full moon

夜中に目が醒めてしまった〜 ふと見上げると満月(一日過ぎてしまったけど)が煌煌と輝いていた。
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奈良時代のお坊さん行基の和歌に、「法の月ひさしくもがなと思へども小夜さらにけり光かくしつ」というのが新勅撰和歌集にあるそうだ。これは、大阪辺りで見た月だろうね。

ずっと時代がくだってしまうけど、江戸時代の松尾芭蕉が羽黒山で詠んだ句に、「無き玉や羽黒にかへす法の月」というのがあるそうだ。
どちらの歌も往生に因むものだが、冴え渡る夜空の月を見て、ふっと虚心坦懐の心境になったのだろうね。

テレビで室町時代のお坊さん一休宗純のことを取り上げていた。頓知で有名な一休さんだけど、物事を多面的に捉える発想は現代にも通じる思想かもしれないと思った。去年、禅のことを知りたくてちょっと読んだ『狂雲集』のことを思い出した。
Ikkyu
この重要文化財の一休さんの肖像画、髪型や情けなさそうな表情、今の私にちょっと似ているかも(笑)

2010年4月30日 (金) 文化・芸術 | 固定リンク
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