーグの優勝者は全員マサラタウン出身だった。
- 主人公の家(しゅじんこうのいえ)
- 主人公の自宅。母親がポケモンを回復してくれる。
- 『金・銀』系ではレッドの家となっているが、本人は不在(ジョウト地方のシロガネ山頂上で修行中)で母親のみがおり、全く連絡をして来ない息子のことを心配している。
- ライバルの家(ライバルのいえ)
- ライバルの姉(ナナミ)が住んでいる。タウンマップをもらえる。
- 『金・銀』系ではグリーンの家となっているが、本人は不在(トキワシティのジムリーダーである)で姉のみがおり、特定の時間帯に手持ちのポケモン1体を毛繕いしてくれる。また、『ハートゴールド・ソウルシルバー』のみ、何度も毛繕いしてもらうとグリーンの電話番号を教えてもらえる。
- オーキド研究所(オーキドけんきゅうじょ)
- オーキド博士がポケモンの研究を行っている研究所。最初にポケモンとポケモン図鑑をもらえる。
- 『金・銀』系では面積が狭くなっており、『ハートゴールド・ソウルシルバー』では専用のBGMは未収録(マサラタウンと同じBGM。オーキド研究所のBGMだった曲は、ラジオ「オーキドはかせのポケモンこうざ」として収録されている)。また、ある条件を満たすとある伝説のポケモンに関連した情報を聞ける。
- トキワシティ
- カントー地方西部に位置する。ポケモンリーグ本部に最も近く、緑に包まれた町。
- 町のシンボルカラーは緑(常磐色 [注釈 2] )。常緑樹の葉の色。転じて永遠を表す。
- 主人公がオーキド博士のお使いを引き受けて訪れることになる。この町で初めてポケモンセンターとフレンドリィショップが登場する。
- トキワジム
- ジムリーダーはロケット団のボスでもある、じめんタイプ使いのサカキ。
- 最初の町にあるが、どの世代でも初めて訪れたときには、リーダーが不在のため挑戦できず、他の7つのジムバッジを集めた後に再度訪れることとなるジム。ジムトレーナーが繰り出して来るポケモンは全てレベル50を越える。
- 床には矢印パネルが示されており、乗ると自動で示された方向へ強制移動され、ストッパーの床に乗るか壁にぶつかるまで止まらないようになっており、矢印の経路を観察し正しく進まないとジムリーダーのところへ辿り着けない。『ハートゴールド・ソウルシルバー』では未来的なデザインになっている。
- 『金・銀』系では、『赤・緑』系の主人公のライバルであったグリーンがジムリーダーとなっている。
- 『金・銀・クリスタル』では仕掛けはなく、ただ奥へ進むだけのシンプルなデザイン。ジムトレーナーは一人もいない。
- 『ハートゴールド・ソウルシルバー』では、カントーのバッジを7個集めないと戦うことはできない。また、ジムトレーナーや仕掛けも復活している。
- 『Let's Go! ピカチュウ・Let's Go! イーブイ』では1回目ではサカキ、2回目以降ではグリーンがジムリーダーとなっている。
- ポケモントレーナーズスクール
- ポケモンに関する内容を学ぶ学校のような施設。『金・銀』系の場合はトキワシティではなく、ジョウト地方のキキョウシティにある。トキワからキキョウへ移転したものかどうかは不明。
- トレーナーハウス
- 『金・銀』系のみ登場。『赤・緑』系のポケモントレーナーズスクールと同じ場所にある。
- 一日一回ポケモントレーナーと対戦ができる。勝負に勝つと『金・銀』では経験値と賞金がもらえ、『ハートゴールド・ソウルシルバー』ではバトルフロンティアと同じバトルポイントを1BPもらえる。
- 対戦相手は『金・銀・クリスタル』ではLv50のバクフーン・オーダイル・メガニウムを手持ちに入れたNPC(名前は「ヒカル」)だが、「ふしぎなおくりもの」で通信を行っている場合は最後に通信を行った相手のデータがNPCとして登場し、トレーナーの名前・手持ちポケモンの順番・レベル・技は全て通信相手のものとなる。
- 『ハートゴールド・ソウルシルバー』では『金・銀・クリスタル』と同じポケモンを持ったNPC(平仮名の「ひかる」となっている)が対戦相手で登場し、『ポケウォーカー』で通信した場合はその相手が登場するようになる。『金・銀・クリスタル』と同様にトレーナーの名前・手持ちポケモンの順番・レベル・技は全て通信相手と同じになり、通信した相手が登場するのは最大10人まで登録できるようになるが、10人に達した場合は以降、一番古いトレーナーと入れ替えて登録するようになる。なお、ひかるは消えることはない。
- また、戦闘中に道具を使うことはできず、『ハートゴールド・ソウルシルバー』ではレベルが50以上になっているポケモンは対戦中だけ一時的にレベル50までに下げられる。
- ニビシティ
- カントー地方北西部に位置する山間部の町。面積は比較的広く、北には博物館がある。路地は石畳になっている。
- 町のシンボルカラーは灰(鈍色 [注釈 3] )。
- この町のジムで初めてポケモンジム戦ができる。『Let's Go! ピカチュウ・Let's Go! イーブイ』では、ご当地銘菓「ニビあられ」という回復アイテムが登場し、「いかりまんじゅう」「フエンせんべい」などと同様、ポケモンに使うと状態異常を治す効果がある。クチバシティのポケモンセンター内の本棚の雑誌によると、ゴツゴツで醤油が染みているためか見た目は茶色い岩のようで、アゴが疲れるほど非常に硬くて噛み応え抜群とのこと。
- ニビジム
- ジムリーダーはいわタイプ使いのタケシ。
- 岩々に囲まれたジム。『ハートゴールド・ソウルシルバー』では、両サイドに観客席のようなものが設置されている。ジムトレーナーは1人で、『赤・緑』系及び『ハートゴールド・ソウルシルバー』では、回り道をすればトレーナーと戦わずにジムリーダーのところまで行ける仕組みになっている。『Let's Go! ピカチュウ・Let's Go! イーブイ』ではジムトレーナーが2人に増えており、天井にはアニメ同様に消防用スプリンクラー設備がある。
- ニビ科学博物館(ニビかがくはくぶつかん)
- 2階建ての博物館で、1階はお月見山及び近辺で発掘された古代の化石、2階は宇宙関連の展示がされている。目立つ展示物としてはカブトプスやプテラの全身骨格が組み立てられた化石や、スペースシャトルの模型や月の石など。裏口から入れば「ひみつのコハク」が手に入る。入館料50円。『Let's Go! ピカチュウ・Let's Go! イーブイ』ではプテラの生きた姿の実物大モデル、3Dホログラムによる天球儀と、展示物が増えている。また、建物脇に女性とそのヤドンがいる。1日1回、女性に話しかけると博物館を見学している間ヤドンに付き添っていてくれるよう頼まれ、この願いを聞き入れると換金アイテムをもらえる。なお、ヤドンの様子はテロップに表示されるが日によって異なる。
- 『金・銀・クリスタル』では、改装中のため閉館されている。
- 『ハートゴールド・ソウルシルバー』では開館されており、貴重な展示物を他の博物館へ貸出しているため無料で入館できる。化石を持っていけば復元してもらうことができる。また、配信アイテム「なぞのすいしょう」を所持しているとラティアスまたはラティオスと出会えるイベントが発生する。
- ハナダシティ
- カントー地方北東部の高台にある町。四方に道が通じている。北部には川や海が近くにあり、水に恵まれた街。
- 町のシンボルカラーは青(縹 [注釈 4] )。
- 町の北西に流れる河川を渡った先に名無しの洞窟(ハナダの洞窟)がある。ロケット団が民家に不法侵入し、中を荒らした挙句に技マシン28(あなをほる)を奪い取っていくという事件が発生する。裏庭でロケット団に勝利すると主人公に返してくれるが家主に技マシンを渡すイベントは起こらず、そのまま使用可能。
- BGMは『金・銀・クリスタル』ではヤマブキシティと同じで、『ハートゴールド・ソウルシルバー』では『ファイアレッド・リーフグリーン』のアレンジバージョン。
- ハナダジム
- ジムリーダーはみずタイプ使いのカスミ。
- 内部は競泳プールになっており、その上に桟橋のような足場が設けられている。
- 『金・銀』系ではある条件を満たさない限り無人となっており、あるイベントが発生する。
- 『金・銀・クリスタル』では『赤・緑』系と同じマップだが、『ハートゴールド・ソウルシルバー』では広くなっており、より複雑になっている。『Let's Go! ピカチュウ・Let's Go! イーブイ』では飛び込み台も設置されている。ジムトレーナー全員が水着を着た「大人のおねえさん」に変わり、それぞれの名前がアニメ版におけるカスミの3人の姉と同じくサクラ・アヤメ・ボタンとなっている。
- ミラクル・サイクル
- 自転車屋。100万円もする自転車を売っているが、最終的には引換券で自転車を入手できる(お金は999,999円までしか所持できないので、現金購入ができない)。
- 『金・銀・クリスタル』では、ジョウト地方のコガネシティへ移転しており、営業していない。
- 『ハートゴールド・ソウルシルバー』では営業しているが、前作の主人公のおかげで自転車の売り上げが上がって売り切れ状態になっている。コガネシティのミラクル・サイクルは支店という設定で、こちらは「ハナダ本店」を名乗っている。『Let's Go! ピカチュウ・Let's Go! イーブイ』は自転車ではなく大型ポケモンに乗って移動するため、自転車マニアの家に変わっている[注釈 5] 。
