ジャンルから探す
シリーズから探す

責任能力弁護の手引き

責任能力弁護の手引き

精神科医と協力して、責任能力の基本を押さえ、実例を通して責任能力を争う裁判員裁判の弁護活動のポイントを解説する。

著者 日本弁護士連合会刑事弁護センター
ジャンル 法律 > 刑事法 > 実務書
シリーズ GENJIN刑事弁護シリーズ
出版年月日 2015年05月15日
ISBN 9784877986063
判型・ページ数 A5・231ページ
定価 本体2,800円+税
在庫 在庫あり

この本に関するお問い合わせ・感想

裁判員裁判で責任能力が争われるとき、鑑定人である精神科医の証言は、難しい専門用語が多いため、弁護人は、裁判員の納得のいく鑑定人に対する尋問など立証方法を工夫しなければならない。精神科医と協力して、責任能力の基本を押さえ、実例を通して責任能力を争う裁判員裁判の弁護活動のポイントを解説する。
第1章 責任能力弁護の課題
I はじめに
II 責任能力判断の難しさ
III 責任能力判断の実情
IV 責任能力弁護の課題

第2章 責任能力の意義
I はじめに
II 責任能力の意義
III 責任能力の判断方法
IV 精神鑑定の拘束力
V 責任能力判断の実際

第3章 司法研究の問題点
I 司法研究
II 鑑定の必要性の判断のあり方
III 鑑定手続の実施のあり方
IV 鑑定結果の立証のあり方
V 裁判員に対する説明のあり方

第4章 捜査段階の弁護活動
I はじめに
II 捜査段階の目標
III 接見の重要性
IV 証拠の収集・保全
V 取調べに対する対応
VI 鑑定留置への対応
VII 不起訴を目指すための情状弁護活動
VIII 不起訴後の処遇(医療観察、措置入院との関係)

第5章 公判前整理手続の弁護活動
I 弁護戦略の必要性
II 公判前整理手続段階の弁護活動
III 弁護方針の検討

第6章 私的鑑定の活用
I 私的鑑定はどのような点で弁護活動に有益か
II 私的鑑定の実践上の注意点
III 私的鑑定の法的諸問題

第7章 公判段階の弁護活動
I はじめに
II ケース・セオリー
III 冒頭陳述
IV 立証活動
V 被告人質問
VI 精神科医の尋問
VII 最終弁論

第8章 量刑が問題となる場合の留意点
I はじめに
II 量刑事情としての位置づけ
III 立証の工夫
IV 弁論の工夫

【精神科医・カウンセラーと弁護人との協働】
精神科医の立場から
私的精神鑑定の意義と限界.........髙田知二

臨床心理士の立場から
臨床心理士が私的鑑定に関わる意義.........長谷川博一

産業カウンセラーの立場から
DV関連の刑事裁判の現状と課題.........谷本惠美 160

【コラム】
精神障害者の不処罰規定の歴史
「脳」の病気と「心」の病気
医療観察法
パーソナリティ障害は「精神の障害」か
「手引き」と「7つの着眼点」
責任能力判断の8段階構造
不可知論と可知論
動機の了解可能性
抗うつ剤の副作用にも注意
ビンダーの酩酊分類
発達障害
評議において裁判例を示すことの当否
接見での対応
精神障害に気付くポイント
弁面調書の活用
鑑定受託者に接触すべきか
知的障害者の釈放後の支援等
鑑定入院命令を争う方法
事前カンファレンスの当否
心神耗弱を主張すべきか
訴訟能力の意義
公判停止が認められた後の活動
「7つの着眼点」を論じることの当否

【資料】
平成19年度司法研究『難解な法律概念と裁判員裁判』(抜粋)
手引き(抜粋)
参考文献

【参考書式】
1 収集証拠一覧表
2 照会申出書(留置簿冊)
3 照会申出書(指導要録)
4 照会申出書(ケース記録)
5 記録の取寄せ請求書(社会記録)
6 公務所照会請求書(110番通報)
7 公務所照会請求書(診療録)
8 証拠開示請求書(類型証拠開示)
9 予定主張(簡単なもの)
10 予定主張(詳細なもの)
11 鑑定請求書(簡単なもの)
12 鑑定請求書(詳細なもの)

以上

関連書籍

関連記事

同じジャンルの商品

おすすめ書籍

お知らせ

一覧

AltStyle によって変換されたページ (->オリジナル) /