旧上久下村営上滝発電所
2013年11月30日 見学
旧上久下村営水力発電所、発電所の保存形態の一例として。
兵庫県丹波市にて話題となりました丹波竜の発掘地のすぐ横にあります。
現在は丹波竜の展示施設としての役割も持ちながら、地域に根付いた
発電所として保存、展示されています。
発電所の前にやっぱり取水堰堤ですよね。元が灌漑用水の流用ですので、
現在でも潅漑用の堰堤として使用中です。
IMG_5173.jpg
場所は同じですけど、かなり形は変わってるかも。
IMG_5176.jpg
右岸側から水路に入ります。
IMG_5178.jpg
まあ時期的に水が要らない時期なのでほとんど流してます。
IMG_5182.jpg
水路は続く〜よ。
IMG_5184.jpg
ここでも台風18号のお土産が。
IMG_5186.jpg
ずっと歩くのは大変ですので車で移動。結局歩いて戻りましたが。
堰堤の少し下流に川代公園と言うのがあります。ややこしいんですが
もっと上流の川代ダム(頭首工)から流域変更してまして、その契約として
当地のかんがい用水の量をきちんと量って供給する、と言うのがありまして
その為の計量所があり、その裏に水路が走ってます。
IMG_5196.jpg
反対向くと水路が続いています。少し先で道路をくぐります。
IMG_5197.jpg
で、川代公園の入口。何で吊橋なんでしょうね。名前、見忘れました。
IMG_5200.jpg
IMG_5205.jpg
綺麗ですねえ、でも、目的は水路。上流向き。
IMG_5209.jpg
同じ所から道に向いて。くぐってるトンネル。
IMG_5210.jpg
今度は上流から。こっちも綺麗です。
IMG_5212.jpg
反対向いて上流向き。この先は蓋渠(暗渠?)になっててその上を歩くように
なってます。
IMG_5213.jpg
IMG_5217.jpg
先に見覚えがあるゲートがあります。左のは台風がらみのがれきかと。
IMG_5218.jpg
戻りまして先程の水量監視所の裏。
IMG_5259.jpg
後ろ向いて。右が水路。左向いて渡ってるのは沢水です。
水路から放流出来るようにもなってます。
IMG_5261.jpg
先へ進んで道路沿い下流から上流向き。
IMG_5264.jpg
ちょっとかくっと折れて山沿いに進路を変えます。
IMG_5266.jpg
怒られるかな、と思いながらも水路に沿って歩きます。
どうも悪い癖が付きました(笑)。
IMG_5270.jpg
なんや怪しいぞ。いや、別に怪しくありませんでしたが水路掃除した時に上げた
砂が乗っててなんとなく危なそうな感じ。
IMG_5271.jpg
こんなのに驚かなくなってる自分がなんとも。
IMG_5272.jpg
写真で判りにくいんですが、ここ重要。右下の部分でかくっと下りに変わってます。
判りますよね。発電用の水路が下る事は無いんです。
IMG_5273.jpg
先に進んでどうなってるのか結構迷いました。
IMG_5280.jpg
そして上の写真の場所から山向き。判ります?
