2011年06月12日
妙にそわそわした一日(井坂奈津子さんの個展)
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井坂奈津子展
2011年6月4日〜7月3日
(土・日・祝のみオープン)
鳩山在住のカナダ人の作家を通して井坂奈津子の作品を紹介され、
初めて彼女の作品集を見せられた時に、その不可思議で妖しい魅力と、
短期間に制作された膨大な作品群に驚かされました。
そこには井坂奈津子の「私」からのストレートな表現があり、
「生」と「性」への真摯で正直な発露がありました。
所謂完成された作品とは別の何かが、見る者の奥深くに呼びかけてきます。
古民家の「かぐや」の空間の中で、作品達がどのように呼吸するのか楽しみにしています。
(オーナー談)
アクセス等はこちらから http://g-kaguya.com/
井坂さんのアトリエ(なんかちょっと古いっぽい) http://www.at-grapefruit.net/
R0013989.JPG
R0013991.JPG
R0013984.JPG
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はい、どうもこんばんわ。
今日はいつもみたいなアレな内容じゃないです。
今日は風邪を押してギャラリーかぐやまで行ってきましたよ。もちろんチャリで。
ちょっとした距離走るのはなかなか気持ちの良いものです。
んで、かぐやで井坂奈津子さんていう方の作品展やってるので、それを見に行きました。
上載の写真が作品。
実際はもっともっと展示してあって、全部載せちゃうと台無しになるし、何より全部撮りきれないくらい作品数があった。
本当にすごい数の制作数らしい。
僕は今回井坂さんの作品を見て、ある種の神々しさというか、眩しさに似た感覚を覚えた様な気がしている。
「私は創る時、素材の手触りに促され、手が考え、その感覚も大切にしてきた。だからこの作品は単に見るだけでなく、<手で触っても鑑賞できる>ように創った。きっと目の不自由な人に、この作品を触って鑑賞してもらえたら、この作品を理解してくれるように思う。」 〜カタログより引用
もうね、あれです。
完成度がどうとかいうものじゃない作品だったんです。
ただ作りたいものを純粋に作る、とか言うと陳腐に聞こえてしまうかもしれませんが、もうそれなんです、ほんとに。
僕が眩しさみたいな感覚を持ったっていうのは、そういった己の感覚を頭でどうとか片付けるよりも手が教えてくれる、みたいな純化されたものを感じたからです。
・・・・・・・・あー、今なんか偶像崇拝と絡めた見解を書いてたけど、うまくまとめられなかったから止める。
なにより、そんなことしたら井坂さんの作品がそれこそ台無しになりそうだし。
なんやかんや言うより埼玉県滑川町まで見に来てくださいね、って話。
今回井坂さんを見て切に感じたのが、自分のその時思うままに作品が作れるって言うことは、本当にすごいことだということ。
しかもそこに妥協もなくて、全然ブレない芯をもっている。
泰然自若としているようで、どこかストイックさも感じるところもある。
そんな彼女の姿勢が作品にも滲み出てて、ハッとした気分になった。
うちのapARTmentは、自分の持っている情熱とか、創作意欲とか、好奇心とかで作品を作る、というのをモットーとしてやってきたけど、いつからか、製品としての作品制作をみんなに促してきた気がする。
もちろん、そこには「売る」という、現実的な作家としてのやりとりを狙ってのことでもあるけど、それがもしかしたら作品の良さみたいなものを潰していたのではないかと、今少し反省をしている。
なまじ自分の経験から展開を考えてきただけに、今の僕にもそのことが当てはまるのかもしれない。
いや、だからって僕のそんなに完成度高くないけど。
頭で考えて作品作るってのに走り出すと、自分が苦しくなる時が多々ある。
思いのまま、その時の等身大の自分を作品に織り込んでいくことが、一番自然でベストな方法なんだなということを痛感している。
まあ、なんか余計な話になっちゃったけど、是非井坂さんの展覧会見に行ってください!
