ハイパーサーミア(がん温熱治療)
がん組織の深部まで加温できる。
熱による直接的壊死と宿主免疫活性化。
サーモトロン-RF8は、2枚の平板電極で生体を体表からはさむコンデンサー式高周波伝搬方法で、電極間に位置した組織を深部まで加温できます。
電極の中心から約60%の面積に相当する部分の高周波電流密度が濃く、発熱温度も高くなります。
表在性がん、または深在性がんのいずれにおいても、42°C以上に発熱させることが可能であり、がん組織を42°C以上に加温して得られる「熱による直接的な壊死効果」と同時に、その周辺組織も39〜41°C前後に加温されることによって得られる「宿主免疫(リンパ球、NK細胞、インターフェロン-γなど)の活性化による致死効果」の相互作用を求めることができます。
高周波による領域加温