IMG_5282.jpg
実は先程の下りに転じてた部分から山に沿って石垣があった模様。ただ、
分岐点には石垣は残ってなくて少し先から残ってた模様。竹やぶが深くて
辿れませんでした。で、こちら。すぐ横に石垣が見える所があったのですが
墓地でしたのでさすがに載せません。少し横からやぶに入るとこんなの。
IMG_5290.jpg
怪しい石垣が水路と直角に下ります。
IMG_5291.jpg
ああ、自分で見ても何撮ったのか判らん。一応上部水槽の入口。
IMG_5293.jpg
こっちだと判りますでしょうか。真ん中の四角にスクリーンが嵌ってたようです。
IMG_5294.jpg
反対向き。後で正解が解るんですが私が立ってる所が余水路だったようです。
IMG_5295.jpg
上部水槽の下から鉄管出口を。木が遮ってて見難くてすいません。
IMG_5307.jpg
反対向き。これなら見えますよね。でもこれ以上近寄ってません。
IMG_5309.jpg
改めて。見えます?ちなみにここから直登は出来ませんでした。足元怪しくて。
IMG_5310.jpg
反対向き。工場の庇の下辺りに発電所建屋があります。
田圃の向こうにJRの線路があるんですがその間は全く
遺構は発見出来ませんでした。
IMG_5311.jpg
道路や圃場は整備されますがあまり変わらないのが線路。と言う事で畦道歩いて
線路へアプローチ。こんなのが。
IMG_5312.jpg
多分鉄管がここをくぐってたので間違いないと思われます。
IMG_5314.jpg
近くの踏切を渡って発電所向き。路上の足跡がかわいいでしょ。
IMG_5317.jpg
とりあえず線路際。先のトンネルの出口は現行のマイクロ発電の
取水口になってます。
IMG_5320.jpg
で、発電所。道路からは2階にアクセス出来ます。
IMG_5321.jpg
上流側から外観を。右下、少しコンクリートになってる所はマイクロ発電関係の
補修跡かと思われます。
IMG_5323.jpg
入口。コンクリートの橋は旧来のもののようです。
IMG_5326.jpg
いざ中へ。2階は丹波竜関係の展示ですので省略。階段から1階を。
IMG_5332.jpg
現役のマイクロ発電システム。窓の外には水圧鉄管があります。
IMG_5339.jpg
残念ながら内部機器は全く残ってませんので展示写真でお楽しみ下さい。
IMG_5340.jpg
IMG_5342.jpg
上部水槽でも思ったのですが結構太目の鉄管だったみたいです。
IMG_5343.jpg
これで具体的に解ったのですが、もう一度あのやぶに入りたくはありません。
IMG_5344.jpg
堰堤の名称はここで発見。
IMG_5345.jpg
IMG_5346.jpg
IMG_5347.jpg
奥から。左の四角いのが事務所でしょうか。
IMG_5352.jpg
綺麗に仕上げてあります。ここの施工をされた業者さんのページがあったような。
ここの名称でググって見てくださいね。
IMG_5353.jpg
2階は屋根中心で。ただこの屋根、昔のものかどうかは良くわかりません。
ここの再生前の状態を記事にされてるページがありましてそれはもう廃墟の
ようだと表現されてましたので。
IMG_5360.jpg
外に出てみます。ここにも足跡が。
IMG_5363.jpg
下流側、の建屋外観。
IMG_5364.jpg
一応有形文化財になってるようです。
IMG_5369.jpg
フェンスの切れ目から川に降りてみます。固めてありますが丹波竜の発掘地。
IMG_5371.jpg
川から見上げます。真ん中、左側に放流口が。コンクリートで蓋がしてあります。
IMG_5374.jpg
放流口のアップ。
IMG_5376.jpg
川から建屋。2階左端の壁から電線が出てた模様。
基礎の右の方の排水はマイクロ発電のもの。
IMG_5380.jpg
現地ではこれはなんだろうと思ってたんですがどうやら送電用の電柱の