- 名無しの洞窟(ななしのどうくつ)
- ハナダシティの北西にある不気味な洞窟。出現する野生ポケモンのレベルは恐ろしいほどに非常に高く、最高でレベル67のポケモンが出現する。最深部にはミュウツーがいる。
- 殿堂入りしないと入れず、殿堂入り前は若い男性が入口を塞ぐ形で立っている(『Let's Go! ピカチュウ・Let's Go! イーブイ』では殿堂入り後に入口脇でこのコーチトレーナーと戦うことができる)。また、『ファイアレッド・リーフグリーン』ではナナシマのネットワークマシンを完成させる必要がある。また、『赤・緑』『青』『ピカチュウ』ではマップがそれぞれ異なる。BGMはロケット団アジトと同じ。
- 『金・銀・クリスタル』では、ミュウツーのエネルギー波の衝撃で崩壊してしまったため、消滅した。また、この洞窟の跡地付近をダウジングマシンで調べると、レアアイテム「はかいのいでんし」が手に入る。
- 『ハートゴールド・ソウルシルバー』では復活しており、カントー地方のバッジを8個集めると入れるようになる(但し、出現する野生のポケモンのレベルは『赤・緑』系よりも遥かに弱体化している。BGMはお月見山・イワヤマトンネルと同じ。また、マップは共通になりバージョンによる違いはない)。
- この洞窟の名称は、『赤・緑・青・ピカチュウ』において「タウンマップ」を使用した際に表示されるもので、『ファイアレッド・リーフフグリーン』以降は「ハナダの洞窟」という名称になっている(『赤・緑・青・ピカチュウ』当時の書籍にも「ハナダの洞窟」名義となっているものが存在するが、公式なものではない)。
- クチバシティ
- カントー地方東部に位置する港町。全体的に夕焼け空を彷彿とさせるオレンジ色の建物が多い。
- 町のシンボルカラーはオレンジ(朽葉 [注釈 6] 。平安時代の呼び名にちなんでいると思われる)。
- 町の北東部には四角い広場のような場所があるが、実は付近の老人がビルを建設するために確保した土地で、ワンリキーに地均しをさせている。3年後の『金・銀』系ではビル建設費用の工面が出来ず、相変わらず空き地の状態が続いている。『ハートゴールド・ソウルシルバー』では、あるポケモンに関連したイベントが発生する。
- アニメ版第7シリーズではサクラギ博士が研究所を構えており、同作におけるサトシやゴウ達の拠点となっている。
- クチバジム
- ジムリーダーはでんきタイプ使いのマチス。
- マチスの手前には二重の電撃バリアが張られており、多数のゴミ箱の中にスイッチがある。また、トレーナーに勝てば電子ロックの解き方のヒントや、マチスの軍人時代の話が聞ける。ランダムな場所に出現するスイッチを2つ連続で調べなくてはならず、1つ目を見つけた後にスイッチがない所を調べてしまうと、1つ目を探すところからやり直しとなる(1つ目の場所も変更される)。どの世代でもこのジムに入る方法は2つあるが、どちらの方法でもある秘伝技が必須である。
- 『金・銀・クリスタル』では仕掛けが故障中であったが、『ハートゴールド・ソウルシルバー』では修理され復活している。
- 『Let’s Go ピカチュウ・Let’s Go イーブイ』ではスイッチの場所がランダムでなく固定されたため、難易度が下がった。
- ポケモン大好きクラブ
- ポケモンが好きな人々が集まる。会長の長い自慢話に付き合ってあげると、自転車引換券がもらえる。
- 『金・銀』系では太った男性からある人物の落とし物のピッピ人形をもらう。
- クチバ港(クチバこう)
- 南部にある港湾。
- 『赤・緑』系では豪華客船サント・アンヌ号、『金・銀』系ではジョウト地方アサギシティとを結ぶ連絡船アクア号、『ファイアレッド・リーフグリーン』のみナナシマとを結ぶ連絡船シーギャロップ号が寄港する。
- 『赤・緑』の初期版では船を出港させずにストーリーを進めたまま、船の乗降口東側を「なみのり」で渡るとトラックが止まっている島状の空間に行くことができた。
- この当時はボツ設定の削除ミスによるバグ的なもので、攻略本などでも裏技扱いされていたり都市伝説[注釈 7] の扱いになっていたが、『ファイアレッド・リーフグリーン』や『Let’s Go ピカチュウ・Let’s Go イーブイ』でもこの設定が踏襲されているため、高度プレイヤー向けの公式隠し面として認定された模様である。[注釈 8]
- シオンタウン
- カントー地方東部、イワヤマトンネルの麓にある静かで小さな町。ポケモンの霊園があるため墓参りに訪れる人が多く、町全体が物悲しく暗い雰囲気に包まれている。
- 町のシンボルカラーは紫(紫苑色 [注釈 9] )。
- 町でポケモンの供養をしていたフジ老人が突然姿を消すという事件が起こる。
- 使用されている専用のBGMは、暗く不気味な恐怖を駆り立てる曲調となっている。増田順一によると、このBGMは「日本的なフレーズ」から構成されたもので、「実は街より先に曲があって、シナリオによって悲しさが生まれました!」という[3] 。『金・銀』系ではBGMが明るいバラード調にアレンジされ、町は穏やかな雰囲気に変わっている。『ハートゴールド・ソウルシルバー』では『赤・緑』系と『金・銀・クリスタル』の物が二重奏になっている。
- ポケモンタワー
- ポケモンの共同墓地となっている巨大な塔。正体不明の幽霊が出現する。シルフスコープを入手しない限り、途中で幽霊が行く手を阻んで最上階へは行けない。塔の各階には祈祷師がいるが、3階から上にいる祈祷師のほとんどは悪霊に取り憑かれており、正気を失ったまま勝負を仕掛けてくるが、いずれも勝利後は正気を取り戻す。途中の階の一部には結界が張られており、この結界に入るとポケモンを回復できる。BGMはパイプオルガンを彷彿とさせる恐怖を駆り立てる曲調になっている。
- 『金・銀』系ではラジオ塔に改築されており、ポケモン墓地は「魂の家」へと引き継がれる。
- ポケモンハウス
- フジ老人が身寄りのないポケモンを預かっている施設。
- 姓名判断士の家(せいめんはんだんしのいえ)
- ポケモンのニックネームを付け替えることができる。付け替えられるのは自分で捕まえたポケモンのみ。
- カントーラジオ局(カントーラジオきょく)
- 『金・銀』系のみ登場。
- ポケモンタワーを改装した施設。ジョウト地方のコガネシティのラジオ塔での事件の影響で警備が強化され、1階しか入れない。発電所の事件を解決するとラジオの拡張カードがもらえ、「ポケモンのふえ」が聴けるようになる。
- 魂の家(たましいのいえ)
- 『金・銀』系のみ登場。
- ラジオ塔の南に位置する。ポケモンタワーをラジオ局に改装した際、ポケモンの墓を受け継いだ施設。フジ老人が管理しており、ここの他にもフジ老人しか立ち入れない霊園区画があるらしい。
- タマムシシティ
- カントー地方の中央部の低地に位置する都市。ヤマブキシティに次ぐカントー地方第2の都市で、カントー地方の商業・娯楽の中心地でありデパートやゲームセンター、旅館、食堂など様々な商業施設が充実しているため、全体的にカラフルな街並みが広がる。
- 町のシンボルカラーは虹(玉虫色 [注釈 10] )。
- 都市規模に比例して、日中からロケット団が堂々と街中を歩いていたり、町の池にベトベターが出没したりと、治安や環境はあまり良くない様子。
- タマムシジム
- ジムリーダーはくさタイプ使いのエリカ。
- 全体が巨大な庭園になっており、内部に植わっている多くの木が行く手を阻む。『ハートゴールド・ソウルシルバー』ではガーデンアーチや園芸用スプリンクラーが設置されており、迷路になっている。このジムに入るにはどの世代もある秘伝技が必須であり、ジムトレーナーは全員女性である。
- タマムシデパート
- フレンドリィショップ本店。回復・捕獲用道具の他にも、わざマシンやポケモンの能力を強化する道具、特定のポケモンを進化させる石を売っている。屋上には自動販売機があり、3種類の飲み物が購入できる。ある人物に飲み物を渡すことで、技マシンを手に入れることができる。『赤・緑・青』や『ファイアレッド・リーフグリーン』でもらえる技が違う。
- 『ハートゴールド・ソウルシルバー』では屋上はなくなっている。
- タマムシマンション
- 様々な人が住んでいる。最上階で『赤・緑』系ではイーブイが、『金・銀・クリスタル』では「のろい」のわざマシンがもらえる。また、ゲームフリーク本社が入居しており、開発スタッフのコメントを聞くことができる。
- 裏口があるが、『ハートゴールド・ソウルシルバー』では、2つのエレベータにより行き来できる階が分かれている。
- タマムシレストラン
- レストランに関しては主人公は利用できないが、『赤・緑』系では店内にゲームコーナーで遊ぶためのコインケースが手に入る。
- 『ハートゴールド・ソウルシルバー』では、開催された大食い大会に他地方からのゲストキャラクターが参加している。
- ロケットゲームコーナー(タマムシゲームコーナー)
- ゲームコーナーと名乗っているが現実でいうパチンコ店に近くスロットマシンで遊べる。ロケット団が経営しており、その売上はロケット団の資金源になっている。地下はロケット団のアジトとなっている。『ファイアレッド・リーフグリーン』では、手持ちポケモンのアイコンをトレーナーカードにデザインできるプリクラのような機械が片隅にある。『Let's Go! ピカチュウ・Let's Go! イーブイ』では筐体デザインが格闘ゲームやブロックゲームなどで使われるものに変わり、カジノよりゲームセンターの特色が強まったが、筐体では遊べなくなっている。
