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【ゴルフパラダイス】清水重憲氏のコースマネジメント論「刻む=攻める順番を考える」

スポーツ報知
ティーイングエリアの攻略法を解説する清水重徳キャディー(カメラ・谷口 健二)

コースの"罠(わな)"に、はまってスコアを崩していませんか? 今週からのレッスンは、イ・ボミや上田桃子ら数多くのトッププロのキャディーを務めてきたプロキャディーの清水重憲氏(50)が、アマチュアゴルファーのスコアを5打縮めるコースマネジメント論を伝授する。第1回目は、ティーイングエリアで考えるコースマネジメント。

ロング、ミドルは全ホールドライバー。そんな人も多いはずです。狭いホールのティーショットでOBを打てばダボ以上はほぼ確定。バンカーに入ればパーセーブも危うくなります。今回は、ティーイングエリアで考えるスコアを崩さないためのマネジメントについて話します。

200ヤード前後にあるバンカーで、越すにはキャリーで210ヤード以上必要。アマチュアのみなさんの多くはドライバーを振りますよね。フェアウェーが広いホールならバンカーを避けることもできますが、狭いホールだとバンカーに入る確率が高くなります。

そんな場合は、刻むマネジメントも必要になります。「刻む」と聞いて「逃げる」とネガティブにとらえる人もいますが、ドライバーショットをミスすると、取り返しのつかないトラブルになる可能性が大。私は「刻む」=×ばつ3回でパーオンできます。

また、風の読みも大切です。コースレイアウトは基本変わりませんが、風は毎日変化します。私はティーイングエリアに上がった瞬間、まず風向きと風速を読むようにしています。

私の場合、試合以外ですが、コースレイアウトと風のチェックに腕時計型GPS距離計測器を使用しています。タッチパネルで使いやすく、詳細なコースレイアウトはもちろん、スマホアプリと連携すれば天気情報を入手でき、風向、風速などを瞬時に表示してくれるので重宝しています。

アマチュアのみなさんもティーイングエリアに上がったら、〈1〉その日の風向・風速を確認〈2〉コースレイアウトをチェック〈3〉ハザードを回避するためのクラブ選択。この3つを実践し、マネジメントすることで、スタートホールから大たたきすることは回避できます。(次回は自分の飛距離を知ることによるマネジメントです)

今回、レッスンで清水キャディーが使用しているのが「イーグルビジョン ACE PRO」=写真=だ。朝日ゴルフが開発・販売するフルレイアウト表示をウォッチタイプで初めて採用したGPS距離計測器。このたび、グリーン形状が分かりやすいベタピンナビやレイアップポイント機能、オートディスタンス機能に加えて、スマホアプリ「EV PRO」と連携すれば天気情報を入手できるウェザー・ウィンドサポート機能をあらたに搭載した。また、視認性にすぐれたタッチパネルを採り入れているので、ラウンド中の操作も楽々だ。カラーはブラックとホワイトを用意している。

◇清水 重憲(しみず・しげのり)1974年7月10日生まれ、大阪府八尾市出身、50歳。日本のプロゴルフキャディー。2007年に同行した谷口徹と上田桃子がそれぞれ賞金王と賞金女王になり、キャディーとして高い評価を受ける。いままでに田中秀道、谷口徹、上田桃子、イ・ボミなど、数多くのトッププロに同行。177センチ、76キロ。

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