天童の地元企業、東北パイオニアのバレーボールチーム「パイオニアレッドウィングス」は、2月17日(土)には「デンソー・エアリービーズ」と新潟市の新潟市東総合スポーツセンターで、2月18日(日)には上越市のリージョンプラザ上越で「東洋紡オーキス」と対戦しました。対「デンソー・エアリービーズ」ではセットカウント3対0のストレート勝ちをおさめましたが、対「東洋紡オーキス」ではセットカウント1対3の逆転負けを喫してしまいました。
通算成績は8勝10敗で10チーム中7位に終わり、Vリーグへの残留は決めたものの決勝リーグへの進出はできませんでした。しかしながら、アリー・セリンジャー監督は試合内容には満足しているそうで、第2セット以後は試合経験の差が出ただけだとコメントしてます。来季もVリーグで活躍できることが決まっていますので、今シーズンの経験を活かして、来季こそは決勝リーグに進めるようがんばって欲しいところです。
天童市の天童市立第二中学校で、2年生149名を対象にした立志式を開催しました。この立志式は、進路説明会の時期に合わせて「自分の進路を考える大切なこの時期に、将来を意識する機会をつくってみよう」と企画されたものだそうです。立志式にのぞんだ生徒たちはクラスごとに壇上に登り、1人1人マイクを通して自分自身の目標を発表し、その後、保護者の代表者から激励の言葉を受けました。
最近、青少年による物騒な事件が起きていますが、今現在のことにのみ目が向けら、将来への夢や希望を持っていないというのも原因の1つなのではないでしょうか? 「自分は将来こうなりたい」「自分はこれを一生懸命やってみたい」という目標がハッキリしていれば、途中フラフラせずにゴール目指してまっすぐ突き進んでいくことができるのではないかと思います。そういう意味からも、このようなイベントは中学校だけに限らず、小学校でも高校でもおこなわれたほうが良いのではないでしょうか?
「モンテディオ山形」とおなじくサッカー・プロリーグのJ2リーグに参加している「ヴァンファーレ甲府」は、累積赤字が4億3,000万円まで達してしまい、場合によっては今季で解散することになってしまうそうです。2年連続最下位という成績から観客収入が落ち込んでいるというのが原因の1つのようです。
確かに連戦連勝などという状況であれば、「どれ、行ってみようかな?」という気持ちになりますが、逆に連戦連敗という状況になると「どうせ今日もダメだろうなぁ」という気持ちになってしまい、わざわざ足を運ぼうという気持ちになりません。熱心なサポーター以外の一般の人たちに競技場へ来てもらうには、どうしても結果を出すしかありません。地元での初戦は、3月31日(土)午後2時から天童市の山形県総合運動公園でおこなわれる「水戸ホーリーホック」戦になります。それまで「京都パープルサンガ」「大宮アルディージャ」「アルビレックス新潟」の3チームと対戦しますので、その結果によってはさい先の良いスタートを切れるのではないでしょうか? 今季から新たに監督に就任した柱谷幸一(はしらたに・こういち)氏の手腕に期待がかかるところです。
舞鶴山(まいづるやま)の西側に位置している「山形県青年の家」で、山形県内の高校の生徒会を対象にしたニューリーダーセミナーが開催され、山形県内47高校から約120名が参加しました。セミナーでは、インターネットビジネスのベンチャー企業として1999年に山形市内に設立された「シックメン」の社長、松田充弘(まつだ・みひろ)氏が「リーダーを楽しむ方法」と題した講演会がおこなわれました。その後、各生徒会からの活動報告や生徒会活動やボランティア活動といったテーマごとに分かれてフォーラムをおこない、活発に意見交換をおこないました。
今や日本の国政を担当する政治家にも、リーダーシップがない人たちばかりを目にする今日この頃、身近なところでも、責任がふりかかるのをおそれてなのか「受けの姿勢」で行動する人たちが多くなってきているように思います。今回のセミナーが自分の学校、自分の地域、ひいては日本全体を明るい方向へ引っ張っていくリーダーが生まれるきっかけになればいいと思います。
# わたしも松田社長のお話をうかがってみたかったなぁ〜
天童温泉の南側で新しい観光拠点として開発が進んでいる鍬ノ町(くわのまち)地区に、地権者グループがスーパーマーケットの誘致を進めていることが判明しました。新しくスーパーマーケットが出店するのは、天童オルゴール博物館などがある23街区(6ヘクタール)の北側に位置する17街区(1.2ヘクタール)です。
当初、鍬ノ町地区は民間のデベロッパー(開発業者)によってジャスコを中心とする一大商業地区として開発される予定でした。しかし、その後の市長選挙によって現在の遠藤登(えんどう・のぼる)市長が当選し、民間業者との契約を白紙撤回しました。その後、行政が主体となり新しい観光施設の誘致などを進め、23街区にはオルゴール博物館などの民間施設がオープンしました。17街区にはガラス工芸館や複合映画館の誘致計画が進んでいましたが具体的な話まで進まず、現在ではまったくの白紙状態となっていました。
また、17街区には当初17名の地権者がいましたが、このうち5名はまもなく商業地としてオープンする23街区へ仮換地されました。その結果、仮換地された地権者は地代収入を得ることができましたが、17街区に残された人たちはなにも手にできない状況が続いていました。地権者としては「これ以上待っていられない」という心情だったのではないでしょうか? 天童市長も今回の件についてはしょうがないことと思っているようで、今後はオルゴール博物館などがある23街区を盛り上げていくとコメントしています。
ただ、スーパーマーケットを誘致するといっても、鍬ノ町の周辺には大手の「ヨークベニマル」や「長崎屋」、地元大手の「ヤマザワ」そして「スーパーおーばん」など、現在でも激しい客の奪い合いがおこなわれています。そんな地域へ新たに進出するとなれば、余程の作戦を用意して挑まないと撤退しなければならない状況に陥る危険性があります。また、オルゴール博物館などがある23街区についても、撤退もしくは撤退を計画しているテナントが出てきています。オープンしてまだ1年も経たない現在でこの状況となると、鍬ノ町全体の開発計画を見直すべきなのではないかという意見も出てきそうです。
3月に任期が切れることからおこなわれた天童市長選挙でしたが、現職以外に立候補者がなく、遠藤登(えんどう・のぼる)天童市長の無投票当選で決着がつきました。しかしながら、国が強力にPRしていることからなんとなく市町村合併を進めなければならないような雰囲気が漂ってきはじめているなど、今後の市政運営はこれまでよりもさらに難しいものになるのではないかと思います。
懸案事項はいろいろありますが、そのなかでも重要なものは次の3つかと思われます。現在準備が進んでいる「新世紀創造プラン(第5次総合計画)」が完成すれば、これらの問題への対策も明確になってくるかもしれません。