- 『金・銀』系にはアジトはなく、ゲームコーナー自体にはロケット団との関連性はなくなっている。『Let's Go! ピカチュウ・Let's Go! イーブイ』では一定の条件を満たすと店舗前にいる男性が、あるヒジュツを伝授してくれる。
- ロケット団アジト
- ロケットゲームコーナーの地下に隠されたアジト。エレベーターと自動移動パネル(「≫」のような模様で、矢印の方向に飛ばされる)を駆使して進んで行く。『Let's Go! ピカチュウ・Let's Go! イーブイ』では、相棒のピカチュウまたはイーブイが大活躍する場面がある。
- 『金・銀』系にはない。
- 景品交換所(けいひんこうかんじょ)
- ゲームコーナーの隣にある。ゲームコーナーで手に入れたコインを景品と交換する。特にポリゴンを入手できる場所として有名だが、交換に必要なコイン枚数は9999枚(コインケースにて所持可能枚数全て)を要する。『Let's Go! ピカチュウ・Let's Go! イーブイ』では建物がゲームコーナーと一体となり、休憩スペースに変わっている。交換カウンターもなくなっており、ポリゴンは野生出現など他の手段で入手可能。
- セキチクシティ
- カントー地方の南西部に位置する町。サファリゾーンを有し、乾燥地帯に属し比較的広い町である。
- 町のシンボルカラーはピンク(石竹色 [注釈 11] )。
- 路地は煉瓦のようなもので舗装されている。サファリゾーン入口を中心に町のほとんどが動物園になっており、ラプラスやガルーラなど珍しいポケモンを間近で見ることができるが、『金・銀・クリスタル』では動物園は営業停止している。町全体を回るには「いあいぎり」が必要。『Let's Go! ピカチュウ・Let's Go! イーブイ』では動物園区画は間近でポケモンに接することができるふれあいコーナーとなっており、これらのポケモンは全て街が管理しているため捕獲はできない。ラプラスの近くにいる元サーファーが、あるヒジュツを伝授してくれる。
- BGMは『金・銀・クリスタル』ではタマムシシティと同じで、『赤・緑』系や『ハートゴールド・ソウルシルバー』ではハナダシティと同じである。
- ジョウト地方の概念がない作品では関西弁を話す市民が多い。
- セキチクジム
- ジムリーダーはどくタイプ使いのキョウ。
- 見えない壁による迷路がある。
- 『金・銀』系では、キョウが四天王へ昇格したため、その娘であるアンズがジムリーダーを務める。また、ジムトレーナーは全員アンズに変装している。『Let's Go! ピカチュウ・Let's Go! イーブイ』では内装がアニメ同様全体的に木目が目立つ和風なデザインになっている。
- サファリゾーン
- 珍しいポケモンが放し飼いにされている。
- 入場料500円を払うことでサファリボールが30個支給され、ボールを全て使い切るか、一定時間経過する(=一定歩数歩く)かで終了となる。あるひでんマシンをもらうイベントが発生する。
- 『金・銀・クリスタル』では、前述の通り園長が急に海外旅行に行ってしまい不在のため休業中。
- 『ハートゴールド・ソウルシルバー』では、初代園長のバオバがサファリゾーンを閉園して引退し(現代にも対応できる新時代の動物園研究のために海外へ旅立ったと理由付けがされた。後にジョウト地方タンバシティの西で新サファリゾーンを新設)、バオバの息子が2代目園長として受け継ぎ、パルパークとしてリニューアルされた。
- 『Let's Go! ピカチュウ・Let's Go! イーブイ』では登場しないが、代わりにパルパークと同じような役割となる施設「GOパーク」が登場する(後述)。
- パルパーク
- 『ハートゴールド・ソウルシルバー』のみ登場。
- 閉園後の旧サファリゾーンをリニューアルした施設。カントー地方とジョウト地方には生息しないポケモンがいる。『ダイヤモンド・パール・プラチナ』と同様、ダブルスロット機能を使ってゲームボーイアドバンス版の『ルビー・サファイア・エメラルド』『ファイアレッド・リーフグリーン』で捕まえたポケモン6匹を連れてくる(一度連れてきたポケモンは元に戻せない)と利用できる(ゲームボーイアドバンススロットがないニンテンドーDSiは利用できない)。利用するとパークボールが6個支給され、必ず捕まえることができるので全部捕まえると終了となる。捕まえたポケモンやかかった時間に応じて得点が評価され、得点が高いと良い景品がもらえる。捕まえたポケモンはボックスに送るか、もう一度やり直すことで捕まえ直せる。
- 『ダイヤモンド・パール・プラチナ』とは異なり、「1日で1つのバージョンにつき6匹までしか送れない」という制限はないので、ボックスに送った後にもう一度パルパークに連れて行けばすぐに始めることができる。また、ニンテンドーDSシリーズの本体を入れ替えると24時間以上使用できなくなるという制約も廃止された。
- GOパーク
- 『Let's Go! ピカチュウ・Let's Go! イーブイ』のみ登場。『ハートゴールド・ソウルシルバー』のパルパークにあたる施設。
- 『Pokémon GO』で捕まえたポケモンを連れてくることができる。ただし、移動できるはミュウ以外のカントー地方のポケモン・メルタン・メルメタルのみとなり、アローラのすがた以外の、通常の姿と異なるもの(シャドウポケモンおよび着飾ったポケモンなど)も『Let's Go!』に送ることができないという制約がある。 また、一度連れてきたポケモンは『GO』に戻せない。
- 連れてきたポケモンは『Let's Go!』で捕獲できるようになり、また、同じ種類のポケモンに25匹いればミニゲームをプレイでき、それをクリアすれば景品がもらえる。
- 園長の家(えんちょうのいえ)
- サファリゾーン園長の家。
- 『金・銀』系ではサファリゾーン園長の孫(パルパーク園長の娘)、が留守番をしている。
- 『ハートゴールド・ソウルシルバー』ではパルパーク園長の家になっている。
- 『Let's Go! ピカチュウ・Let's Go! イーブイ』では、あるアイテムを園長に渡したお礼に、あるヒジュツを伝授してくれる。
- わすれオヤジの家(わすれおやじのいえ)
- 『ファイアレッド・リーフグリーン』にのみ登場。
- 手持ちの技を1つ忘れさせることができる。秘伝技はここでしか忘れさせることができない。
- ヤマブキシティ
- カントー地方のほぼ中央部に位置する大都会。カントー地方の経済・産業の中心地。夜は街灯やビルの明かりが煌々と輝く。
- 町のシンボルカラーは金色(山吹色 [注釈 12] )。
- ポケギアのマップでは「カントー一の大都会」と紹介されており、高層ビルが乱立しており四方に道路が伸びている。シルフカンパニーの企業城下町であり、町の中央に地上11階建ての本社ビルがそびえ建つ。
- 初めはロケット団に街ごと占領され、飲みもの(おいしいみず、サイコソーダ、ミックスオレのいずれか[注釈 13] )を持ち込まない限り、街へ至る四方のゲートは全て封鎖されている。また、初めて街に入った直後は、シルフカンパニーのイベントをクリアしない限り、ジムを含めた大半の建物に入れない。
- なぜか『赤・緑』の「そらをとぶ」の行ける場所の中で順番が最後になっている。
- なお、『ニンテンドウオールスター!大乱闘スマッシュブラザーズ』では対戦ステージとして登場し、シルフカンパニー(後述)の屋上が舞台となっている。
- ヤマブキジム
- ジムリーダーはエスパータイプ使いのナツメ。
- ジム内は無数の小部屋に分かれており、床に設置されたワープパネルで部屋を移動しながら先に進んでいく仕掛けとなっている。ジムトレーナーの中にはエリートトレーナーやサイキッカー(エスパータイプ専門)だけでなく祈祷師(ゴーストタイプ専門)もいる。シルフカンパニーがロケット団に占拠されている間、したっぱが入口を塞いでいる。『ハートゴールド・ソウルシルバー』では近未来的なデザインになっており、『Let's Go! ピカチュウ・Let's Go! イーブイ』では部屋ではなくビルの屋上の様な複数の高台をワープで移動する。
- シルフカンパニー
- ポケモントレーナーの使う道具を開発・生産している企業の本社ビル。ロケット団に占領されている。社長を助けると、マスターボールをもらえるとともに、ジムでナツメと戦えるようになる。ワープで移動しつつカードキーでシャッターを解錠しながら進む必要がある。
- 中にいる社員はほとんどが怯えている[注釈 14] が、ロケット団のしたっぱの他、ロケット団に寝返って対戦を仕掛けてくる研究員がいて、撃退すると一緒にいなくなる(バージョンによっては何故かジャグラーもいる)。
- 『金・銀・クリスタル』では警備強化の影響で1階しか入れない。ただし当社製品の実物見本として「アップグレード」をもらえる。
- 『ハートゴールド・ソウルシルバー』では先頭にロトムを連れて行くとエレベーターで地下1階の電化製品の倉庫へ進むことができ、『プラチナ』と同様のシステムでロトムをフォルムチェンジさせることができる。『金・銀・クリスタル』同様、アップグレードももらえるが、ロトムがいるとエレベーターの前の警備員がいなくなる関係上もらえない。
