2011年07月25日
漉き工房展・UNSMART展の様子
今日は結構な移動で疲れたな。
午前中は森林公園に打ち合わせに行って、その後原宿のデザインフェスタギャラリーで、夜は新大久保で神部さんとお食事。
電車乗ってるだけっつっても、なかなかね。
でも、ちゃんと休日を充実させた感はあったかな。
いつもはホームセンター行って終わりだけど。
さて、ほぼ同時期に開催していたapARTmentメンバーryohei君と、年末年始に二人展をやった加藤渉君のグループ展が今日終了です。
もう終わっちゃったので、その様子をご覧ください。
良平君の.jpg
「ryohei-UNSMART展」
7.18(Mon)-7.24(Sun) 11:00-20:00 最終日は19:00まで
DESIGN FESTA GALLERY HARAJUKU / WEST 1-G
http://ryohei.boo.jp/index.html
http://www.designfestagallery.com/index.html
DSC_0045.jpg
期待の若手、ryohei君その人。
やけに原宿が似合ってて、嫉妬の炎がおれの胸に灯ったのは仕方ないこと。
DSC_0043.jpg
DSC_0044.jpg
DSC_0040.jpg
一週間の期間中、さすが原宿ということもあってか、すんごいお客さん来たみたいです。
小作品は1/3くらい売れたみたいです。やったね!
僕も金魚の絵買いました。(なんか3枚セットだったらしいけど、他のはいらねえって言って困らせてやったぜ。ごめんネ)
彼の作風はここ一年の間にちょっと変わってきました。
以前はグラフィックを主とした作品が多かったのですが、近頃はペインティングを主とし、水彩、アクリル、版画など、様々な技法に挑戦しています。
アブストラクトペインティングのようなこともしていますが、力の抜けたドローイングこそがもしかすると彼のスタイルに最もハマる技法なのではないかと思っています。
表現形態に縛られない自由さで魅せるか、この中の何かに絞って鋭さを持つのかは分かりませんが、
以前に比べてやりたいことをやるという姿勢に強張った感が無くなってきたので、今後の展開が楽しみです。
今秋にはギャラリーでの個展も予定されています。
つーか、彼女(かわいい)とか作りやがってよ・・・。
彼女さんを紹介された時点でおれの嫉妬心はC4爆弾となったが、がんばってこらえたのにお兄ちゃん情報であえなく爆発。
おれ、情けない。
sukikoubou.jpg
『漉工房展』
和紙や洋紙による作品は昔から数多くありますが、紙の原料である「パルプ」を用いての造形作品は皆無と云ってよい程です。
本展は、漉工房のメンバーが初めて一堂に会して、パルプアート&パルプクラフトを展示します。いずれも、パルプを使って始めて表現出来る作品です。絵・額縁・オブジェ・灯り・等々、六人六様の作品を御覧ください。
漉工房展メンバー
大川修作・田口ひとみ・NARIJI・
ジェーン加藤・佐藤晃子・加藤 渉
漉工房展・概要
日時: 2011年7月15日(金曜日)〜25日(月曜日)
(21日木曜日はお休み)
場所: 家具スタジオ 木の香
埼玉県比企郡小川町角山216-1
電話・FAXは、0493-74-6588
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DSC_0002.jpg
これは先週祝日に行った加藤渉君の所属する「漉き工房」のグループ展ですね。
以前にすでに日記を書いていますので、詳しくはそちらをご覧になってください。
一番下の写真がワタくんの最新作「ささめき」
少しクラシックですが、僕はこれ、とても気にいりました。
竹はこれまでもワタくんのメイン素材として使用されてきましたが、パルプと、石との組み合わせにより、植物の静かな息吹を感じるような作品になっていると思いました。
透き通るような繊細さを持ちながらも力強く根付き、生命の灯す光が現われていると感じます。
彼も今後の発展が楽しみですが、なんか迷っているようなのでそれを振り払うきっかけの作品になればと切に思います。
先ずは変に頭で考えないことが重要じゃね?