基礎のようです。
IMG_5381.jpg
上流側。レンガ作りっていいなあ、と思います。
IMG_5388.jpg
少しだけ見えてる水圧鉄管入口らしきもの。今でも鉄管の入口ではありますが。
IMG_5393.jpg
現役の鉄管。水出てたんですが何故か発電量は0。
IMG_5394.jpg
2階の入口の橋を下から。橋自体を支える必要があったようですね。
IMG_5397.jpg
大正末期に完成、日本発送電に吸収され、戦後は関西電力の発電所となったが
昭和30年代に廃止、朽ち果てるかと思われたのがこういう形での保存。
多くの発電所にはこういうチャンスが訪れず廃墟となっているのが現状です。
ここでも割と残ってはいますが上部水槽のように朽ち果てつつある部分もあります。
ここでは良し悪しを言えるほど勉強出来てませんのでコメントは避けますが、
皆さんもお時間がある時にでも考えてみて頂ければ、と思います。
旧上久下村営水力発電所、発電所の保存形態の一例として。
兵庫県丹波市にて話題となりました丹波竜の発掘地のすぐ横にあります。
現在は丹波竜の展示施設としての役割も持ちながら、地域に根付いた
発電所として保存、展示されています。
発電所の前にやっぱり取水堰堤ですよね。元が灌漑用水の流用ですので、
現在でも潅漑用の堰堤として使用中です。
IMG_5173.jpg
場所は同じですけど、かなり形は変わってるかも。
IMG_5176.jpg
右岸側から水路に入ります。
IMG_5178.jpg
まあ時期的に水が要らない時期なのでほとんど流してます。
IMG_5182.jpg
水路は続く〜よ。
IMG_5184.jpg
ここでも台風18号のお土産が。
IMG_5186.jpg
ずっと歩くのは大変ですので車で移動。結局歩いて戻りましたが。
堰堤の少し下流に川代公園と言うのがあります。ややこしいんですが
もっと上流の川代ダム(頭首工)から流域変更してまして、その契約として
当地のかんがい用水の量をきちんと量って供給する、と言うのがありまして
その為の計量所があり、その裏に水路が走ってます。
IMG_5196.jpg
反対向くと水路が続いています。少し先で道路をくぐります。
IMG_5197.jpg
で、川代公園の入口。何で吊橋なんでしょうね。名前、見忘れました。
IMG_5200.jpg
IMG_5205.jpg
綺麗ですねえ、でも、目的は水路。上流向き。
IMG_5209.jpg
同じ所から道に向いて。くぐってるトンネル。
IMG_5210.jpg
今度は上流から。こっちも綺麗です。
IMG_5212.jpg
反対向いて上流向き。この先は蓋渠(暗渠?)になっててその上を歩くように
なってます。
IMG_5213.jpg
IMG_5217.jpg
先に見覚えがあるゲートがあります。左のは台風がらみのがれきかと。
IMG_5218.jpg
戻りまして先程の水量監視所の裏。
IMG_5259.jpg
後ろ向いて。右が水路。左向いて渡ってるのは沢水です。
水路から放流出来るようにもなってます。
IMG_5261.jpg
先へ進んで道路沿い下流から上流向き。
IMG_5264.jpg
ちょっとかくっと折れて山沿いに進路を変えます。
IMG_5266.jpg
怒られるかな、と思いながらも水路に沿って歩きます。
どうも悪い癖が付きました(笑)。
IMG_5270.jpg
なんや怪しいぞ。いや、別に怪しくありませんでしたが水路掃除した時に上げた
砂が乗っててなんとなく危なそうな感じ。
IMG_5271.jpg
こんなのに驚かなくなってる自分がなんとも。
IMG_5272.jpg
写真で判りにくいんですが、ここ重要。右下の部分でかくっと下りに変わってます。
判りますよね。発電用の水路が下る事は無いんです。
IMG_5273.jpg
先に進んでどうなってるのか結構迷いました。
IMG_5280.jpg
そして上の写真の場所から山向き。判ります?