- 『Let's Go! ピカチュウ・Let's Go! イーブイ』では幹部のアポロも行く手を阻み奇襲を仕掛けてくる。サカキとの対戦直前にはサカキと社長が会話しており、企業と組織の取引の裏側、及び占拠に至る経緯をかぐわせる内容を知ることとなる。マスターボールの量産は中止したものの試作第1号は完成しており、社長はロケット団相手にその事を頑なに黙秘していた。事件解決後は、屋外を歩く社員からポリゴンを譲り受ける。
- 格闘道場(かくとうどうじょう)
- 格闘家とポケモンバトルを行う。全員倒すことで、サワムラーかエビワラーのどちらかをもらえる。元々はヤマブキシティのジムだったが、ナツメに統一試合で負けてその座を奪われてしまった。『Let's Go! ピカチュウ・Let's Go! イーブイ』ではポケモンセンター内の本棚の雑誌のインタビュー記事にて、気合いに満ちた強気な姿勢で統一試合に臨む様子が書かれていた。
- 『金・銀・クリスタル』では道場のトップであるカラテ大王のタケノリがジョウトで修行中のため利用できない。看板には「どなたでも どーじょー!」と書かれている。
- 『ハートゴールド・ソウルシルバー』では弟子たちが施設を有効利用するべくジムリーダーに貸し出しており、殿堂入りとジムリーダーのポケギア登録を満たすことで今まで戦ったジムリーダー達と曜日や時間帯ごとに何度でも戦うことがようになった。
- シンオウ・イッシュ・アローラ地方にもこの道場出身のカラテおうが登場している。
- エスパー親父の家(エスパーおやじのいえ)
- 超能力を操る男性が住んでおり、話しかけると「わかった!これが欲しいのか!」と言われてサイコキネシスの技マシンが貰える。『金・銀』系では「.........」が『赤・緑』系より長くなっている。
- 『ハートゴールド・ソウルシルバー』では、看板に「おやじだなんていわないで エスパーおじさんのいえ」と書いてある。
- 物真似娘の家(ものまねむすめのいえ)
- 2階建ての家。人の真似をすることが得意な少女が住んでいる。ラッキーと、言葉を喋るドードリオもいる。
- 物まねのほかにゲーム[注釈 15] とぬいぐるみが大好きでイベントにもつながる。また、近所には娘に好意を寄せる少年も住んでいる。
- 『金・銀』系ではヤマブキステーションに変わっており、家は街の別の場所に転居している。また、ていきけん(定期券)あるいはリニアパスが手に入る。なお、そのていきけん(リニアパス)は、ヤマブキステーションを設立するに当たって転居してもらったお詫びとしてもらったと物真似娘は語っている。『金・銀・クリスタル』では「ていきけん」、『ハートゴールド・ソウルシルバー』では「リニアパス」とアイテム名が異なり、「ていきけん」とは名ばかりで実際に有効期限が設定されているわけではない。
- ヤマブキステーション
- 『金・銀』系のみ登場。『赤・緑』系の物真似娘の家と同じ場所にある。
- ジョウト地方コガネシティへ向かうリニア鉄道の発着駅。『ハートゴールド・ソウルシルバー』ではホームが地下に変更されている。
- グレンタウン
- カントー地方の南西部に位置する休火山の島。ポケモンの研究が盛んな町。
- 町のシンボルカラーは赤(紅蓮 [注釈 16] )。
- ポケモン屋敷とポケモン研究所が立地する。民家は存在しない。『Let's Go! ピカチュウ・Let's Go! イーブイ』では島の西部が火山となっており、島の周囲を多数の小さな岩が隙間なく囲んでいるため、ヒジュツ「ミズバシリ」(秘伝技「なみのり」に相当)で水上移動での通過ができなくなっている。また、ポケモンセンター内の本棚の広報には、火山活動の活発化が進んでいる内容の他、有事の際にはポケモンセンターを避難所として解放するといった内容が書かれていた。
- 『金・銀』系では、2年前に火山が噴火し島の地上ほとんどが溶岩に覆われ、ポケモンセンターのみが残っている。なお、島民は全員避難が完了しているとのこと。トキワシティのジムリーダー・グリーンとはここで初めて会うこととなり、島を埋め尽くした岩壁を目前に虚無感に苛まれていたが立ち直り、主人公の挑戦を待つべくトキワジムへ戻る。
- BGMは『金・銀・クリスタル』ではヤマブキシティと同じ。『ハートゴールド・ソウルシルバー』では『赤・緑』系のオルゴールアレンジバージョンで、スローテンポで物悲しい曲調になっている。
- グレンジム
- ジムリーダーはほのおタイプ使いのカツラ。
- 鍵がないと入れない。内部は小部屋で分かれており、クイズに正解するか、クイズ不正解でトレーナーと戦い倒すと次の部屋への扉が開く仕組みになっている。因みに『ファイアレッド・リーフグリーン』では一部クイズの内容が変わっている[注釈 17] 。
- 『Let's Go! ピカチュウ・Let's Go! イーブイ』もジムのルールは同様だが、内装はギャラリー参加型クイズ番組の収録スタジオのようになっており、主人公はパネラーとしてクイズ番組に参加し、全てのクイズを進めるとカツラと戦うこととなる。ギャラリーのほとんどは島民。このジムの仕様は、娯楽が少ないグレンタウンでも島民たちが楽しめるようにとカツラが考案したもの。
- 『金・銀』系では火山の噴火により崩壊・焼失したため双子島に移転した。双子島は火山噴火の少し前に崩れており、カツラが内部を掘削し、小さな空洞に仮設ジムを構える事になった。『ハートゴールド・ソウルシルバー』では双子島1階及び地下のダンジョンが復活しており、突貫工事で無理矢理2階にジムを作った。ジムトレーナーも数名いて、床が炎の模様になっている。なお、2階のマップは1階よりも広い。
- ポケモン屋敷(ポケモンやしき)
- 謎の廃屋。ある博士が過去に住んでいた自宅兼研究所だとされている。どくタイプ・ほのおタイプのポケモンが多い。複数の扉が交互に開閉する仕掛けがある複雑な構造で、ジムの鍵が隠されている。かつての住人が記した日記が残されており、ミュウツーを生み出す研究をしていた過去が断片的に記されており、日記の内容からミュウツーの誕生日が判明する。1階及び上層階は居住区画、地下は研究区画だった模様。『Let's Go! ピカチュウ・Let's Go! イーブイ』では、2階から一気に地下へ飛び込む箇所が長い梯子に変わり、1階のマップを上下に貫くように架かっている。また、地下の研究区画最奥部には培養カプセルのような容器が並んでおり、ここで何らかの生体実験が行われたかのような痕跡が残る。入口への戻り方はワープパネル式に変わっている。
- 『金・銀』系では火山の噴火により消滅。
- ポケモン研究所(ポケモンけんきゅうじょ)
- 化石やコハクからポケモンを復元でき、別の研究員からは「ゆひをふる」の技マシンをもらえる。
- 『金・銀』系では火山の噴火で消滅。
道路・水道
- 1番道路(1ばんどうろ)
- マサラタウンから北側へ延び、トキワシティへ至る長閑な田舎道。最初に探検する道路。フレンドリィショップの店員がおり、商品の見本としてキズぐすりが貰える。
- 『Let's Go! ピカチュウ・Let's Go! イーブイ』や『金・銀』系ではトレーナーがいる。
- 2番道路(2ばんどうろ)
- トキワシティから北側へ延び、ニビシティへ至る道路。異なる特色の道路が東側と西側に並んでいる。序盤から通れる西側道路はトキワの森によって南北に分断されている。東側道路はトキワの森を避けてニビシティへ通り抜けられるが、いあいぎりを習得していないと入れない。東側道路の北側にディグダの穴の入口がある。
- 『金・銀・クリスタル』ではトキワの森はなく(ただし、道路の一部がトキワの森を再現した小さな迷路状の林になっている)、BGMは『赤・緑』系のトキワの森のアレンジバージョンとなっており、森の中を気軽に散策するかのような明るい曲調。『ハートゴールド・ソウルシルバー』ではトキワの森は存在し、BGMはアレンジバージョンのまま。
- 3番道路(3ばんどうろ)
- ニビシティ東側から4番道路へ至る道路(『金・銀』系ではお月見山ハナダシティ側が4番道路との境界となっている)。お月見山の麓のため段差が多いがトレーナーも多い。ジムリーダー・タケシに勝たなければこの道路に入れない。
- 『金・銀・クリスタル』では距離が若干短くなっており、トレーナーは少ない。『ハートゴールド・ソウルシルバー』ではデオキシスをフォルムチェンジするための4つの隕石があり、先頭にデオキシスを連れて隕石を調べるとフォルムチェンジができる。
- 4番道路(4ばんどうろ)
- 3番道路からお月見山を跨ぐように経由し、ハナダシティへ至る道路。こちらも山麓に位置し、段差が多い。お月見山ニビシティ側入口前にはポケモンセンターがある。ハナダシティ付近の全ての段差を下ってしまうとニビシティ方面には戻れない一方通行の仕組みになっている。
- 1人だけトレーナーがいるが、ハナダの洞窟入口付近からさらに回り込んだ位置にいるため冒険の最終盤にならないと戦えない。
- 『金・銀・クリスタル』ではポケモンセンターはなく、お月見山ニビシティ側は3番道路と同一視され、お月見山ハナダシティ側からが4番道路となっている。
- 5番道路(5ばんどうろ)
- ハナダシティから南へ延び、ヤマブキシティへ至る道路。6番道路と繋がる地下通路がある。道は綺麗に舗装されており、中央には育て屋がある(『金・銀』系では一般の民家になっており、道具が貰える)。
- 6番道路(6ばんどうろ)
