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「2024 U-16 中国遠征」
2024年10月12日 Saturday

アビスパ福岡U-16中国遠征

9月29日(日) 1日目(移動日)

福岡空港に16:15に集合した選手17名は、お見送りにきていた家族に出発の挨拶をして18:15に日本を発ちました。

上海空港を経由して福建省にある厦空港に24:15に到着しました。

そこからバスを乗り継ぎ1時間30分移動して、無事に中国福建省漳州市にある「Hooray Island Resort」到着しました。

出発の当日にU-16の選手は福岡県リーグをU-15の選手は九州リーグを戦った後の長時間移動となりました。難しいコンディションの中でどれだけのパフォーマンスを出すことができるのか、今までの海外での経験を活かして生活できるようにとそれぞれが目標をもって日本を後にしました。

9月30日(月) 2日目

大会前日のトレーニングを行いました。

トレーニングの冒頭には牛鼻コーチから「この環境でできることが当たり前ではないこと」・「少しでもこの大会を成長に繋げること」の話があり、それぞれがモチベーションを高めてトレーニングに臨みました。

鬼ごっこやボール回しで軽く汗を流して、グループラウンドに向けての準備を終えました。

中国の食事は、日本とは違う食事の内容や味付けに驚きは隠せず、なかなか箸を進めることができませんでした。厳しい環境の中で自分のコンディションを整えなければならないことを選手たちは学んでいく日々になることでしょう。

10月1日(火) 3日目

いよいよ大会が始まります!

「Hooray Cup China 2024」

大会方式は、16チームを4グループに分け、各グループ上位2チームによる決勝トーナメントを行います。

アビスパ福岡U-16は、高体連の深圳実験、北大附中、ナショナルチームのU-16バーレーン代表と同じグループとなりました。 (注記)U-16バーレーン代表はオープン参加となるため、グループラウンドの結果には反映されません。

グループラウンド1

11:30KO vs 深圳実験

2-1(0-0)(2-1) WIN

グループラウンド初戦となり、固い試合になることが予想されましたが、前半は終始ボールを握る展開となりました。しかし、なかなか相手のブロックを崩せず前半を終えました。後半もボールを握る展開が続きましたが、一瞬の隙を突かれ失点してしまいました。その後、攻めつづける中でなんとかセットプレーで2点をもぎ取り、苦しみましたが勝利することができました。

10月2日(水) 4日目

グループラウンド2

15:00KO vs U-16バーレーン代表

(注記)U-16バーレーン代表はオープン参加となるため、グループラウンドの結果には反映されません。

1-1(0-0)(1-1) DRAW

相手は、今大会オープン参加となったU-16バーレーン代表。この大会後にU-17ワールドカップのアジア予選を控えるナショナルチームとの素晴らしいマッチメイクとなりました。

普段は対戦できないナショナルチームとの対戦に胸を躍らせながら試合に入ったアビスパは、序盤からボールを握って攻めます。しかし、相手のフィジカルになかなかフリーな場面を作ることができずに前半を終えました。

後半はバーレーン代表も攻勢を強めてくる中で守る時間も増えましたが、セットプレーで先制しました。その後も一進一退の攻防が続く中で相手のパワーに押され、PKを与えてしまいました。それを落ち着いて沈められ引き分けでゲームを終えました。

中東の代表選手たちのサッカーに対する熱や、高いフィジカルは非常に学びとなるものがありました。

【開会式の様子】

10月3日(木) 5日目

大会の休息日であったため、Hooray Islandを離れ向かった先は離島にある「栖海湾」。 中国の大型連休「国慶節」にあたる期間のため、多くの中国人旅行客で賑わっていました。

出店を眺めて様々な人とコミュニケーションをとったり、中国の空気を感じることができました。日本とは違う文化に触れリフレッシュすることができました。

10月4日(金) 6日目

グループラウンド3

10:00KO vs 北大附中

3-1(1-1)(2-0) WIN

グループラウンドの最終節。引き分け以上で首位突破が決まる試合となりました。

中国での生活にも慣れ始め、立ち上がりからエンジン全開のはずでしたが自分たちのミスからあっさりと先制点を許してしまいました。その後はスイッチが入り攻勢に出る中で同点ゴールを奪って前半を終えました。

後半は優位に試合を進めることができ、2点を奪って逆転勝利!! グループを1位で通過しベスト8進出を決めました!