人のこと言えないけど。
それにしてもこの日は暑かったな。
アイスの件はもう忘れよう。
あ、HEJSANはおれに言うことがあるはずだから待ってます。
そしてそして!
骨.gif
みなさんは、「骨」という言葉を聞いたときに、何をイメージしますか?
支えているもの、死、生、骨組み、髑髏、生き物...
様々なことに骨というものは潜んでいます。決して露にはならないものでありながら、ほとんどの形成物にはこの骨が存在します。
私達人間は、約260 万個の骨によって肉体を支えられているのです。
有名な建造物も、日本製の車も、骨がなければ存在できません。
素晴らしき骨の作品を是非、御覧くださいませ。
<開催期日>
2011 年8 月2 日(火) 〜 8 月7 日(日)
11:00-20:00 最終日は17 時まで
<開催会場>
アートコンプレックス・センター
東京都新宿区大京町12-9 2F ACT4
TEL/FAX 03-3341-3253
info@gallerycomplex.com
http://www.gallerycomplex.com
お次は僕の展示ですよー。
ぶっちゃけ急な展示でしたもんで、正直内容はよくわかってないんですが、ACTさんに常設展示させていただいてる「J」が展示されます。
49954500_51.jpg
加えてもう一作品出ますが、それも既作品なので新作ではありません。
目新しい作品はありませんが、「骨」をテーマとした企画展ですので、むしろ他の作家さんの作品の方が僕は興味あります。
まあ、なんか「J」も頭だけでそんなに骨っぽくはないような気もするんだけど・・・。
それでも御都合よろしければ、是非お越しください!
日曜日は在廊する予定です。
それにしても、みんなのスキルが日に日に上がっていってて、おれもうかうかしてられないな。
8月は併行して3作品手掛けなきゃならなくなったので、しばらくブログはお休みするかもしれません。
気が向いたらまたアップするかもしれません。
中之条も行きたいんだけどなあー。
どうかな。
午前中は森林公園に打ち合わせに行って、その後原宿のデザインフェスタギャラリーで、夜は新大久保で神部さんとお食事。
電車乗ってるだけっつっても、なかなかね。
でも、ちゃんと休日を充実させた感はあったかな。
いつもはホームセンター行って終わりだけど。
さて、ほぼ同時期に開催していたapARTmentメンバーryohei君と、年末年始に二人展をやった加藤渉君のグループ展が今日終了です。
もう終わっちゃったので、その様子をご覧ください。
良平君の.jpg
「ryohei-UNSMART展」
7.18(Mon)-7.24(Sun) 11:00-20:00 最終日は19:00まで
DESIGN FESTA GALLERY HARAJUKU / WEST 1-G
http://ryohei.boo.jp/index.html
http://www.designfestagallery.com/index.html
DSC_0045.jpg
期待の若手、ryohei君その人。
やけに原宿が似合ってて、嫉妬の炎がおれの胸に灯ったのは仕方ないこと。
DSC_0043.jpg
DSC_0044.jpg
DSC_0040.jpg
一週間の期間中、さすが原宿ということもあってか、すんごいお客さん来たみたいです。
小作品は1/3くらい売れたみたいです。やったね!