- ヤマブキシティから南へ下り、クチバシティへ至る道路。5番道路と繋がる地下通路がある。草むらや水路を避けるように曲がりくねった道が延びている。
- 7番道路(7ばんどうろ)
- タマムシシティから東へ延び、ヤマブキシティへ至る道路。8番道路と繋がる地下通路があるが、『金・銀』系では治安悪化の苦情が相次いだため閉鎖されている。カントー地方最短の道路で、トレーナーはおらず草むらが片隅に1つあるだけである。『Let's Go! ピカチュウ・Let's Go! イーブイ』ではトレーナーが2人だけおり、草むらではポリゴンが野生で出現する。
- 8番道路(8ばんどうろ)
- ヤマブキシティから東へ延び、シオンタウンへ至る道路。7番通路と繋がる地下通路があるが、『金・銀』系では治安悪化の苦情が相次いだため閉鎖されている。
- 大都市近郊で治安が悪いせいか、暴走族(『金・銀』系及び『ファイアレッド・リーフグリーン』。『Let's Go! ピカチュウ・Let's Go! イーブイ』ではバッドガイ)やギャンブラー(『金・銀・クリスタル』以外)など、いかにもガラが悪そうなトレーナーが多い。
- 9番道路(9ばんどうろ)
- ハナダシティから東へ延び、10番道路へ至る道路。3番道路にも似た、イワヤマトンネルへ続くデコボコに荒れた岩場の道。トレーナーが多く、段差が多いため子供の遊び場にもなっている。イワヤマトンネル手前にはポケモンセンターがある。
- 10番道路(10ばんどうろ)
- 9番道路からイワヤマトンネルを経由し、シオンタウンへ至る道路。9番道路のイワヤマトンネル北側から延びる細い水路を進んだ先には発電所がある。『Let's Go! ピカチュウ・Let's Go! イーブイ』ではこの9・10番道路の水路でミニリュウやハクリューが出現する。
- 11番道路(11ばんどうろ)
- クチバシティから東へ延び、12番道路と合流する道路。広大な草むらの中に迷路状の通路が通っている。クチバシティ寄りにディグダの穴の入口がある。でんきタイプ専門のトレーナー・電気屋のオヤジは『赤・緑』系且つここでしか対戦しない(他の地方では類似トレーナー・作業員が登場し、でんきタイプ以外も扱う)。
- 『金・銀』系ではディグダの穴の正面でカビゴンが道を塞いでいる。
- 12番道路(12ばんどうろ)
- シオンタウンからセキチクシティに南下する長い道路の一部。桟橋が巡っていて釣りの名所で知られる。そのため釣り人は足音を立てないよう静かに歩くという暗黙のルールから「サイレンスブリッジ」という別名がある。一軒家があり、釣り兄弟のうち1人はここに住んでいる。
- クチバシティ寄りで11番道路と合流。『赤・緑』系ではこの合流点でカビゴンが眠り、道を塞ぐ。
- 13番道路(13ばんどうろ)
- シオンタウンとセキチクシティを結ぶ長い道路の一部。長い木の柵で道が細かく区切られて迷路状になっている。細通を塞ぐようにトレーナーが現れる。『Let's Go! ピカチュウ・Let's Go! イーブイ』では、13〜15番道路の草むらでケンタロスや、ストライクまたはカイロス(ピカチュウ・イーブイによってどちらか)が出現する。
- 14番道路(14ばんどうろ)
- シオンタウンとセキチクシティを繋ぐ道路の一部。草むらや段差、池などの障害物がほとんど無く、ただ一面に芝生が広がっている。
- 『ハートゴールド・ソウルシルバー』ではあるポケモンのイベントが発生する。
- 15番道路(15ばんどうろ)
- シオンタウンとセキチクシティを結ぶ道路の一部。東西に細長く延びるこの道路は、段差によって道が南北に分けられている。南側はトレーナーの密集度が非常に高く、鳥使いや暴走族(『Let's Go! ピカチュウ・Let's Go! イーブイ』ではバッドガイ)が比較的多い。
- 16番道路(16ばんどうろ)
- タマムシシティとセキチクシティを結ぶ長い道路の一部。サイリングロードのゲートがある。ここにもカビゴンがおり、ゲート外側の道の真ん中で居眠りをしている。
- 17番道路(17ばんどうろ)
- タマムシシティとセキチクシティを繋ぐ道路の一部。サイクリングロードになっているため、自転車がないと通行不可能。第二世代までは途中は坂道のため、タマムシ→セキチクは速いがその逆は遅い。第四世代ではマップの高低差が忠実になっており、スピードは同じである。また、自転車を乗り回し手当たり次第に勝負を仕掛けてくる暴走族やスキンヘッズが多い。『Let's Go! ピカチュウ・Let's Go! イーブイ』では16番道路ゲート内〜17番道路〜18番道路ゲート内がポケモンと連れ歩くトレーナーが集う道路・ポケモンロードとなっており、殿堂入り前でもリザードン・プテラ・カイリューに乗って高高度での移動が可能。黄色い花を巡回すると相棒のピカチュウまたはイーブイの尻尾が反応し、見えない道具(木の実)を拾うことができ、時間が経てば再び拾える。サイクリングロードよりも治安がよくなっているが、自転車に乗れなくなったためか16番道路の一部が不貞腐れたバッドガイ(姿は自転車を降りた暴走族ほぼそのまま)やスキンヘッズの溜まり場になっている。殿堂入り後、ロケット団のムサシとコジロウが海を眺めているところに近づくとバトルが始まり、勝利すると着替えセットがもらえるが、ムサシとコジロウとのバトルはここが最後となる。
- 18番道路(18ばんどうろ)
- タマムシシティとセキチクシティを結ぶ道路の一部。サイリングロードのゲートがある。ゲート外側には鳥使いが多い。
- 19番水道(19ばんすいどう)
- セキチクシティから南へ水道。砂浜があり、海水浴のスポットとしても人気。以下の20・21番水道と同様、遠泳や海水浴で訪れる海パン野郎や大人のお姉さん(またはビキニのお姉さん)が多い。『Let's Go! ピカチュウ・Let's Go! イーブイ』では、この砂浜で「金の入れ歯」が見つかる。
- 『金・銀』系では、グレンタウンの火山噴火の影響で砂浜が岩などで塞がり海へ出られなくなっているが、カントー発電所の再稼働後には工事が進み、障害物が撤去される。
- 20番水道(20ばんすいどう)
- 19番水道南端から西へ延び双子島を経由し、グレンタウンへ至る水道。海上に露出した砂の小島は隠れた釣りのスポット。道路は双子島によって東西に分断されているため、双子島の洞窟内部を通り抜けないと踏破できない。『Let's Go! ピカチュウ・Let's Go! イーブイ』ではラプラスが野生で出現する。
- 21番水道(21ばんすいどう)
- グレンタウンから北上しマサラタウンへ至る水道。ゲーム開始直後にマサラタウンから地続きで草むらを見ることができるが、柵と水路に隔てられているため、通れるようになるのはかなり後。モンジャラの生息地として有名。火山に近いためか、水温が比較的高い。
- 22番道路(22ばんどうろ)
- トキワシティから西へ延び、23番道路(ポケモンリーグゲート内)に続く道路。ゲート手前までであれば序盤で入ることも可能。出現する野生のポケモンのレベルは低い。『ピカチュウ』ではマンキーも出現する。
- 23番道路(23ばんどうろ)
- 22番道路からチャンピオンロードを経由しセキエイ高原(ポケモンリーグ)へ向かう道路。チャンピオンロードで南北に分断されており、南側では8人の係員によるバッジチェックが行われ、1つでも足りないと先へは進めない。北側にはセキエイ高原への道のみだが、障害物が不規則に並んでいる(『Let's Go! ピカチュウ・Let's Go! イーブイ』では少数かつ規則的に並んでいるため通りやすい)。
- 『金・銀』系では南側が消滅し、ポケモンリーグジョウト側受付ゲート(バッジチェックは8個一括)とシロガネ山のゲート(カントージムバッジ8個必要)とチャンピオンロードにそれぞれそのまま直結し、四叉路となっている。
- 『ハートゴールド・ソウルシルバー』では残った北側もセキエイ高原の一部として扱われ、23番道路は欠番となった。
- 24番道路(24ばんどうろ)
- ハナダシティから北に延びる道路。道が3本に分かれており、ハナダシティ側からは中央、北の25番道路方面からは東側、南西のハナダの洞窟方面へは西側(水路のため「なみのり」が必要)を通る。
- 「ゴールデンボールブリッジ」という橋が架かっており、ここにいる5人のトレーナーを倒し、その先にいる男性に話しかけると「金の玉」がもらえる(しかし、その男性の正体は私服で装ったロケット団のしたっぱで、結局対戦することになる)。『ピカチュウ』や『Let's Go! ピカチュウ・Let's Go! イーブイ』では道路の北端にいる男性からヒトカゲを貰える。
- 『金・銀』系でも橋を渡りきった先の25番道路で同様のイベントが発生し、最後には「金の玉」がもらえるが、トレーナーが6人に増えており、「金の玉」をくれるのは7人目のエリートトレーナーである。また、6人目のトレーナーとエリートトレーナーの間には、疲れた主人公を倒そうと卑怯な考えをして勝負を挑んでくる理科系の男が1人いるため、実質8人。
- BGMは『金・銀・クリスタル』では3〜10・16〜18・22番道路・19〜21番水道の物と同じ、『ハートゴールド・ソウルシルバー』では『ファイアレッド・リーフグリーン』のアレンジバージョン。
- 25番道路(25ばんどうろ)
- 24番道路の北端から東へ延びる道路。その末端にはマサキの家である「岬の小屋」がある。デートスポットとして人気らしく、ハナダシティのジムリーダー・カスミも訪れている。
