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【大学野球】就活に有利だから甲南大に進んだプロ注目右腕・岡本駿をOB記者が直撃

スポーツ報知
投球フォームについて議論を交わす甲南大・岡本駿と南部記者

甲南大硬式野球部から初となるNPBのドラフト指名を待つ岡本駿投手(4年)。大学から本格的に投手を始め、4年足らずでプロに注目されるまで成長した。10月24日に運命のドラフト会議を迎える後輩の姿を同部OBで1学年先輩の南部俊太記者が「見た」。

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母校のグラウンドで久しぶりに会った岡本には、エースとしての責任感が芽生えていた。

投手に転向した直後は投げるのに精いっぱいで、結果を気にする余裕がなさそうだった。しかし、取材した日は、彼から「チームのために」という言葉が何度も出てきた。自身のドラフト指名についても、「チームの勝ちを優先して投げることしか、自分にはできない」と断言。運命の日を来月に控えても「フォア・ザ・チーム」を誓う姿に、大黒柱としての覚悟が見えた。

一方、以前と変わらない部分もあった。私は現役時、すでに着ているにもかかわらず、自分の上着を必死に探す岡本を見たことがあった。「さすがにもう、そんなことはしないか」。そう思った直後、「この前は通常の練習日なのに、間違えて公式戦用のユニホームで現れた」と、鼻本悠剛(ゆうごう)学生コーチ(4年)から"報告"を受けた。「あいつは、だいぶ抜けている」。昔からチームメートが口をそろえる一面は、今でも健在だった。

打者を圧倒する投球と、少し天然な性格。岡本がプロ野球選手になれば、多くのファンに愛されるに違いない。私自身も、そんな彼を応援し続ける一人だ。

だいやまーく岡本駿(おかもと・しゅん)2002年6月12日、徳島・勝浦町生まれ。22歳。横瀬小2年から勝浦タイガーススポーツ少年団で野球を始め、勝浦中では軟式野球部でプレー。城南高では1年秋からベンチ入りし、2年秋から遊撃手。3年夏は独自大会で8強。甲子園出場はなし。甲南大2年秋に2部西リーグでベストナインを受賞。変化球はスライダー、カットボール、フォーク、チェンジアップ、ツーシーム。好きな言葉は「笑って損した者なし」。

野球

(追記) (追記ここまで)
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