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山歩き
2013 今年も水平歩道(下の廊下)を歩く♪ (後編)
少し休憩した後に、仙人谷に向かって出発。
この時間帯に阿曽原から上流に向かう人は皆無なので、すれ違う方(池の平から下山してきた人)皆さんが「どちらに行かれるのですか?」と聞いてくる。ハイ、ダムを見に行ってますw
さて、阿曽原〜仙人谷間には1箇所派手に崩落したトコがあります。
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仙人谷から歩いて、トンネル出たすぐ目の前に崩落個所があるんですが、道が完全になくなって大きな岩がゴロゴロしてるんで少し驚きます。
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まぁちゃんと高巻きルートが作ってあるので、足元をしっかり見て歩けば難なく越えることができます。
この後、急な下り坂を下りれば関西電力の人見寮に到着。
その先には・・ダム見えたー!!
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今年もやってきましたよ、仙人谷ダム。戦前の昭和13年に竣工した高さ47.5mの重力式コンクリートダム。黒部峡谷の厳しい自然のなかを70年以上も戦ってきたもの凄いダムです。
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天端から下流を眺めていると、ちょうどトロッコ列車が高熱隧道を抜けて出てきました!それにしても下流面の岩盤がまた美しくて、ホント絶景だわ♪
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日暮れまでまだ時間があるので、少し上流のほうまで行ってみました。黒部川にかかる東谷吊橋と、黒四地下発電所の送電線の出口構造物です!正面の山の中に、大きな地下発電所があります。
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この吊橋がまた楽しい♪
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歩行動画撮っちゃいましたw ( http://youtu.be/4bbzlKtTDFw )
その後もダム周辺で写真を撮ったりしていたのですが、日も傾いてきたので名残惜しいけど阿曽原温泉小屋に戻ることにしました。
1時間弱で小屋に戻って、チェックインして部屋に荷物を片付けたら、温泉だ! 温泉は1時間ごとの男女入れ替え制。17時から1時間、まったりとつかってしっかり汗を流しました♪
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この日、小屋に泊まった人は8人。あとテン場にテント張って泊まってる人が15人くらいいました。
食事を食べた後にDVDを見ながら小屋のご主人の話をきいたり他のお客さんと話をしたりして、あっという間に寝る時間になりました。
翌朝5時半起床、6時に朝食をとり、6時半に小屋を出発。
オリオ谷の砂防堰堤の上で水を汲みました。まさに黒部のそのまま天然水!ww
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大太鼓まで戻って来ると、ココでようやく携帯電話が通じます。なんと、ソフトバンクも通じます!
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ちなみに大太鼓の直前になにやら不穏なモノがありました。(来るときは死角になっててまったく気づきませんでした) いちおう阿曽原温泉小屋の方に連絡して対処をお願いしましたが、通行時はお気を付け下さい。
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さて、個人的に難関の志合谷トンネルですが、幸いにも単独行の方とちょうど一緒のタイミングで入ることになったので、穏やかなココロで歩くことができましたww なお、フラッシュがいらないほどの充分すぎる光量が確保できてますw
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水平歩道には猿がいます。毎回必ず遭遇します。もちろん、今回も遭遇しましたw 猿がいても気にせず歩きましょう。こちらがちょっかい出さなければ、向こうも勝手に逃げて行きます。
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さて、水平歩道の始点に戻ってきてからが最後で最大の難関、欅平の急下りです。疲れ切ったカラダに、この猛烈な下りはホント膝にきます(泣)
やっとこさ欅平に到着・・観光客で溢れてる!
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そう、ココは下界の観光地。小さな子供連れの家族やスカート姿の女性たちがわらわらいる中で、汗だく山装備の自分の肩身の狭いこと狭いこと。
ほぼ満員のトロッコ列車に乗り込みますが、大きな荷物持ってるし汗でベトベトだし、ホントここでも肩身狭いっす(泣)
ということで、宇奈月駅に着いたらソッコーで温泉へ!宇奈月ダムの上流の湖畔にある「とちの湯」で汗を流します♪
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天気も良くて眺めサイコー!汗を流して普段着に着替え、ようやくカタギに戻りましたw
といった感じの歩道歩きでしたが、今年もホントに楽しかった!また来年も、行けたらいいなぁ。
1日目後半、2日目の行程
阿曽原温泉小屋発 13:30 〜 仙人谷ダム着 14:15
仙人谷ダム発 15:30 〜 阿曽原温泉小屋着 16:20
阿曽原温泉小屋発 6:40 〜 オリオ谷 8:00 〜 大太鼓 8:45 〜 志合谷 9:15 〜 水平歩道始点 10:25 〜 欅平 11:00
2013年9月30日 (月) 山歩き | 固定リンク
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2013 今年も水平歩道(下の廊下)を歩く♪ (前編)
思いおこせば、ヨメに「それなりに危険なトコだけど1回行ってみたい。今回だけだから行かせてくれ」と言って、ヨメの反対を押し切って、「黒部に怪我は無い」と言われる水平歩道を歩いて仙人谷ダムを見に行ったのが5年前。
山奥に佇む仙人谷ダムの魅力は言うまでもなく、スリリングな道歩きや阿曽原温泉小屋の方々や他の登山客の方々とのふれあいにドップリ嵌ってしまい、そこから5年連続、水平歩道歩きがまさかの毎年初秋の恒例行事になってしまいました。
ということで、中秋の名月が沈みつつある9月20日午前3時半に家を出発して、ガラガラの北陸道を快適に北上♪
数日前に台風18号が日本列島を駆け抜け、我が家のある地区も避難勧告が出ていろいろと大変でしたが、この日の天気は雲一つない青空。
富山市街からは朝日を浴び始めた剱岳の雄大な姿がクッキリと見えて、テンション上がってくる!!