- 24番道路と同じく、BGMは『金・銀・クリスタル』では3〜10・16〜18・22番道路・19〜21番水道の物と同じ、『ハートゴールド・ソウルシルバー』では『ファイアレッド・リーフグリーン』のアレンジバージョン。
- 『ハートゴールド・ソウルシルバー』ではあるポケモンのイベントが発生する。
- 26番道路(26ばんどうろ)
- 『金・銀』系のみ登場。
- ポケモンリーグのジョウト側受付ゲートからトージョウの滝を経由し、ジョウト地方ワカバタウンへ至る長く険しい道路の一部。途中にポケモンの回復をさせてくれる民家がある。また、ジョウト地方で決まった曜日に決まった場所に現れる曜日兄弟(姉妹もいる)の家もここにあり、卓上の手帳には誰が何曜日にどこに現れるかが書かれている。因みに兄弟姉妹は最年長からツキコ、ヒコ、ミズオ、モクオ、カネコ、ツチオ、ニチオの7人。
- 27番道路(27ばんどうろ)
- 『金・銀』系のみ登場。
- ジョウト側ポケモンリーグ受付ゲートからトージョウの滝を経由し、ジョウト地方ワカバタウンへ至る長く険しい道路の一部。トージョウの滝を境に道路が東西に分断されている(26番道路側からは段差を飛び越えて通過可能)。ジョウト地方全てのジムバッジを集め、ワカバタウン東部の水辺から「なみのり」で初めて訪れるカントー地方がこの道路である。
- 28番道路(28ばんどうろ)
- 『金・銀』系のみ登場。
- ポケモンリーグのジョウト側受付ゲートから西へ延び、シロガネ山へ続く道路。カントー地方全てのジムバッジ(ジョウトと合わせて計16個)を持ったポケモントレーナーのみが立ち入ることができる。シロガネ山の手前の麓へ至る草むらのエリアは木々や池、段差が多いだけでなく、生息する野生ポケモンのレベルが高いため、シロガネ山までは容易に辿り着けない。また、草むらエリアの途中で28番道路が途切れ、そこから先はシロガネ山の山麓になるため、この地点もまたワカバタウン・27番道路に次ぐカントー・ジョウト両地方の境界線となる。
自然・その他
- トキワの森(トキワのもり)
- 2番道路にある森。主に虫タイプのポケモンが生息している。道が蛇行し、少数ながら進化形のポケモンも登場する。『ピカチュウ』以外では、まれにピカチュウが出てくる。『ピカチュウ』では約1%の確率でレベル9のピジョンが出てくる[4] 。
- 『Let's Go! ピカチュウ・Let's Go! イーブイ』ではトレーナーが増え、虫採り少年の他にミニスカートもいる。
- 『金・銀・クリスタル』では2番道路の一部となっており野生のポケモンは出現しなかったが、『ハートゴールド・ソウルシルバー』ではダンジョンとして復活している。BGMは『金・銀・クリスタル』の2番道路の物と同じ。
- お月見山(おつきみやま)
- 3番道路と4番道路の間にある山で、内部はハナダシティへと抜ける洞窟になっている。「つきのいし」が発見されたことからこの名前がついた。洞窟にはいわタイプのポケモンや、基本的にここでしか現れないポケモンのピッピが登場。また、洞窟の中の化石を奪おうとするロケット団ともここで初めて出くわす。
- 『ピカチュウ』『Let's Go! ピカチュウ・Let's Go! イーブイ』ではロケット団のムサシとコジロウと、ここで初めて戦う事になる。『ピカチュウ』はシングルバトル(通常の1VS1)で3匹目にニャースが出てくる。『ピカブイ』ではアーボとドガースを相手にするダブルバトル(2VS2)で、ニャースは出てこない。
- 『金・銀』系では洞窟が1マップ程度に縮小され、広場が追加された。
- BGMは『金・銀・クリスタル』ではイワヤマトンネルと同じ、『ハートゴールド・ソウルシルバー』ではジョウト地方のアルフの遺跡と同じ。
- お月見山広場
- 『金・銀』系のみ登場。昼間のみ営業している店があり、飲み物を購入できる。毎週月曜日の夜はピッピが集まるイベントが発生し、つきのいしを手に入れられる(『金・銀・クリスタル』ではいわくだきが必要)。
- 地下通路(5-6番道路間)
- ヤマブキシティへのゲートが解放されるまで利用する必要がある。薄暗くて落とし物が多いため、ダウジングマシンで道具をいくつか拾える。
- 『Let's Go! ピカチュウ・Let's Go! イーブイ』では相棒のピカチュウまたはイーブイの尻尾によるダウジングが、一度きりではなく日を改めて何度でも可能。
- 『金・銀』系ではカントー発電所のイベントをクリアしないと入れない。
- 『ハートゴールド・ソウルシルバー』ではNPCからいかりまんじゅうと引き替えに「だいばくはつ」の技マシンを交換して貰える。
- 地下通路(7-8番道路間)
- 同じくヤマブキシティへのゲートが解放されるまで利用する必要がある。
- 『金・銀』系ではマナーの悪いトレーナーがポケモンを使って近隣に迷惑行為をしたため苦情が絶えず、閉鎖された。
- サントアンヌ号(サントアンヌごう)
- 一年に一度、クチバシティの港に停泊する豪華客船。乗客にはなれないが、マサキから船上パーティ用のチケットをもらって乗船することができ、乗客や船員とポケモンバトルができる。船酔いしている船長を介抱すると秘伝マシン01「いあいぎり」をもらうことができる。
- 主人公が船を出た後に出航するが、出航させないこともできる[注釈 18] 。『ピカチュウ』以降は意図的に負ける方法は修正され、再び港へ来る時には乗ることができず出航してしまう。『ファイアレッド・リーフグリーン』では、いあいぎりを覚えたポケモンを交換することでこのイベントを無視しようとすると、サント・アンヌ号で秘伝マシン01を取得するまではイベントが進まなくなる。
- 『金・銀』系には登場せず、ジョウト地方アサギシティとを結ぶ定期連絡船・アクア号が曜日替わりで周航する。
- シーギャロップ号(シーギャロップごう)
- 『ファイアレッド・リーフグリーン』のみ登場。クチバシティからナナシマ方面を運航する連絡船。特に4の島や5の島近海は海流が激しくて「なみのり」するには危険だが、そういった海域も容易く航行出来る。
- ディグダの穴(ディグダのあな)
- 2番道路と11番道路を結ぶ、ディグダやダグトリオが作ったと言われる洞窟。2番道路側から入るにはいあいぎりが必要。
- ディグダとダグトリオしか出現しない。また、この2体はこのマップでしか出現しない。
- ハナダシティ到達後、徒歩でニビシティ方面へ戻る際に使用する。
- 『金・銀』系では初めてニビシティ方面を訪れる際に利用するが、カビゴンのバトルをクリアしないと入れない。
- 『ハートゴールド・ソウルシルバー』ではロッククライム専用ルートが追加され、さらに本格的なものになっている。
- 無人発電所(むじんはつでんしょ)
- 10番道路にそびえる誰もいない廃墟同然の発電所。多数の機械が独りでに稼働し続けている他、複数のドラム缶が無造作に放置されている。落ちているアイテムの中にはビリリダマやマルマインが紛れている。最深部には伝説のポケモン・サンダーがいる。
- 『金・銀』系では有人となり後述のカントー発電所になっている。
- BGMは『赤・緑・青・ピカチュウ』ではロケット団アジトと同じ、『ファイアレッド・リーフグリーン』ではポケモン屋敷と同じ。『Let's Go! ピカチュウ・Let's Go! イーブイ』ではシルフカンパニー(占拠事件解決前)と同じ。
- カントー発電所(かんとーはつでんしょ)
- 『金・銀』系のみ登場。無人発電所を改築・整備した施設で、ダンジョンではなくなっている。通称「イワヤマ発電所」。
- ヤマブキシティでのリニア建設・運営に伴い、新型発電機を導入した有人の発電所。リニアモーターカーやカントー全域の電気を賄っているが、発電機の部品が盗まれる事件が発生し、カントー地方各地でその影響が及ぶ。
- 『ハートゴールド・ソウルシルバー』では外観が『ファイアレッド・リーフグリーン』の無人発電所と酷似し、一定の条件を満たすと建物の脇にサンダーが居つくようになる。
- イワヤマトンネル
- 10番道路にある洞窟。内部は暗く、秘伝技の「フラッシュ」を使わないとほぼ何も見えない。
- 『赤・緑』系ではトレーナーがいる。
- BGMは『金・銀・クリスタル』では短縮されているが、『ハートゴールド・ソウルシルバー』ではフルバージョン。
- ふたご島(ふたごじま)
- 19・20番水道間に位置する島。島が二つ並んでいるためこの名前がついている。内部は入り組んだ洞窟となっており、岩と水流が行く手を阻む。この洞窟を経由しないと先に進めない。
- 洞窟の奥には伝説のポケモン・フリーザーがいる。また、屋内扱いのため、自転車には乗れない。
- 『金・銀・クリスタル』では地下部分はグレン島での火山噴火で崩壊・消失し、その後グレンジムリーダー・カツラの手で小さな洞窟が作られ、臨時ジムを運営している。また、水道間の行き来も自由になった。
- 『ハートゴールド・ソウルシルバー』では地下部分が復活しており、水道間の移動には洞窟を経由する必要がある。奥まで進むと伝説のポケモン・フリーザーがいる。BGMはジョウト地方の氷の抜け道など一部洞窟ダンジョンのものと同じ。ジムは東側(グレン寄り)の入り口の2階にある。
- グレンジム
- 『金・銀』系のみ登場。
- 洞窟崩壊後にカツラが突貫工事で構えた仮設ジム。トレーナーはいない。
