2007年11月15日-contrail
飛行機雲?
- 静止気象衛星で観測される画像のうち、可視画像は他の赤外画像に比べて 4x4倍の解像度があります。このため、赤外雲画像には見えない現象を観察することができます。
- 飛行機雲もそのひとつで、アメリカの気象衛星では時々報告がありますが、ひまわりで日本付近を見ているだけではめったに見つかりません。(と、思っているのは私だけで実はよく見えているのかも、、、)
- ここに紹介する画像は 2007年11月15日朝8時の画像(撮影は7:40ごろ)です。普通は細い線状になっている雲があっても、それが飛行機雲とはなかなか断定しにくいのですが、これはまず間違いないでしょう。
- なぜなら、その線が「折れている」からです。この雲は足摺岬の南から南西方向に向かって伸び、大隅半島の東で向きを変え真南に向かっています(あ、逆に南から来て、北東に向きを変えたのかもしれません)。どちらにしても、ほぼ45度向きを変えていることがわかります。
- 可視画像の解像度が高いと言っても、赤道直下で1kmですので、この飛行機雲もできてから多少時間が経過して広がっている可能性があります。また、その時間の間に偏西風で流されているでしょう。沢山飛んでいる飛行機のうちどの飛行機か分かると面白いかもしれません。
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