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6時半に宇奈月駅前駐車場に到着。荷物をまとめて始発のトロッコ列車に乗り込みます。
先頭車両には自分ともう一人のお客さんが。明らかに登山装備なので話しかけたら、これから阿曽原温泉まで歩いて行く単独行の方でした。
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9時前に欅平に到着。少しカラダをほぐしていよいよ出発です!
ちなみにこの日、欅平から水平歩道を歩いて阿曽原温泉へ行く方は自分を入れて5人。金曜日ということもありますが、まだ黒部ダム〜仙人谷間が開通直後で歩道の整備が進んでいないということもあって、下の廊下を訪れる人はまだまだ少ないようです。
心臓破りの急登をゼィゼィ言いながら登ること50分、水平歩道始点に到着!この登りはホント毎回キツいです・・。
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始点から黒部川上流を眺めると、左手前には台形のどっしりした奥鐘山がそびえたち、奥には鹿島槍の見事な双耳峰が!
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東の祖母谷方面に目を向けると、おお!先月登った唐松岳がクッキリと!!
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今日は仙人谷ダムを見に行くので、少しハイペースで歩道を歩きます。水平歩道始点から1時間ほどで志合谷に到着。見事なスノーブリッジです!
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単独行の自分にとって最大の難関、志合谷の素掘りトンネルw 別に閉所恐怖症でも暗所恐怖症でもないんだけど、独りでココ歩くのはな〜んか不安で怖いんですよね〜(泣) ということで、今回はヘッデン2つに強力LEDライト2つという過剰装備で突入ww
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無事にトンネルを抜け、10分ほどで水平歩道のハイライト「大太鼓」に到着!いやぁ、いつ来てもいい眺め♪ しかし今年は雨の影響か、大太鼓周辺の歩道が弱くなってる感じがします。いつもより少し怖いぞ・・。
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と思いつつも、とりあえずは大太鼓の歩道に座って絶景を眺めながら軽く食事休憩♪遠い下のほうから聞こえてくる黒部川の水音と吹き上げてくる風の音。正面には奥鐘山の大岩壁、遠くには欅平。いやホント極上の空間だわ〜。
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その後は淡々と歩道を歩き、12時40分ごろにようやく阿曽原温泉小屋、見えたー!
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ココから岩ゴツゴツの急な下りがあって、膝を痛めないよう慎重に下りて13時に阿曽原温泉小屋に到着!小屋には池の平から下山してきたお客さんが数人いました。
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とりあえずひと休みして不要な荷物を小屋に置いて、仙人谷に行く準備しま〜す。
〜2013 今年も水平歩道(下の廊下)を歩く♪ (後編) に続く〜
歩行時間
欅平 9:00 〜 水平歩道始点 9:50 〜 志合谷 10:50 〜 大太鼓 11:10 〜 オリオ谷 12:00 〜 阿曽原温泉小屋 13:00
2013年9月30日 (月) 山歩き | 固定リンク
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娘と2人で唐松岳へ♪
およそ1年ぶりのブログ更新ですが、
1年前に書いたブログの最後の言葉が「来年は唐松岳に登ってみたいな〜。」
ということで先月8月22,23日の2日間、小5の娘の夏休み最後の思い出にと2人で唐松岳に登ってきました!
いやぁ、ついこないだ生まれたばかりと思ってた娘が、一緒に北アルプスに登れるまでに成長したとはなかなかに感慨深いw
さて、午前3時半に家を出発して、ガラガラの北陸道を糸魚川まで走ってそこから国道を南下。8時前に八方ゴンドラ駅に到着し、八方池山荘を9時に出発!
平日とはいえ夏休みだし天気もいいので、八方池まではたくさんの人でごったがえしてました。いやもうホント観光客でいっぱい!
しかしそこから上は登山者の領域、一気に人の少なくなった登山道を元気に歩いて行きます♪
途中、なかなかスリリングな所もありますが、小さいころからダムばっかり連れて行ってることや里山に登っていることもあり高いトコは全然平気w
コドモのペースでゆっくり登ったので、5時間かけて唐松岳頂上山荘に到着。
1400
この日はココに宿泊するので、とりあえずチェックインして荷物をデポ。
さあ、いよいよ頂上アタック!
30分かけて唐松岳頂上(2696m)に到着!