僕も金魚の絵買いました。(なんか3枚セットだったらしいけど、他のはいらねえって言って困らせてやったぜ。ごめんネ)
彼の作風はここ一年の間にちょっと変わってきました。
以前はグラフィックを主とした作品が多かったのですが、近頃はペインティングを主とし、水彩、アクリル、版画など、様々な技法に挑戦しています。
アブストラクトペインティングのようなこともしていますが、力の抜けたドローイングこそがもしかすると彼のスタイルに最もハマる技法なのではないかと思っています。
表現形態に縛られない自由さで魅せるか、この中の何かに絞って鋭さを持つのかは分かりませんが、
以前に比べてやりたいことをやるという姿勢に強張った感が無くなってきたので、今後の展開が楽しみです。
今秋にはギャラリーでの個展も予定されています。
つーか、彼女(かわいい)とか作りやがってよ・・・。
彼女さんを紹介された時点でおれの嫉妬心はC4爆弾となったが、がんばってこらえたのにお兄ちゃん情報であえなく爆発。
おれ、情けない。
sukikoubou.jpg
『漉工房展』
和紙や洋紙による作品は昔から数多くありますが、紙の原料である「パルプ」を用いての造形作品は皆無と云ってよい程です。
本展は、漉工房のメンバーが初めて一堂に会して、パルプアート&パルプクラフトを展示します。いずれも、パルプを使って始めて表現出来る作品です。絵・額縁・オブジェ・灯り・等々、六人六様の作品を御覧ください。
漉工房展メンバー
大川修作・田口ひとみ・NARIJI・
ジェーン加藤・佐藤晃子・加藤 渉
漉工房展・概要
日時: 2011年7月15日(金曜日)〜25日(月曜日)
(21日木曜日はお休み)
場所: 家具スタジオ 木の香
埼玉県比企郡小川町角山216-1
電話・FAXは、0493-74-6588
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これは先週祝日に行った加藤渉君の所属する「漉き工房」のグループ展ですね。
以前にすでに日記を書いていますので、詳しくはそちらをご覧になってください。
一番下の写真がワタくんの最新作「ささめき」
少しクラシックですが、僕はこれ、とても気にいりました。
竹はこれまでもワタくんのメイン素材として使用されてきましたが、パルプと、石との組み合わせにより、植物の静かな息吹を感じるような作品になっていると思いました。
透き通るような繊細さを持ちながらも力強く根付き、生命の灯す光が現われていると感じます。
彼も今後の発展が楽しみですが、なんか迷っているようなのでそれを振り払うきっかけの作品になればと切に思います。
先ずは変に頭で考えないことが重要じゃね?
人のこと言えないけど。
それにしてもこの日は暑かったな。
アイスの件はもう忘れよう。
あ、HEJSANはおれに言うことがあるはずだから待ってます。
そしてそして!
骨.gif
みなさんは、「骨」という言葉を聞いたときに、何をイメージしますか?
支えているもの、死、生、骨組み、髑髏、生き物...
様々なことに骨というものは潜んでいます。決して露にはならないものでありながら、ほとんどの形成物にはこの骨が存在します。
私達人間は、約260 万個の骨によって肉体を支えられているのです。
有名な建造物も、日本製の車も、骨がなければ存在できません。
素晴らしき骨の作品を是非、御覧くださいませ。
<開催期日>
2011 年8 月2 日(火) 〜 8 月7 日(日)
11:00-20:00 最終日は17 時まで
<開催会場>
アートコンプレックス・センター
東京都新宿区大京町12-9 2F ACT4
TEL/FAX 03-3341-3253
info@gallerycomplex.com
http://www.gallerycomplex.com
お次は僕の展示ですよー。
ぶっちゃけ急な展示でしたもんで、正直内容はよくわかってないんですが、ACTさんに常設展示させていただいてる「J」が展示されます。
49954500_51.jpg
加えてもう一作品出ますが、それも既作品なので新作ではありません。
目新しい作品はありませんが、「骨」をテーマとした企画展ですので、むしろ他の作家さんの作品の方が僕は興味あります。
まあ、なんか「J」も頭だけでそんなに骨っぽくはないような気もするんだけど・・・。
それでも御都合よろしければ、是非お越しください!
日曜日は在廊する予定です。
それにしても、みんなのスキルが日に日に上がっていってて、おれもうかうかしてられないな。
8月は併行して3作品手掛けなきゃならなくなったので、しばらくブログはお休みするかもしれません。
気が向いたらまたアップするかもしれません。
中之条も行きたいんだけどなあー。
どうかな。
ラベル:C4!C4! D4C
2011年07月23日
旧友の結婚式で人見知りスキルを発揮
今、すごい動揺が生まれた。
気持ちが動揺すると、タッチパネルって上手くできません。
特にキーボードは。
まあ、それは別にどうでもいいんです。
ほんとに・・・ほんとに・・・。
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今日は友達の結婚式でした。
前にもここ最近で結婚式が結構あるって言いましたけど、先ずは今年一発目。
小学校来からの友達ということもあって、なんていうか感慨深いものがあったように思いました。
貴志君、菜穂さん、ご結婚おめでとうございます!