- 『ハートゴールド・ソウルシルバー』ではふたご島東口の2階にあり、トレーナーがいる。
- ポケモンリーグ受付ゲート(ポケモンリーグうけつけゲート)
- 22・23番道路間にあるゲート。1個目のバッジのチェックが行われ、以降はこのゲートを抜けた後の23番道路で行われる。
- 『金・銀』系ではジョウト地方のバッジのチェックが8個一度に行われ、ジョウト地方8つのバッジを全て集めた上で、「たきのぼり」が必要な「トージョウのたき」を経由しないと辿り着く事は出来無い[注釈 19] 。東側は22番道路・トキワシティ方面、西側は28番道路・シロガネ山方面、南は26・27番道路・ワカバタウン方面、北はチャンピオンロード・セキエイ高原方面へとそれぞれ直結する。
- チャンピオンロード
- 23番道路にある洞窟。ポケモンリーグ挑戦のための最後の道。8つのバッジを全て集めたトレーナーだけが入ることができる。『赤・緑』系ではトレーナーがおり、『赤・緑・青・ピカチュウ』ではファイヤーがいる。このダンジョンを抜けるには秘伝技「かいりき」が必要。
- 『金・銀』系ではジョウト地方のジムバッジを全て集めた者が入ることができる。マップは『赤・緑』系の物を簡略化した物となっている。また、トレーナーは一人もいないが、出口の手前でライバルと戦う事になる。
- 『ハートゴールド・ソウルシルバー』ではマップは大幅に変更されており、ファイヤーの出現場所はここではなく、ジョウト地方シロガネ山の洞窟内に変更されている。
- セキエイ高原(セキエイこうげん)
- チャンピオンロードを抜けた先にある高原で、ポケモンリーグ本部が聳え立つ。ポケモントレーナーの頂点であり、ポケモンの最高機関。ジョウト地方のトレーナーもここに挑戦する。
- 『ハートゴールド・ソウルシルバー』のポケギアのマップではシロガネ山入り口の東側にあるが、公式絵ではシロガネ山の中心あたりに設置されている。
- カンナの部屋
- 『赤・緑』では中央が氷の床で周りが水に囲まれている最初の部屋。『ファイアレッド・リーフグリーン』では4つの氷の柱が設置された部屋になっている。BGMはジムと同じ。
- シバの部屋
- 『赤・緑』では岩に囲まれており、『ファイアレッド・リーフグリーン』では4つの石柱が設置された部屋になっている、カンナに次ぐ2番目の部屋。『金・銀』系ではマグマに囲まれた部屋に変わっている、イツキ、キョウに次ぐ3番目の部屋。『赤・緑』『ファイアレッド・リーフグリーン』におけるBGMはロケット団アジトやハナダの洞窟と同じ。
- キクコの部屋
- 『赤・緑』では多数の墓に囲まれており、『ファイアレッド・リーフグリーン』では4つの大きな墓標に変わっている、カンナ、シバに次ぐ3番目の部屋。BGMはポケモンタワーと同じ。
- ワタルの部屋
- 『赤・緑』では銅像に囲まれた部屋で、『ファイアレッド・リーフグリーン』では巨大な竜の牙に変わっている、カンナ、シバ、キクコに次ぐ4番目の部屋。
- 『金・銀』系ではレッドカーペットが敷かれており、その周囲にミニリュウの銅像が置かれている、イツキ、キョウ、シバ、カリンに次ぐ最後の部屋。『ハートゴールド・ソウルシルバー』では金の王宮のような部屋になった。
- 『赤・緑』系では全シリーズのポケモンリーグで唯一角のある長い道のりを自動で歩くシステムになっている。近年の解析により、データ的にこの部屋の右上に没マップがあることが発覚した。
- ライバル(グリーン)の部屋
- 『赤・緑』ではなんの変哲もない小部屋だが、『ファイアレッド・リーフグリーン』では未来的なデザインに変わっている、カンナ、シバ、キクコ、ワタルに次ぐ最後の部屋。『金・銀』系ではチャンピオンを勤めるワタルの部屋となる。
- イツキの部屋
- 『金・銀』では氷のフィールドのようになっている最初の部屋。『ハートゴールド・ソウルシルバー』ではブロックが浮遊している摩訶不思議な空間に包まれる部屋に変わった。
- キョウの部屋
- 『金・銀』系でジムリーダーから四天王に昇格したキョウの、イツキに次ぐ2番目の部屋。『金・銀』ではヒワダジムの内装に似ており木々が立ち並ぶ。『ハートゴールド・ソウルシルバー』では枝葉の陰が周囲を包み、深くて薄暗い森を彷彿とさせる、忍びに徹した雰囲気の内装に変わっている。
- カリンの部屋
- 『金・銀』では周囲が真っ暗で奈落の如く深い絶壁に囲まれた足場の、イツキ、キョウ、シバに次ぐ3番目の部屋。『ハートゴールド・ソウルシルバー』ではキラキラとした床や水晶がおかれた幻想的な部屋になっている。
- トージョウの滝(トージョウのたき)
- 『金・銀』系のみ登場。
- 27番道路にある洞窟。カントー地方とジョウト地方の境目とされている。内部には滝が流れている。この洞窟を抜けるにはなみのりとたきのぼりが必要。
- 『ハートゴールド・ソウルシルバー』では滝の真裏に洞穴を利用した小部屋が隠されており、その中に入っても鳴らないラジオと砕ける岩がある。通常のプレイでは明かされないが、ここはロケット団の元ボス・サカキがロケット団解散宣言後に修行に使っていた場所で、映画『幻影の覇者 ゾロアーク』で配信されたセレビィを使ったイベントで彼との対戦がここでできる。イベント後にそのラジオを調べると、「サカキが残したものだろう」というセリフが追加されている。
ナナシマ
『ファイアレッド・リーフグリーン 』で追加マップとして登場。カントー地方の南に所在する島々。カントー地方本土とは専用船「シーギャロップ号」で接続する。
カントー地方に比べると田舎という認識が多く、温暖な地方だと言われている。
道路や水道は番号ではなく固有の名称となっている。
ポケモンジムはない。4の島以降に行くにはある条件を満たす必要がある。
「島が7つあるからナナシマと呼ばれると言う人がいるが、7日でできた島だからこの名前で呼ばれる」との伝説がゲーム内で語られる。
各マップのBGMは、1 - 3の島ではカントー地方と同じ物が、4 - 7の島では『金・銀』系のジョウト地方のもののアレンジバージョンが使用されている。
4 - 7の島では野生のポケモンの一部には『金・銀』系のポケモンが登場する。
続編である『ハートゴールド・ソウルシルバー』およびピカチュウ版リメイクの『Let's Go! ピカチュウ・Let's Go! イーブイ』には登場せず、作中では一切触れられていない。
- 1の島(1のしま)
- 最初に訪れる島で、火山の地熱を利用した温泉がある島。
- ポケモンネットワークセンター
- ポケモンセンター兼通信施設。ニシキはここで、カントー・ナナシマ間のネットワークを管理している。
- ある条件を満たせば『ルビー・サファイア・エメラルド』との通信ができるようになる。
- 火照りの道(ほてりのみち)
- 1の島と灯し火山を繋ぐ道。途中の洞窟に、灯し火温泉がある。
- 宝の浜(たからのはま)
- 1の島の南部に位置する浜。流されてきた隠れアイテムが多数見つかる。
- 2の島(2のしま)
- ナナシマの中では人口が少なく、小さい島。ゲームコーナーがあり、ワイヤレスアダプタを使ったミニゲームが楽しめる。
- 島の周囲は水の流れが非常に早く、釣りや「なみのり」による移動はできない。
- 3の島(3のしま)
- ナナシマの中では最も栄えている島。大小の島が2つあるのが特徴。近頃は暴走族がよくうろついている。
- 4の島(4のしま)
- 暖かい気候でありながら、氷で覆われた「凍て滝の洞窟」がある島。四天王カンナの故郷でもある。2の島同様、周囲は早い水の流れに覆われている。
- BGMはジョウト地方のヒワダタウン・フスベシティのアレンジバージョン。
- 5の島(5のしま)
- いくつもの島々がある島で、ゴージャスリゾートというリゾート地で知られている。
- BGMはジョウト地方のヒワダタウン・フスベシティのアレンジバージョン。
- 5の島 空き地(5のしま あきち)
- 5の島南東部に位置する。ロケット団倉庫がある。BGMは46-48番道路のアレンジバージョン。
- 思い出の塔(おもいでのとう)
- 5の島 空き地西部に位置する。石が積まれているイワークのお墓がある。飲み物を供えることができる。
- ロケット団倉庫(ロケットだんそうこ)
- 6の島の点の穴でサファイアを奪った研究員が逃げ込んだ倉庫。バトルに勝つと取り返すことができる。タマムシのアジトやトキワジムのような移動する床がある。
- 入るにはある条件が必要。
- 水の迷路(みずのめいろ)
- 海面に岩が突き出ており、複雑な地形を作っている。稀に珍しい水ポケモンが出現する。BGMは46-48番道路のアレンジバージョン。
- ゴージャスリゾート
- おじょうさまが住んでいる。おじょうさまが見たがっているポケモンを手持ちに入れて話しかけるとゴージャスボールがもらえる。
- 帰らずの穴(かえらずのあな)
- 穴と岩がたくさんある迷路のような洞窟。謎を解かないと先に進めず、謎解きに失敗すると入口付近に戻されてしまう。
- 6の島(6のしま)
- 北部に海が広がっている。遺跡のある島として有名。「点の穴」という古代遺跡がある。解くには点字の知識が必要(このため、説明書等の他に点字とその読みを書いた紙が入っている)。また、この島の北には謎が多いダンジョンが2つ(「印の林」と「変化の洞窟(へんげのどうくつ)」)ある。
- BGMはジョウト地方のキキョウシティ・アサギシティのアレンジバージョン。
- 水の散歩道(みずのさんぽみち)
