ケース研究 責任能力が問題となった裁判員裁判 Part2
責任能力の問題に直面する弁護士・裁判官・検察官・精神科医にとって必携の書
| 著者 | 日本弁護士連合会・日弁連刑事弁護センター 編 日本司法精神医学会・精神鑑定と裁判員制度に関する委員会 編 |
|---|---|
| ジャンル | 法律 > 刑事法 > 実務書 |
| シリーズ | GENJIN刑事弁護シリーズ |
| 出版年月日 | 2022年03月31日 |
| ISBN | 9784877988227 |
| 判型・ページ数 | A5・212ページ |
| 定価 | 本体2,500円+税 |
| 在庫 | 在庫あり |
東京高判平28・5・11
控訴審で心神喪失・無罪とされた事例
報告論文 菅野 亮/弁護士のコメント 田岡直博/精神科医のコメント 中谷陽二
[ケース2]殺人、銃砲刀剣類所持等取締法違反被告事件(診断:統合失調症ないし妄想性障害〔一審〕→自閉スペクトラム症〔控訴審〕)
大阪高判令1・7・16
心神耗弱を認めた原判決を破棄し、職権鑑定に基づいて完全責任能力を認定した事例
報告論文 水谷恭史/弁護士のコメント 菅野 亮/精神科医のコメント五十嵐禎人
[ケース3]殺人未遂、銃砲刀剣類所持等取締法違反被告事件(診断:妄想型統合失調症)
金沢地判平31・3・18/名古屋高金沢支判令2・7・28
心神喪失・無罪の判決を破棄し、心神耗弱・有罪の判断を示した事例
報告論文 北村勇樹/弁護士のコメント 久保有希子/精神科医のコメント 今井淳司
[ケース4]殺人被告事件(診断:統合失調症)
千葉地判平28・12・20
心神喪失により無罪となった殺人既遂事件
報告論文 中井淳一/弁護士のコメント 金岡繁裕/精神科医のコメント 五十嵐禎人
[ケース5]殺人、殺人未遂、道路交通法違反等被告事件(診断:統合失調症)
静岡地浜松支判平29・11・24/東京高判令1・8・29
精神運動興奮(緊張病性興奮)による行為が無罪になった事例
報告論文 山本 衛/弁護士のコメント菅野 亮/精神科医のコメント 五十嵐禎人
[ケース6]現住建造物等放火被告事件(診断:大うつ病性障害)
奈良地判平28・11・30
大うつ病性障害による心神喪失として無罪となった事例
報告論文 皐月宏彰/弁護士のコメント 森岡かおり/精神科医のコメント 紙野晃人
[ケース7]現住建造物等放火被告事件(診断:うつ病/大うつ病性障害)
岡山地判平29・11・10
うつ病による被害妄想等の強い影響下による犯行が心神喪失と認定された事例
報告論文 平井浩平/弁護士のコメント 田岡直博/精神科医のコメント椎名明大
[ケース8]殺人被告事件(診断:覚せい剤等の精神作用物質による残遺性精神障害のフラッシュバック現象、アルコールによる急性中毒)
札幌地判平30・6・19
50条鑑定が採用され心神喪失により無罪となった事例
報告論文 林順敬/弁護士のコメント 伊藤荘二郎/精神科医のコメント 大澤達哉
[ケース9]殺人未遂等被告事件(診断:解離性同一性障害)
東京地立川支判平25・12・13
解離性同一性障害による限定責任能力の主張が排斥された事例
報告論文 贄田健二郎/弁護士のコメント 水谷恭史/精神科医のコメント 中谷陽二
[ケース10-1]窃盗被告事件(診断:非けいれん性てんかん重積〔NCSE〕)
東京地立川支判平27・4・14
非けいれん性てんかん重積による意識障害の状態(分別もうろう状態)下による犯行が心神喪失と認定された事例
報告論文 林 大悟/弁護士のコメント 田岡直博/精神科医のコメント 安藤久美子
[ケース10-2]窃盗被告事件(診断:前頭側頭型認知症)
横浜地判平27・10・15
前頭側頭型認知症に基づく人格変化や脱抑制の影響下による犯行が心神耗弱と認定された事例
報告論文 林 大悟/弁護士のコメント 田岡直博/精神科医のコメント 大澤達哉