天気も良く、頂上からは五龍岳、白馬三山、遠くには剱岳や立山などの見事な大パノラマが!娘も最初は喜んでましたが、なんせ風が強くて「はやく降りようよ〜」と言い出す始末w まぁでも頂上からの眺めは最高でした♪
山荘に戻って、2階のカフェでケーキをmgmg。がんばった娘へのご褒美です(と言いながら自分も食べてますがw)
夕食後、唐松岳に沈む綺麗な夕陽を眺めてました。明日も晴れたらいいなぁと思いながら・・。
朝、目覚めたら予想よりも早く雨が降り始めてました。前日の天気予報では昼ごろから雨と言っていたのに(泣)
慌てて下山準備としっかりと雨装備をして7時前に山荘を出発。
雨はやむどころか激しくなる一方。土砂降りになって雷まで鳴り出す始末でしたが、娘と2人黙々と歩き続け、なんと2時間で下山。
ちなみにさすがにこの悪天候なのか、八方池に観光に来る人は数人しかいませんでした。
てか、八方池山荘まで降りてきたら悪天候でリフトが停まってて、なんとリフトが動き出すまで1時間近く待ちぼうけ(泣)
全身びしょ濡れだし寒いしもうテンション下がりまくりでしたが、下山後に娘に聞いたら「また山に登りたい。天気のいい日に。」って言ってたのでとりあえず一安心w
実は自分も数年ぶりに2000m超の山に登ったんだけど、やっぱこの高さになると見える世界が違って楽しいね♪
今後も年に1回はこのクラスの山に登ろうと思います。
来年は五龍行きたいなぁ。
2013年9月22日 (日) 山歩き | 固定リンク
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仙人谷への道2012(2日目)
山の朝は早い。
ということで、明けの明星が煌々と輝く朝5時に起床。
もちろん、小屋のスタッフもすでに起床して朝ごはんの仕込みを行っている。
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朝6時に美味しい朝ごはんを食べ、最小限の荷物を持って6時半に小屋を出発。
そしてついに、仙人谷ダムキター!!!
歩いてきた人にしか見ることのできないアングル♪
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自分にとっては2年ぶりの仙人谷。何度来てもホント落ち着く場所だわ〜。
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静かな谷に響き渡る河川維持放流の水音が堪らなく好き♪
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今回のベストショットがこれ。
『ダムマニア、仙人谷に立つ!』
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さて、今日は欅平まで帰らないといけないのでそんなにココに長居はできない。
でも、どうしても行きたい場所があったので、だいさんとりえまさんを仙人谷ダムに残して、走って少し黒部川の上流まで行ってきた。
じゃ〜ん!黒四地下発電所の送電線出口!!
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実はどうしても行きたかったのは送電線じゃなくてこの橋w
いやぁコレ、3年前に初めて渡ったときは高いし長いし、凄く揺れてかなりビビった記憶があって、今回もういちど渡ってリベンジしたかったというワケでwww
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で、渡ってみたけど拍子抜けするほど怖くない。
少し揺らしてみたらやっぱり凄く揺れたけど、慣れちゃったのかスタスタ渡れちゃったw
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ということで、リベンジできたのでまた走って仙人谷ダムに戻ってきた。
う〜ん、湖面もとっても綺麗♪
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天気はいいんだけど、谷が深すぎて堤体に光が当たるまでにはまだまだ時間がかかりそう。
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待ってるワケにもいかないので、阿曽原温泉小屋に戻ることに。
小屋に戻って荷造りして、ご主人に「また来年も来ます!」と挨拶して10時に出発。
行きと同じ道を帰ることになるので、景色をじっくり見ることもなくただひたすら12kmを歩く。
12時半に大太鼓(写真矢印)に到着。
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絶景を楽しみながらお昼ご飯♪(りえまさん撮影)
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志合谷のトンネルは真っ暗なのでライト無しでは通れない。
ほぼ素掘りのトンネルなので時々天井が低くなっているトコがあって、注意して歩いていても頭をぶつけてしまうことが・・。
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蜆谷を過ぎれば欅平まで残りあとわずか。とはいえ水平歩道は最初から最後までこんな感じなので気は抜けない。
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顔をあげて遠くを見ると、2900m級の雄大な北アルプスの山々が見える!
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14時過ぎに水平歩道始点に到着!
ここからは転落の危険が無いので一安心。
とはいえココの下りはまさに最後の試練で、これまで頑張ってきたヒザがここにきて悲鳴をあげてしまった(泣)
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フラフラになりながら3時過ぎに無事欅平に到着。
休日ということもあり、一般観光客であふれかえっているなかに本格山装備のウチらのアウェー感がハンパ無いww
満員のトロッコ列車に大きな荷物を持って汗だくで乗り込む3人。
一般観光客の方々すみません。でもウチらもう、クタクタなんで許してくださいw
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下山後に、宇奈月湖畔にある温泉「とちの湯」で汗を流しようやくカタギに戻ったウチら。
ちなみにココの露天風呂は宇奈月湖越しに黒部の山々やトロッコ列車がよく見えて絶景なのでオススメ♪
ということで、この2日間天候にも恵まれ3人で楽しく空中散歩とオールドダムを楽しむことができました。
ダム、景色、温泉、小屋でのふれあい、歴史、どれを取っても魅力いっぱいの黒部峡谷下の廊下。
僕はもうすっかりハマってしまいました♪
阿曽原温泉小屋も10月末に営業を終え、これから峡谷には長く厳しい冬がやってきます。
深い雪に閉ざされた過酷な自然の中でしっかり働く黒部川のダムや発電所を想いながら、僕も来年の再訪に向けて頑張って行こうと思います。
来年はいよいよ黒部ダムから欅平までの縦走に挑戦してみようかな〜。
2日目の行程
阿曽原温泉小屋発 6:30 〜 仙人谷ダム着 7:20
仙人谷ダム発 9:00 〜 阿曽原温泉小屋着 9:40
阿曽原温泉小屋発 10:00 〜 オリオ谷 11:40 〜 大太鼓 12:30 〜 志合谷 12:55 〜 水平歩道始点 14:10 〜 欅平 15:05
余談ですが、約一月後の10月末に欅平の真東にある八方池に家族で行ってきました。
水平歩道から見た唐松岳〜不帰ノ嶮〜天狗ノ頭〜白馬鑓ヶ岳を反対側から見ることができて感動♪
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来年は唐松岳に登ってみたいな〜。
2012年11月 8日 (木) 山歩き | 固定リンク
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仙人谷への道2012(1日目)
さて、既に4回目となり毎年恒例行事となりつつある黒部峡谷水平歩道の散策。
今年は2点ほど、これまでとは全く違う状況での山歩きとなった。
まず1点は猛暑で例年よりも雪が早く溶けてしまったので、決行日前に仙人谷〜黒部ダム間が開通してしまったということ。
これにより宿泊場所の阿曽原温泉小屋の混雑が必至となり、温泉や小屋でゆったり過ごせなくなった。
まぁ、これまで自分が行った時期はすべて開通前で、客が自分一人で貸切状態だったとか、水平歩道12kmを歩いてるのが自分一人だということで物凄い孤独感に襲われたりしたんだけど・・。
もう1点、なんと今回はダム仲間のだいさんとりえまさんも同行!ということで、孤独感に耐えつつ猿や幽霊(w)の恐怖に怯えながら黙々と歩かなくてもよく、精神的にとても楽な山歩きになりそう!