末長くお幸せに!!
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今回作ったウェルカムボード。
今までで一番可愛くできました❤
深夜に30間近の青年がリボンをチョウチョ結びにする姿がもうね・・・哀れといってもいいです。
別に怒りませんから。
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つーかよー、新郎の歴代ユニフォームとか並べやがってよー。
君らしくていいよ。
写ってるのは関係ない人です。
結婚式って、新郎新婦の出会うまでの軌跡を辿ったりするのがいいですよね。
今回の二人なんか美談ものでした。
詳しくは書きません。
やっかんでいるんです。察してください。
友達の結婚式に出るというのは僕は基本的に好きです。
人となりを知る友人が誰か違う異性の人に出会って、将来を共にしていく儀式的な第一歩を目の当たりにできるのは、自分が二人の証人になるような気がします。
いや、まあ、そういうもんなんですけど、本来。
結ばれる二人にとっては、一大事なこの結婚式。
結ばれる喜びと覚悟、集まった人たちへの感謝を思えば、いい加減な式にはできないのは当然です。
式中彼らから発せられる言葉、その佇まいは、自身を茶化してはいても真摯な姿勢で臨んでいるのが覗えます。
普段のやり取りでは垣間見せない彼らのシリアスな一面に、僕はすごく心を打たれたと感じています。
今回の結婚式は、新郎の付き合いの長さ故の感動がありました。
今こうして書いてると、自分がどう思ったかがよく実感できます。
お二人とも、改めてご結婚おめでとうございます。
これからのお二人の幸せを、心から祈っております。
あ、参列者の中には同じ中学の女の子とか来てたけど、人見知りスキルが爆発したので上手く話せませんでした。
(くっ・・!おれの中の悪魔がっっ・・!!い、今はまだッ・・・!!眠っててくれぇっっ!!!!)
とか邪気眼ばりに頑張ったんですけどね。
一ひねりですよ、一ひねり。
おれが、ね。
ラベル:隣の芝は青く見えるのだ。芝だけに
2011年07月19日
「漉き工房」展
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『漉工房展』
和紙や洋紙による作品は昔から数多くありますが、紙の原料である「パルプ」を用いての造形作品は皆無と云ってよい程です。
本展は、漉工房のメンバーが初めて一堂に会して、パルプアート&パルプクラフトを展示します。いずれも、パルプを使って始めて表現出来る作品です。絵・額縁・オブジェ・灯り・等々、六人六様の作品を御覧ください。
漉工房展メンバー
大川修作・田口ひとみ・NARIJI・
ジェーン加藤・佐藤晃子・加藤 渉
漉工房展・概要
日時: 2011年7月15日(金曜日)〜25日(月曜日)
(21日木曜日はお休み)
場所: 家具スタジオ 木の香
埼玉県比企郡小川町角山216-1
電話・FAXは、0493-74-6588
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今日はワタくんが属している大川修作さんのアトリエ「漉き工房」の展示会を見に行きましたよ。
木の香って、今日初めて行ったんですが、「こ、ここなのか・・・?」というくらい完全な民家でした。
かぐやのそれとは違って、最近の技術でしっかり作られた日本家屋。
展示場と思って行くと、不意を突かれます。
だっておれ、入る時「ごめんくださ〜い・・・」って言ったもん。
そしたら、オーナーさん(超いい人)が迎え入れてくれた。
既に敷地に入った時点で作品が展示してある様子が縁側から覗えたものの、やけに静かなことに気付いたおれに戦慄が走る。
「やべえ・・作家さん誰もいねえ・・・」
そして、お土産に買ってきたアイスを持つ手に緊張が走った。
「HEJSAN作戦、灰燼に帰す」
1月の二人展の時、見に来てくれたHEJSANがモスバーガーでお土産を買ってきてくれた。
冬なのにフローズンバーケーキを買ってきてくれたHEJSANはどうかしているとしか思えなかったが、今は夏だし、ちょうどいいよな、とか思って嵐山のモスに寄る。
しかし、レジにてメニュー表を見ると、
フローズンバーケーキがねえじゃねえか・・・・
頻繁にモスに行くわけじゃないし、行っても甘いものは買わないので知らなかったが、あれってもう無くなったの?