- 6の島と遺跡の谷を繋ぐ道路。海沿いに延びている。BGMは46-48番道路のアレンジバージョン。
- 遺跡の谷(いせきのたに)
- 円形をした谷で、起伏が激しく草むらが多いため歩きづらい。中央には点の穴がある。
- 点の穴(てんのあな)
- 遺跡の谷の最深部にある遺跡。奥の石版には点字で文章が記されている。他のバージョンと通信交換をするために重要なアイテムが隠されている。
- 7の島(7のしま)
- 「アスカナ遺跡」という遺跡群があり、そのいずれにもアンノーンが出現する。トレーナーの腕試しの場である「トレーナータワー」もある。
- BGMはジョウト地方のキキョウシティ・アサギシティのアレンジバージョン。
- トレーナータワー
- トレーナーたちと戦いながら最上階を目指し、そのクリアタイムを競う為の施設。『エメラルド』にも登場する。
- 渓谷入口
- 7の島南部に位置する。アスカナ遺跡方面へ接続する。
- 七宝渓谷(しっぽうけいこく)
- 7の島の町とアスカナ遺跡を繋ぐ道路。起伏が激しい地形の谷。いわやはがねタイプのポケモンが出現する。途中には回復できるポイントとアスカナの鍵がある。BGMは46-48番道路のアレンジバージョン。
- へその岩(へそのいわ)
- 「しんぴのチケット」を受け取ることにより行くことができる。ナナシマの中心に位置するのでこの名前がついている。道が2つに分かれており、最上層には伝説のポケモン・ホウオウが、最下層には同じく伝説のポケモン・ルギアが待ち構えている。『エメラルド』でも「しんぴのチケット」が配信されここに来ることができた。
- 誕生の島(たんじょうのしま)
- 「オーロラチケット」を受け取ることで行くことができる。島には三角状の石があり、それを星型を描くように動かすとデオキシスが出現する。
オレンジ諸島
アニメ版『ポケットモンスター』のオレンジ諸島編の舞台。大小70を超える島々からなりたっており、オレンジ諸島の名の通り、島々の名前はその多くが柑橘類の果物に由来している。
劇場版第10作『ディアルガVSパルキアVSダークライ』公開時に発売された書籍「劇場版 ポケットモンスターDP 全映画パーフェクトガイド」では、オレンジ諸島はカントー地方の一部として扱われている。
- ダイダイ島
- ウチキド博士の研究所がある。
- ウチキド博士の研究所
- ウチキド博士がポケモンの研究を行っている研究所。
- ポンカン島
- ガラス工芸品で有名な島であり、島民のほとんどがガラス工芸の職人。
- ボンタン島
- 沖合いでごくまれにラプラスの群れがやってくることがある。
- ナツカン島
-
- ナツカンジム
- ジムリーダーはサザンクロスの西の星アツミ。
- ネーブル島
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- ネーブルジム
- ジムリーダーはサザンクロスの東の星ダン。
- ユズ島
- マンダリン島の近くにある小さな島。
- ユズジム
- ジムリーダーはサザンクロスの南の星ジギー。
- ウンシュウ島
- チーム・カメールという消防団がある。
- リュウチン島
-
- リュウチンジム
- ジムリーダーはサザンクロスの北の星ルリコ。
- リュウチンホテル
- リュウチンジムのジムリーダー・ルリコが経営する観光ホテル。
- カンキツ島
- オレンジリーグ・ウィナーズカップが行なわれている島。
- カンキツスタジアム
- オレンジリーグ・ウィナーズカップの開催会場。
- ウィナーズパレス
- ウィナーズカップの出場登録の管理とウィナーズカップに勝利した名誉トレーナーの記録が展示されている施設。別名・勝利の殿堂。
- マンダリン島
- オレンジ諸島最大の島。
- ヤンベラの街
- マンダリン島にある小さな街。
- ビッグシティ
- マンダリン島最大の大都市。
- マーコット島
- 島の大部分を森が占め、虫ポケモンが多く生息している。
- ピンカン島
- ポケモン保護区に指定されている島。
- ザボン諸島
- 7つの島に分かれている。
- オレンジリーグ・ウィナーズカップ
- オレンジ諸島のポケモンリーグ。チャンピオンはサザンクロスのヘッドリーダーのユウジ。
劇場版ポケットモンスターの舞台
劇場版ポケットモンスターの舞台となった町・島などについては、第10作『ディアルガVSパルキアVSダークライ』公開時に発売された書籍「劇場版 ポケットモンスターDP 全映画パーフェクトガイド」にマップが掲載され位置が判明した。ここではその中からカントー地方に属する場所を記載する。
- ニューアイランド島(ニューアイランドとう)
- 第1作『ミュウツーの逆襲』の舞台となった島。
- かつてはフジ博士の研究所が存在していた島であり、そこで産まれたミュウツーによって研究所が壊滅したあとは無人となっていた。その後、ロケット団を出たミュウツーがこの島に戻り、自らの住む城を作った。
- カントーの沖にあり、マップではナナシマとオレンジ諸島の間に描かれている。
- アーシア島
- 第2作『幻のポケモン ルギア爆誕』の舞台となった島。
- オレンジ諸島の島の一つであり、本島と火の神・氷の神・雷の神を祀る3つの小島から構成されている。
- ロータ
- 第8作『ミュウと波導の勇者 ルカリオ』の舞台となった町。
- 波動の勇者の伝説が語り継がれている町であり、湖に囲まれた城・オルドラン城と、ミュウが住んでいるという「世界のはじまりの樹」と呼ばれる岩山がある。
- マップによると、セキエイ高原より更に内陸側に位置している。
脚注
注釈
- ^ 作中最序盤でポケモン図鑑を入手するイベントより前にライバルの家にてテーブルの上の本を調べると名前が登場するのみ。また、当時発売されたムック本『ポケットモンスター公式ファンブック』内のインタビューにおいて「関東州」という単語が登場している。
- ^ 英語版ではviridian(ビリジアン)
- ^ 英語版ではpewter(ピューター)
- ^ 英語版ではcerulean(セルリアンブルー)
- ^ 屋内には100万円の自転車(赤・緑・青・ピカチュウ・ファイアレッド・リーフグリーン)の他、マッハ自転車やダート自転車(ルビー・サファイア・エメラルド・オメガルビー・アルファサファイア)も飾られており、全ての自転車のうんちくを聞くとあるアイテムがもらえる。
- ^ 英語版ではvermilion(バーミリオン)
- ^ まだ実装されていないジョウト地方などに行ける、システム上捕獲できないポケモンが捕獲できるなど。ちなみにマサラタウン東西に広がる草むらに関しても似たような都市伝説がある。
- ^ 『赤・緑』ではピックアップトラックが1台置いてあるだけだったが、のちのシリーズではシオン方面に桟橋が整備され、『ファイアレッド・リーフグリーン』では一般の貨物式トラックで、奥にビールケースをプレイヤーが進めないように配置され、『Let’s Go ピカチュウ・Let’s Go イーブイ』ではパネルバンに貨物コンテナが配置され、トラックにはアイテムも置いてある。
- ^ 英語版ではlavender(ラベンダー色)
- ^ 英語版ではceladon(青磁色)
- ^ 英語版ではfuchsia(フクシャ)
- ^ 英語版ではsaffron(サフラン色)
- ^ 『ファイアレッド・リーフグリーン』や『Let's Go! ピカチュウ・Let's Go! イーブイ』では「おちゃ(たいせつなもの)」というアイテムが登場。
- ^ そのため、善良な社員とは対戦を行わない作品がほとんどである。 主人公に泣きついてきたり、祈り事をしていたり、ロケット団員と勘違いしてさらにおびえる人などがほとんどだが、ロケット団撃退後は感謝の意を述べてくるほか、占拠時の恐怖を共有して職場結婚した社員もいる。 有事下でも体力の回復をしてくれたりポケモンをくれたりする社員もいるので、話しかけることに危険はない。
- ^ 『赤・緑』系はマリオとワリオ。
- ^ 英語版ではcinnabar(シナバー)
- ^ 『赤・緑』では「キャタピーが進化するとバタフリーになる?」という問題だったが、『バタフリー』の部分が『トランセル』になっている。
- ^ 船長に話し掛ける前に全てのトレーナーを倒さず後から戦うことで意図的にバトルに負けるか、いあいぎりを覚えたポケモンを通信交換で連れて来る。
- ^ 「たきのぼり」は、戦闘時以外はジョウト地方最後のバッジを入手しないと使用出来無い為、「トージョウのたき」も前述のジョウト地方最後のバッジ入手後で無ければ越える事は出来無い。
出典
- ^ 小学館『ポケットモンスター公式ファンブック』1997年5月
- ^ 任天堂「社長が訊く『ポケットモンスターブラック・ホワイト』」2.一新されたポケモンの世界 - 2010年10月4日閲覧。
- ^ 増田順一の2011年10月12日のつぶやき
- ^ 『ポケットモンスターピカチュウ 攻略ガイドブック』ティーツー出版刊より。
関連項目
- ジョウト地方
- ホウエン地方
- シンオウ地方 / ヒスイ地方
- イッシュ地方
- カロス地方
- アローラ地方
- ガラル地方
- パルデア地方
- オーレ地方
- フィオレ地方
- アルミア地方
- オブリビア地方
- フェルム地方
- レンティル地方
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