ということで、決行日の9月28日の朝6時半に宇奈月駅に到着!
だいさん、りえまさんと合流して始発のトロッコ列車に乗り込む(だいさん撮影)
金曜だし紅葉にもまだ早いし、思ったよりも列車に乗るお客は少なかった。ちなみにこの日、欅平から阿曽原に向かって水平歩道を歩く人は自分達も含めて4人だけだった。
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欅平に到着し、準備運動して9時過ぎにいざ出発!
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何度行っても、ホント最初の500m直登がキツい(泣)
ゼーゼー言いながら1時間かけて登りきると、そこは水平歩道の始点!
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この日はとっても良い天気♪
水平歩道始点から黒部峡谷上流を眺める。いやぁ、ホント深い谷だなぁ・・。
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水平歩道は始点からいきなり崖っぷちw
この絶景とスリルがたまらないので、テンションはもうMAXww
矢印の先にだいさんとりえまさんがいる!
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12時半ごろに「大太鼓」という絶景のビューポイントに到着。ココでお昼ごはんを食べる♪
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大太鼓から下流を見ると欅平の駅が見える!
おかげでソフトバンクの携帯でも電波が通じるんだけど、ココよりも奥に行くとどの携帯も圏外になる。
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仙人谷〜欅平間の水平歩道はとても良く整備されていて、道幅も広くすれ違いも比較的簡単にできる。
まぁ足踏み外したら落ちるけどねw
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13時半ごろに折尾大滝に到着。
ダイナミックな滝を真下から見上げるだいさんと自分(りえまさん撮影)
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12kmの歩道を歩ききって15時過ぎに阿曽原温泉小屋に到着。
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思わずアクエリアス買ったけど、よ〜く冷えてて超美味しかった!
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小屋のご主人に挨拶してチェックイン。
「明日はダムに行くんです」って言ったら「おお君か!ダムの本(月刊ダム日本)はまだ小屋の本棚に置いてあるぞ!」と言われ、けっこう嬉しかった♪
で、すぐに「今ちょうど男の時間だし、まず風呂入ってけ!」
そう、ここの露天風呂は1つしか湯船が無いので1時間ごとの男女交代制。
さっそくだいさんと2人でお風呂にダッシュ。
いやぁ、運動した後の絶景露天風呂ってたまらんわぁ・・。
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陽も暮れて18時、お楽しみの晩御飯の時間♪
今夜の小屋のお客は約30人。食堂にみんな集まって一斉にごはんを頂く。
この日のご飯は地元の畑で採れた食材をふんだんに使用したこだわりの天ぷら定食。
普通の山小屋と違って、電気は通ってるし食材は列車で持ってこれるのでご飯がとても豪華!
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おなか一杯になったら消灯の時間まで食堂でまったり。
ちなみに消灯は20時。周囲に明かりが全くないので、早く消灯しないとそこら中から虫が集まってきて窓の外がすごいことになるので・・。
本日無事にここまで来れたことと、明日の仙人谷ダムとの素敵な出会いを祈って、かんぱ〜い!!