食事や文化に少しづつ慣れ、タフに戦うことができるようになってきました。

105() 7日目

準々決勝

10:00KO vs 河南足协队

2-0(1-0)(1-0) WIN

いよいよ、準々決勝を迎えました。

体調不良者も出ていた中で全員が揃ったゲームになりました。

立ち上がりから優位にゲームを進め、前半のうちに先制して折り返すことができました。

後半は相手のフィジカルに対して苦戦する時間や、ラフプレーに対して苛立つ時間もありましたが、したたかに追加点を奪い2-0で勝利し準決勝に駒を進めました!

相手の激しいプレーやゲームの雰囲気など日本では感じられないものがあり、選手たちにとって非常に学びのあるゲームとなりました。

10月6日(日) 8日目

2度目の大会休息日。

今回は福建省の中でも大きな都市である厦市へと向かいました。 ショッピングモールや商店街で家族や友人へのお土産を買う時間を過ごしました。

昼食には吉野家で牛丼をいただき、束の間の日本を感じる時間となりました。 明日の準決勝に向けて良いリフレッシュとなりました。

107() 9日目

準決勝

10:00KO vs 广州英思力

6-0(3-0)(3-0) WIN

準決勝は中国リーグにも所属していた広州富力のアカデミーを前身に持つ广州英思力との対戦になりました。

中国のチームとの激しい試合が予想されましたが、試合開始直後から幸先よく先制点を奪うとその後はゴールラッシュで6-0で勝利しました。

ブラジルのサンパウロFCが待つ決勝戦に向けて弾みがつく勝利となりました!

10月8日(火) 10日目

決勝 vs サンパウロFC

1-2(0-1)(1-1)

ついに、決勝戦の日を迎えました。

相手は、世界的にも名門として有名なブラジルのサンパウロFCです。このアカデミーから多くの選手が輩出され世界中でプロサッカー選手として活躍しています。

世界のビッグクラブとの対戦に喜びを感じながらピッチに入った選手たちは一歩も引くことなく立ち向かいます。一進一退の攻防を繰り広げますが相手のテクニックについていけず、0-1で前半を終えました。

後半追いつくために、ポジションや立ち位置を少し変更して臨みました。こちらもボールを保持できるようになってきた中で同点ゴールを奪い、逆転の空気が出てきましたが、終了間際に失点しまいました。反撃も届かず1-2の敗戦で準優勝となりました。

サンパウロの選手たちがクラブのエンブレムやブラジルの国旗を掲げて喜ぶ様子を見て、サッカーへの情熱やかける思いを選手たちは感じとったことと思います。ピッチ内外で感じたことを今後に繋げていってくれるでしょう。

また、この大会のベストコーチ賞には牛鼻コーチが選出されました!

10月9日(水) 11日目(移動日)

10泊11日に渡った中国遠征も移動を残すのみとなりました。

最終日は、早朝3時半に起き、バスで厦空港へ向かい、上海を経由し、夕方に福岡空港に辿り着きました。

中国では、食事だけではなく文化や言語などいつもとは大きく違う環境の中でパフォーマンスを発揮することが求められました。

選手たちにとってはいいことや楽しいこと以外のことにどれだけ向き合うことができるのかを試される時間となりました。勝ち上がっていくごとにチームの一体感が増し、様々なことに向き合うことができた経験は貴重なものだったと感じます。

今回、招待してくださった大会関係者様、対戦チームの選手、スタッフの皆様、アカデミーの活動にご理解とご協力いただき送り出してくださったご家族の皆様、この遠征をコーディネートしてくださったケビンさん、感謝申し上げます。

また、ご協賛賜りました企業様、日本から声援を送ってくださったサポーターの皆様もありがとうございました。謝謝!!

U-16中国遠征の試合結果と寸評の報告は、こちらから

育成普及部 アカデミー

小松 翔

posted by: アビスパ福岡 | アカデミー | 14:58 | - | - | - | - |
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