IMG_5282.jpg
実は先程の下りに転じてた部分から山に沿って石垣があった模様。ただ、
分岐点には石垣は残ってなくて少し先から残ってた模様。竹やぶが深くて
辿れませんでした。で、こちら。すぐ横に石垣が見える所があったのですが
墓地でしたのでさすがに載せません。少し横からやぶに入るとこんなの。
IMG_5290.jpg
怪しい石垣が水路と直角に下ります。
IMG_5291.jpg
ああ、自分で見ても何撮ったのか判らん。一応上部水槽の入口。
IMG_5293.jpg
こっちだと判りますでしょうか。真ん中の四角にスクリーンが嵌ってたようです。
IMG_5294.jpg
反対向き。後で正解が解るんですが私が立ってる所が余水路だったようです。
IMG_5295.jpg
上部水槽の下から鉄管出口を。木が遮ってて見難くてすいません。
IMG_5307.jpg
反対向き。これなら見えますよね。でもこれ以上近寄ってません。
IMG_5309.jpg
改めて。見えます?ちなみにここから直登は出来ませんでした。足元怪しくて。
IMG_5310.jpg
反対向き。工場の庇の下辺りに発電所建屋があります。
田圃の向こうにJRの線路があるんですがその間は全く
遺構は発見出来ませんでした。
IMG_5311.jpg
道路や圃場は整備されますがあまり変わらないのが線路。と言う事で畦道歩いて
線路へアプローチ。こんなのが。
IMG_5312.jpg
多分鉄管がここをくぐってたので間違いないと思われます。
IMG_5314.jpg
近くの踏切を渡って発電所向き。路上の足跡がかわいいでしょ。
IMG_5317.jpg
とりあえず線路際。先のトンネルの出口は現行のマイクロ発電の
取水口になってます。
IMG_5320.jpg
で、発電所。道路からは2階にアクセス出来ます。
IMG_5321.jpg
上流側から外観を。右下、少しコンクリートになってる所はマイクロ発電関係の
補修跡かと思われます。
IMG_5323.jpg
入口。コンクリートの橋は旧来のもののようです。
IMG_5326.jpg
いざ中へ。2階は丹波竜関係の展示ですので省略。階段から1階を。
IMG_5332.jpg
現役のマイクロ発電システム。窓の外には水圧鉄管があります。
IMG_5339.jpg
残念ながら内部機器は全く残ってませんので展示写真でお楽しみ下さい。
IMG_5340.jpg
IMG_5342.jpg
上部水槽でも思ったのですが結構太目の鉄管だったみたいです。
IMG_5343.jpg
これで具体的に解ったのですが、もう一度あのやぶに入りたくはありません。
IMG_5344.jpg
堰堤の名称はここで発見。
IMG_5345.jpg
IMG_5346.jpg
IMG_5347.jpg
奥から。左の四角いのが事務所でしょうか。
IMG_5352.jpg
綺麗に仕上げてあります。ここの施工をされた業者さんのページがあったような。
ここの名称でググって見てくださいね。
IMG_5353.jpg
2階は屋根中心で。ただこの屋根、昔のものかどうかは良くわかりません。
ここの再生前の状態を記事にされてるページがありましてそれはもう廃墟の
ようだと表現されてましたので。
IMG_5360.jpg
外に出てみます。ここにも足跡が。
IMG_5363.jpg
下流側、の建屋外観。
IMG_5364.jpg
一応有形文化財になってるようです。
IMG_5369.jpg
フェンスの切れ目から川に降りてみます。固めてありますが丹波竜の発掘地。
IMG_5371.jpg
川から見上げます。真ん中、左側に放流口が。コンクリートで蓋がしてあります。
IMG_5374.jpg
放流口のアップ。
IMG_5376.jpg
川から建屋。2階左端の壁から電線が出てた模様。
基礎の右の方の排水はマイクロ発電のもの。
IMG_5380.jpg
現地ではこれはなんだろうと思ってたんですがどうやら送電用の電柱の
基礎のようです。
IMG_5381.jpg
上流側。レンガ作りっていいなあ、と思います。
IMG_5388.jpg
少しだけ見えてる水圧鉄管入口らしきもの。今でも鉄管の入口ではありますが。
IMG_5393.jpg
現役の鉄管。水出てたんですが何故か発電量は0。
IMG_5394.jpg
2階の入口の橋を下から。橋自体を支える必要があったようですね。
IMG_5397.jpg
大正末期に完成、日本発送電に吸収され、戦後は関西電力の発電所となったが
昭和30年代に廃止、朽ち果てるかと思われたのがこういう形での保存。
多くの発電所にはこういうチャンスが訪れず廃墟となっているのが現状です。
ここでも割と残ってはいますが上部水槽のように朽ち果てつつある部分もあります。
ここでは良し悪しを言えるほど勉強出来てませんのでコメントは避けますが、
皆さんもお時間がある時にでも考えてみて頂ければ、と思います。