〜続く〜
1日目(9/28)の行程
欅平 9:15 〜 水平歩道始点 10:05 〜 志合谷 12:00 〜 大太鼓 12:20 〜 オリオ谷 13:30 〜 阿曽原温泉小屋 15:10
2012年11月 8日 (木) 山歩き | 固定リンク
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今年も水平歩道へ
久しぶりの更新です。
昨年末から仕事やプライベートがバタバタしてて余裕がなくって更新する気力もありませんでした。
最近、ようやくちょこちょことダムへ行ったり山に登ったりする余裕が出てきたので、限られた休日のなかで思い切って、毎年この時期の恒例行事となった仙人谷へのトレッキングを決行することにしました。
さて、決行日は9月17・18日と決めたのですが、それまでいい天気だったのがこの週末に限って天候が崩れるとの予報(泣)
水平歩道は、ところどころに鉄製や木製の桟橋がかかり、つるんとした岩の上を歩かなければならない個所もあるため、雨で濡れるととても滑りやすくなります。
さらに、歩道はほぼ垂直の崖に作ってあり、雨が降るとそこらじゅう滝のように上から水が流れ落ちてくるため、歩行の危険度は数倍に増します。
また、最近の台風被害のことを考えると、土砂災害で帰れなくなってしまうリスクも考慮しないワケにはいきません。
・・ということで、残念ながら今回は1泊して仙人谷まで行くことは断念しました。
ただし、17日はそんなに天候が崩れないという予報だったので、とりあえず水平歩道は歩いてみようと決め、目的地を日帰りで歩いて往復できる「大太鼓」としました。
今回は日帰りとしたうえ3連休ということもあり、家族サービスもあわせて実施。
そういえば自分は毎年仙人谷へ行ってるというのに、家族はまだ1度もトロッコ列車に乗ったことないしww
さて当日、朝3時に起きてまずは外を見ると・・雨がザーザー降ってます(泣)
慌ててウェザーニュースの雨雲レーダーを確認すると、この雨雲がかかっているのは富山県西部まで。
黒部エリアはたぶん降ってないだろうと判断して、とりあえず宇奈月まで行ってそこで先へ行くか判断することに。
朝4時に家を出発。車内の子供たちは眠いはずなのにテンション高めで騒がしいw
途中の高速道路走行中に猛烈な豪雨に襲われた時は気持ちが少し萎えましたが、黒部ICに着くころには雨も小雨になり、・・て降っとるやん!(号泣)
結局宇奈月駅に着いても小雨ぱらつく空模様でしたが、ここまで来たらとりあえず行けるトコまで行こうと家族一同トロッコ列車に乗り込みます。
3連休とはいえ朝7時半の始発列車、ひろ@家族様御一行専用車両でゆったりと峡谷の鉄旅を楽しみます♪
雨が降ってても、ダムが見えるとひとりテンションMAXなひろ@(笑)
早朝の山々や湖面には低い雲がかかり幻想的な雰囲気で、晴天時とは違う趣のある良い景色でした。
そして黒部川の水の澄んで美しいこと!子供たちも目を輝かせながら絶景を楽しんでました!
1時間半の鉄旅を終え、列車は終点欅平駅へ。
心配していた空模様は・・やっぱり雨( ́・ω・`)
一瞬迷いましたが、5人組くらいの登山パーティーが意気揚々と登り始めたのを見て自分もテンションアップ!
レインウェアを着ていざ出発! 登山口はココからとなります。
ちなみにヨメと子供たちには「欅平を散策して、飽きたら降りて宇奈月か黒部市街をフラフラしてて。夕方には宇奈月に迎えに来てね」と言い残して現地に放置ですww
さて、登り始めてまずはいきなりの急登! というか、連続した急な登りはココだけで歩道はずっと平坦なので、ココを頑張ればあとはスイスイ歩けます。
ま、ココの登りはホントにキツいんですが・・。
急登を1時間かけて登りきると、「欅平上部」のプレートがあっていよいよ水平歩道のスタート!
ここでまずダブルストックを1本ザックに収納して、谷側のストックのみを持った「水平歩道スタイル」(自分で勝手に命名w)にします。ダブルストックは楽なので登り降りには使用しますが、水平歩道では山側にワイヤーが張ってあるため、山側の手は常にフリーにして、バランスを崩した場合などに確保できるようにします。もちろん、帰りはストックを持ち替えて、常に山側の手はワイヤーを持つようにしてますよ。おかげでグローブはボロボロになってますがw
水平歩道をダブルストックで歩くのは絶対にやめましょう。
さて、水平歩道を歩きだすと心の準備をするヒマもなくいきなりこんな道。見ての通り、濡れててよく滑りますが、山側のワイヤーを持ちながら歩けばとりあえずは安心です。
水平歩道を歩き始めて1時間強。
正面の谷向こうに凄く高い垂直な崖と、その崖をくりぬいた歩道が!
左のほうをよく見ると、先行したパーティーが歩いてますね。
右のほうの崖をアップした写真がコレ。
ココが水平歩道いちばんのハイライト、大太鼓です。
正面近くに見えててすぐにでも行けそうなのですが、これから志合谷という深い谷を抜けなければならないので、実はまだ1時間近く歩かなければ着きません。
さて、その志合谷ですが、真夏でも雪の残る深い谷で、落石や雪崩が多く発生し歩道を作ってもすぐに壊されてしまうため、約150mのトンネルを通してバイパスされています。
このトンネル、当然照明は無く、更に内部は何度もカーブしているため恐ろしいまでに真っ暗です。
小心者な自分はホントこのトンネルだけは苦手で、ココに来るたびにこの谷で多数の方が亡くなられた話を思い出してしまいビビりまくりながら歩いてます(泣)
少しでも怖さを紛らわそうと、ライトは強力LED灯を3つ持って来て照らし(それでも暗い!)、大声で歌いながら歩いてますww
どんだけ暗くて怖いか、少しでも体感していただくために今回動画を撮ってきました(爆)
http://www.youtube.com/watch?v=v6TdHWdVQkQ
ちなみに昨年、阿曽原温泉小屋のご主人から聞いた話ですが、このトンネルまで歩いてきて照明器具を忘れたことに気付いたある登山者が、何を思ったかトンネルに入らず谷を歩いて向かい側へ行こうとして、結局滑落してしまったそうです。
谷は道もなくガレまくっているので、絶対に歩こうとは思わずに引き返すなり他の登山者が来るのを待つなり他の手段を考えましょう。
今の時代であれば、携帯電話のライト機能を使うという手もあります。少しでも明かりがあれば、恐怖心さえなければ十分トンネルを抜けることは可能だと思いますよ。
そうこうしているうちに、12時前に本日の目的地「大太鼓」に到着です♪
素晴らしい絶景!正面の奥鐘山の岩壁の雄大なこと!!
