ケガ・事故(一般)-出血

判断

出血のしかたを確認
●くろまる傷口からにじみ出る(a毛細血管性出血)
●くろまる黒ずんだ血が流れ出る(b静脈性出血)
●くろまるまっ赤な血が噴水のように吹き出る(c動脈性出血): 右矢印abは応急手当で止血可能; 右矢印cなどの大量出血時は応急手当と同時に119番通報

応急手当

出血している部分に清潔なガーゼやハンカチをあてて片手で圧迫。
出血量が多いときは両手で強く圧迫。
<直接圧迫止血法>
血がにじんできたらガーゼやハンカチを重ね、きつめに包帯を巻く。
※(注記)静脈は血流が弱く、直接圧迫止血法でおおむね応急止血が可能です。

解説イラスト001 解説イラスト002

《参考》出血量の判断循環血液量の20%以上の失血で輸血が必要となります。
重症度	出血量(ml)	症状
無症状	0〜500	精神的不安、立ちくらみ程度
軽症ショック	500〜1,200	軽度頻脈、軽度血圧下降、四肢冷感
中等度ショック	1,200〜1,800	頻脈、血圧下降、蒼白、口唇退色
重症ショック	1,800〜	意識混濁(読み:いしきこんだく)、蒼白チアノーゼ、浅呼吸、反射低下

止血の際は、万一の感染防止のため、救助者は可能であればビニール手袋やビニール袋を着用することが推奨されます。

解説イラスト003

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