あとね、井坂さんすごいかわいい//////////////
井坂奈津子展
2011年6月4日〜7月3日
(土・日・祝のみオープン)
鳩山在住のカナダ人の作家を通して井坂奈津子の作品を紹介され、
初めて彼女の作品集を見せられた時に、その不可思議で妖しい魅力と、
短期間に制作された膨大な作品群に驚かされました。
そこには井坂奈津子の「私」からのストレートな表現があり、
「生」と「性」への真摯で正直な発露がありました。
所謂完成された作品とは別の何かが、見る者の奥深くに呼びかけてきます。
古民家の「かぐや」の空間の中で、作品達がどのように呼吸するのか楽しみにしています。
(オーナー談)
アクセス等はこちらから http://g-kaguya.com/
井坂さんのアトリエ(なんかちょっと古いっぽい) http://www.at-grapefruit.net/
R0013989.JPG
R0013991.JPG
R0013984.JPG
R0013997.JPG
R0013996.JPG
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はい、どうもこんばんわ。
今日はいつもみたいなアレな内容じゃないです。
今日は風邪を押してギャラリーかぐやまで行ってきましたよ。もちろんチャリで。
ちょっとした距離走るのはなかなか気持ちの良いものです。
んで、かぐやで井坂奈津子さんていう方の作品展やってるので、それを見に行きました。
上載の写真が作品。
実際はもっともっと展示してあって、全部載せちゃうと台無しになるし、何より全部撮りきれないくらい作品数があった。
本当にすごい数の制作数らしい。
僕は今回井坂さんの作品を見て、ある種の神々しさというか、眩しさに似た感覚を覚えた様な気がしている。
「私は創る時、素材の手触りに促され、手が考え、その感覚も大切にしてきた。だからこの作品は単に見るだけでなく、<手で触っても鑑賞できる>ように創った。きっと目の不自由な人に、この作品を触って鑑賞してもらえたら、この作品を理解してくれるように思う。」 〜カタログより引用
もうね、あれです。
完成度がどうとかいうものじゃない作品だったんです。
ただ作りたいものを純粋に作る、とか言うと陳腐に聞こえてしまうかもしれませんが、もうそれなんです、ほんとに。
僕が眩しさみたいな感覚を持ったっていうのは、そういった己の感覚を頭でどうとか片付けるよりも手が教えてくれる、みたいな純化されたものを感じたからです。
・・・・・・・・あー、今なんか偶像崇拝と絡めた見解を書いてたけど、うまくまとめられなかったから止める。
なにより、そんなことしたら井坂さんの作品がそれこそ台無しになりそうだし。
なんやかんや言うより埼玉県滑川町まで見に来てくださいね、って話。
今回井坂さんを見て切に感じたのが、自分のその時思うままに作品が作れるって言うことは、本当にすごいことだということ。
しかもそこに妥協もなくて、全然ブレない芯をもっている。
泰然自若としているようで、どこかストイックさも感じるところもある。
そんな彼女の姿勢が作品にも滲み出てて、ハッとした気分になった。
うちのapARTmentは、自分の持っている情熱とか、創作意欲とか、好奇心とかで作品を作る、というのをモットーとしてやってきたけど、いつからか、製品としての作品制作をみんなに促してきた気がする。
もちろん、そこには「売る」という、現実的な作家としてのやりとりを狙ってのことでもあるけど、それがもしかしたら作品の良さみたいなものを潰していたのではないかと、今少し反省をしている。
なまじ自分の経験から展開を考えてきただけに、今の僕にもそのことが当てはまるのかもしれない。
いや、だからって僕のそんなに完成度高くないけど。
頭で考えて作品作るってのに走り出すと、自分が苦しくなる時が多々ある。
思いのまま、その時の等身大の自分を作品に織り込んでいくことが、一番自然でベストな方法なんだなということを痛感している。
まあ、なんか余計な話になっちゃったけど、是非井坂さんの展覧会見に行ってください!
あとね、井坂さんすごいかわいい//////////////
ラベル:おれ・・どうかしたのかも