この景色の雄大さと、1歩先は奈落の底というスリル。こればかりは残念ながら写真や動画で全てを伝えきることができません。
味わってみたい方は十分な準備をしたうえで、ぜひ現地へ行ってください。
ココが目的地なのでザックを置いてまったり景色を眺めます。
ここまでずっと雨が降ったりやんだりを繰り返していたのですが、幸いガスは少なく視界は良好。
ということで、人も来ないので歩道にどっかり座って絶景お昼ごはん♪
はるか下から聞こえる黒部川の水音と低く唸る風の音を聞きながら、目の前に広がる絶景をおかずに食べる行動食の美味しいことといったらもう!
ちなみに上の写真の左上の谷間に見えている白いエリア、実は欅平です。望遠だと奥鐘橋も見えます。なので実はココ、なんと携帯も通じます!
さて、名残惜しいのですがもう帰る時間。
またも独りであのトンネルを歩かなければならないのは相当なストレスだったのですが、今度は動画を撮っていないので大声で歌いながら無事にパス(笑)
トンネルを抜けた後に歩きながらふと谷向こうを見ると、・・お分かりだろうか?
人、歩いてますww
あらためて見ると凄いトコ歩いてるなぁ・・。
帰りはペースを速めてサクサクと歩きます。もちろん、常に緊張感は持って歩いてますけどね。
欅平まで残り1時間てトコで、ついに雨が本格的に降り始めました。もうザーザー(泣)
さらに足を速めて歩いていると、ふと前方に何かの気配を・・。
って、猿かい!!
自分が水平歩道を歩いた時の猿対面率は100% 遭遇率じゃなくて対面率です。
なぜに黒部の猿はいつも俺にガンを飛ばしてくるのか?(笑)
そんなこんなで14時過ぎに欅平に無事到着。
観光客がいっぱいいる中で全身びしょ濡れの汗臭いオッサン独り、居心地の悪いこと悪いこと(泣)
ということで、そそくさと宇奈月行のトロッコ列車に乗り込み下界へ。
宇奈月駅でヨメに拾ってもらった後は家族サービスのターンw
みんなで宇奈月温泉に浸かって美味しい晩御飯食べて帰りました。
といった感じで残念ながら今年は仙人谷までいくことができませんでしたが、ダイナミックな景色とスリルを堪能できた満足・・
いや、やっぱ仙人谷まで行きたかったし阿曽原温泉にも入りたかったなぁ。
仙人谷への想いをあらためて深めた今年の水平歩道でした。
余談ですが、翌日の天気は予報を大きくハズして、1日じゅう快晴。
仙人谷まで行っときゃよかったなぁ・・(泣)
2011年9月24日 (土) 山歩き | 固定リンク
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再訪
あのダムにもう一度会いたくて・・。
あの道をもう一度歩きたくて・・。
また行っちゃいました、水平歩道♪
もともと11・12日で計画していたのですが、日曜は天候が悪化しそうだったので急遽有給を取って10・11日に変更。
おかげで快晴のなか、素晴らしい絶景を楽しみながら歩くことができました♪
・・ただ、やっぱ1泊2日でダムまで行くのはちょっとハードスケジュールだったようで、ダムサイトに到着したときにはすでに陽が落ちる直前。やっぱ谷の夕暮れは早いっす(泣)
あまり長い時間ダムにいることはできませんでしたが、今回も天端から豪快な河川維持放流を見ることができて、もうそれだけで満足です。放流動画を撮り忘れたのだけが心残りですがw
明けて本日、日頃の運動不足がたたってか全身が痛いのと、快晴過ぎて炎天下のなか歩き続けた(水分はマメにとったけど、汗もべらぼうにかいた)ので軽い熱中症になったらしく、だるくて食欲がないので1日中家でゴロゴロ(泣)
ということで、詳細レポはまた後日。
2010年9月12日 (日) 山歩き | 固定リンク
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トレイルサイクリング
先月末の話ですが、とある岐阜の山奥の林道をMTBで走ってきました。
本格MTBを購入して初めての林道サイクリング。出発前日は楽しみ半分不安半分といったところ。
朝起きて窓の外を見ると、空は一面鉛色でいきなりブルー。 う〜ん、現地は晴れていて欲しいと思いながら高速を飛ばします。
しかし富山ICを降り、国道41号線を南下するも雲は晴れるどころか厚くなっていく一方(泣)
国道沿いから撮った写真1
更に上流にあるダム湖もこの有様(泣)
結局雲が晴れることなく駐車ポイントに到着。クルマからMTBを出していざ出発。晴れてないと気持ちがブルーになるんだけど、雨は降ってないし陽も照ってないし、逆に運動するには最適のコンディションだと楽天的に考えるようにしましたw
林道は出発点から登りの連続。ていうか下りはおろか平地すらなくひたすら登り(泣) 出発早々、30分足らずでもうバテバテ。こりゃ炎天下だったら倒れてしまうかもw
マイナーな林道なので一般人はほとんどおらずほぼ貸切状態。この日林道にいたのは林道改修工事のための業者の方が数人と、あとははるか上流で沢登りか本格登山をしているであろう他県ナンバーの一般車が2台停まっていたのみでした。
単独行で一番ドキドキするのが野生動物との遭遇。あるカーブを曲がったらいきなりカモシカがコンニチワ。まぁ、カモシカがこっちに向かってくることはまず無いので、数秒見つめあった後、彼はそっけなく森の中に消えて行かれました。
こんなワイルドなトコを抜けたあたりから、ついにお空のご機嫌が悪くなり小雨がポツポツと(泣) 疲れてるのに自転車を漕ぐ足の動きもヒートアップ!
なんとか本降りになる前に目的地へ到着したけど、直後にザーザー降りになってしまったので林道のトンネルで雨宿り。結局ココで1時間くらいボーっとする羽目になってしまいました。
雨があがったので周辺の写真をひととおり撮って一息ついたところ、・・なんと、雲が晴れて一面お日さまのシャワーが!
うわ! 写真全部撮り直しじゃん!(笑)
さすがは飛騨の山奥、源流に近いためお水の透明度がハンパないです。とにかく綺麗♪
木々の緑、深く澄んだエメラルドグリーンの水、そして木造のゲートハウスが特徴的な年季の入った取水堰。なんという素晴らしい癒しの空間でしょう!
いやぁ、頑張ってココまできたかいがあったというものです♪
行きはひたすらに登りだったので、当然帰りは下るだけ。オーバースピードに注意しながら快適にダウンヒルを楽しみました♪
ということで、前半の雨で少しドロドロになってしまいましたが初めてにしては林道サイクリングをけっこう楽しむことができました。以前のように「歩き」だったら少し躊躇してしまうような距離でも、MTBがあるとかなり楽に行けるということがよ〜く判りました。(北又林道がまさにソレw)
さてさて、次はドコへ行こうかな?
2010年8月15日 (日) 山歩き | 固定リンク
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プチ水平歩道(笑)
まず最初にお断りを。
本ブログは危険行為を助長させることを目的としているワケではありませんので、これを読んで「行ってみよう」と思われてもあくまで自己責任でお願いします。そういう事情も踏まえて、今回は若干イニシャルトークでいきます。なにせ水平歩道と違ってあまりにも簡単に行けてしまったもので・・w
昨日は岐阜の山奥にある林道をMTBでツーリング。綺麗な清流と山々の深い緑、そして山奥にひっそりと佇む取水堰に心を癒されました♪
さてその帰り道、せっかくなので是非とも行ってみようと思っていたのが、某巨大サイトでも紹介されていた道。
上の写真の真ん中の崖、上から1/3くらいのトコに横一文字にグリーンベルトがあるでしょ♪ ハイこれ、ちゃんとした道なんです(笑)
W石温泉へ向かう道路の途中から細い小路に入り、お地蔵さんたちが数体並べられている脇を抜け、森の中を進みます。W石発電所の水圧鉄管を越えて少し進むとこんな看板が。
歩き始めてまだ5分も経ってないんだけど、もう着いちゃったw
そして数メートル先にいきなり、絶景キター!!
左上の草が茂っているトコが「道」です。思っていたよりも道幅は広いです。ただし、水平歩道と違って山側に「支持用のワイヤー」が張ってません。更に道が若干谷側に傾斜しているので、水平歩道よりも怖いぞ〜w
↑来た道を振り返ってみました。けっこう道幅あるでしょ。
でも1ヶ所だけ道幅がせまく、しかも谷側に大きく傾斜し、更に若干ガレてて滑りやすい個所があったのでソコだけは気を遣って歩きました。ソールのしっかりした靴じゃないと滑ってしまうかもしれません。
う〜ん、このくりぬいた岩が水平歩道チックで素晴らしい♪
しかしスリリングな区間はこの先数メートルで終了。道はまた森の中に入ってしまいます。まぁ、これだけでもうお腹いっぱいですけど(笑)
なお、道から崖下までは50〜60mはあるでしょうか。直下は水面ではなく岩盤なので、転落したら間違いなく逝けます。それなりの覚悟で歩かなければw
余談ですが、1枚目の写真は上の写真奥にある橋から撮影したものです。そう、橋から自分がまる見え(笑)
この道路は2ケタ国道なのでけっこう交通量があります。実際、崖にいる自分に気づいて減速してこっちを見るクルマが多数(爆)
最後にもう一度、この道は簡単に行くことができますが、簡単に逝くこともできます。
もし行こうと思っても、それなりの覚悟をして自己責任で。
2010年8月 1日 (日) 山歩き | 固定リンク
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仙人谷への道 【最終話】
9月2日(水) 〜来た道を戻る〜
朝5時すぎ、とってもさわやかな目覚め。
外はなんと雲ひとつない快晴。昨日がこの天気だったらなぁ・・。
実は昨晩からこの阿曽原温泉小屋はひろ@の貸切となっていた。
まぁ、オフシーズンの平日だし客は少ないだろうと思ってたけど、まさか自分独りとはw
朝6時から朝食。自分ひとりのためにわざわざ食事作って頂いてありがとうございます(笑)
6時半、出発直前に小屋のご主人が「今日は予約客がいないので水平歩道を歩くのは君しかいません。途中で転落したら発見される可能性はまず無いので、気をつけて歩いて下さいね。」という怖すぎるアドバイスをw
その理由としては、同行者がいないので転落ポイントが特定できないことにある。
もし登ってくる客が多い日であれば、とあるパーティーが「あそこのポイントで彼とすれ違いました」と証言し、次のパーティーが「彼とはすれ違いませんでした」って言ったら転落ポイントをかなり絞り込むことができる。
水平歩道は片道約12km、しかもかなり入り組んだクネクネ道。どこで落ちたか判らない人をがむしゃらに探すには、あまりにも長い距離である。
しかもこの季節は1番木々が覆い茂っている時期。もし途中の木々に引っかかってしまえば、ヘリでどれだけ捜索したってまず見つからないだろう。
ということで、落ちてしまえばそのままひっそりと白骨化するか、運が良くて数日後に下流に遺体が流れ着くという状況なようで。 出発前にいきなりビビリが入る〜w
ま、いろいろ考えてもしょうがなく、歩かなければ帰れないのでまずは出発!
とにかくさわやかな青空が、プレッシャーを忘れさせて爽快な気分にさせてくれる♪
出発してすぐに、少し振り返ってみると小屋周辺にたくさんの湯気が出ていた。
Dscf2233
左下から一段と激しく出ているのが温泉の湯船脇のトンネルから出ている湯気である。
そう、小屋からあそこまで歩いて行かないと温泉には入れないのだ。
下りはいいんだけど、登りがキツくて湯上りに汗かいちゃうんだよねぇ(笑)
来る時はガスってて何も見えなかったんだけど、帰りは快晴で周囲の景色が良く見えてとても新鮮!
折尾大滝もスカっとさわやか。
折尾谷の深緑に癒される〜♪
あまりにも快適で楽しくて、歩くペースもガンガン上がるw
まぁ、高所恐怖症の人はガスってるほうがいいかもね(笑)
歩き始めて2時間、大太鼓の手前で突然前方が開け、よく見ると・・欅平駅と黒三・新黒三発電所だぁ!!
(コンデジズームで撮影)
まだ残り6km以上歩かないといけないんだけど、直線距離にするとほんの数キロしか離れてないのね(泣)
ちなみにケータイも通じました、ココ。
Dscf2290
さて、ゴールは見えてもまだまだ遠く、すぐ先には最大の難所がで〜んと構えている。
Dscf2293
まさに「蜀の桟道」的な歩道を抜けると、そこは水平歩道一番のハイライト「大太鼓」
Dscf2295
澄みきった青空のもと、聞こえるのは低くうなる風の音とはるか下を流れる黒部川の水音のみ。
なんという絶景、なんという非日常な空間!
天気もいいしいつまでもこの絶景を眺めていたかったけど先はまだまだ長い。最高の景色を堪能できた幸運に感謝しながら、大太鼓を後にした。
大太鼓の直後には志合谷が。来た時と同じように大声で歌いながら例の暗黒トンネルを抜けたが、やっぱムチャクチャ怖かったぞ〜(泣) 単独行は全然苦じゃないけど、ココだけは誰か同行者が欲しかった・・w
で、トンネルを出た直後に黒部川上流方面に向かって撮った写真がコレ。
あれ・・、下のほうに何かある!
Dscf2304
そう、コレが小説「高熱隧道」にも書かれている、ホウ雪崩の被害を受けた志合谷宿舎跡。
よくもまぁ、こんなトコに冬営宿舎なんて建てたもんだ・・。
水平歩道も終わりに近づき、下のほうから黒三発電所の放流サイレンや欅平駅のアナウンスが聞こえてきた。
が、水平歩道は最後まで水平歩道だったw
最後にふと顔をあげると、遠くに唐松岳の雄大な姿が♪
そして猛烈な下り坂をヘロヘロになりながら下って、11時に無事に欅平駅に到着。
快晴で調子良かったんでほぼノンストップで歩き続け、12kmの山道を4時間半で歩ききった。
いやぁ、無事に帰ってこれてよかった〜。
さて、欅平駅と言えば国内有数の観光地。
平日とはいえ、駅周辺は観光客であふれていた。
・・ガッツリ登山の格好で疲労困憊で放心状態なヤツなんて俺だけで、もう浮いてる浮いてる(爆)
居心地悪かったんで、速攻で次のトロッコ列車に飛び乗って帰宅の途に。
Dscf2395
3日間、非日常的なありえない体験をして、もうおなかいっぱいです(笑)
というわけで、仙人谷ダムを歩いて見に行こうミッションは無事完了。
道中、猿に遭遇したこと意外ヒヤヒヤしたことが無かった(w)のは、事前の綿密な計画と準備が功を奏したのだと思う。
今年も梅雨が明け、いよいよ夏山シーズンに突入。
お手軽に高度感とスリルを味わえる水平歩道、皆さまも是非チャレンジして下さい!
2010年7月17日 (土) 山歩き | 固定リンク
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より以前の記事一覧
- 仙人谷への道 【第5話】 2010年04月01日
- 仙人谷への道 【第4話】 2010年03月13日
- 仙人谷への道 【第2話】 2010年02月26日
- 仙人谷への道 【第1話】 2010年02月18日
- 仙人谷への道 【序章2】 2010年02月14日
- 仙人谷への道 【序章】 2010年02月11日
- 【後日談】日永岳山行記 2010年01月31日
- 日永岳山行記【エピローグ】 2010年01月30日
- 日永岳山行記【第5話】 2010年01月29日
- 日永岳山行記【第4話】 2010年01月28日
- 日永岳山行記【第3話】 2010年01月27日
- 日永岳山行記【第2話】 2010年01月26日
- 日永岳山行記【第1話】 2010年01月25日
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