仕方ない、かき氷はあるからそれをお土産に。
道中、かき氷が溶けないように車の冷房を強めにして、木の香を探すも、ばっちり道がわかんなくなって焦り始める。
んで、ようやく見つけて「ごめんください」したものの作家が誰もいない・・・だと・・・。
なんの事前連絡も無しに行っちゃったのがいけなかったのだろうか・・・。
そこからオーナーさんがワタくんに連絡してくれて、ワタくんが来るまで仕方ないから自分で買ったかき氷をオーナーさんと一緒に食べました。
縁側で食うかき氷は美味かったぜ。
ちょっぴり塩味がしたのはおれだけだったと思う。
いや、おれだけでいい。
まあね、そんなサブストーリーはどうでもいいんですけどね。
溶けたかき氷を持って帰ったおれの気持ちなんかどうでもいいんですよ。
次からもっとよく考えます。お土産って難しいよ。
そう、「漉き工房」展に行ったんですよね。
大川さん率いる漉き工房のメンバーの作品はパルプを主として、ランプや額縁、絵画調の平面作品など、漉き工房ならではの作品が展示されていました。
しばらく前から大川さんのところに出入りしているワタくんも初のパルプを使用した作品を制作してて、竹のモチーフは変わらずとも、石の台座とか、これまでにしたことない手法を取り入れた作品を作っていました。
特に、「ささめき」っていう作品はとてもいい感じでした。
ワタくんは最近スランプっていうか、自分の作品に自信が持てないらしくて悩んでいたみたいですが、今回作った作品でそれも脱却できるような気がします。
他の作家さんの作品は製品完成度がすごく高くて、その割に価格が安いのでびっくりでした。
みんな、作りたいものをしっかりと捉えて作品を作れる人ばかりのように感じました。
作家、特に立体物を制作する作家にとって、「素材」というものは絶対的に向き合わなければならないもので、どこまで理解して自分の表現方法へと発現できるかは、命題のようなものです。
僕は、素材とのフィーリングは性格、趣味、経験から生まれて、自己哲学への基礎形成ができた時に自分の作品スタイルが決まるのだと考えています。
その素材に対しての理解が深いほど、傾倒していくほど、作られる作品の出来栄えが変わってくるのです。ただ、ここでいう理解というものは学術的な意味ではなく感覚的なものなので、それは個人によって違いますし、だからこそ作品に面白みが生まれるわけです。
漉き工房の作家さん達はそういったプロセスを踏まえて自分の形を見出した、あるいは見出そうとしているように感じました。
師匠の大川さんの教えが根付いている証拠ですね。
そして何よりすごいなって思うのは、大川さんの飽くなき好奇心と作品に対する姿勢が前を向き続けていることです。
展示されている作品のなかで、目を引いてしまうものは決まって大川さんの作られたものでした。
仕事の丁寧さはさることながら、パルプというものの可能性をまだまだ探そうとしているのが作品から覗えます。
80歳を超えてなお、そういった姿勢を持ち続けていて、僕なんかの話も面白そうに聞いてくれる大川さんは単純に尊敬しますし、その下にいる漉き工房の皆さんのことを羨ましく思いました。
本当はその大川さんにも会えるかなーと思って行ったんですけどね。
いなかったしね。
また工房にお邪魔しよっと。
その時のお土産のことは今から考えておくことにする。
あ、まだ漉き工房展は始まったばかりなので、写真は一部しか掲載しませんよ。
ご興味あれば、是非足を運んでみて下さいね。
『漉工房展』
和紙や洋紙による作品は昔から数多くありますが、紙の原料である「パルプ」を用いての造形作品は皆無と云ってよい程です。
本展は、漉工房のメンバーが初めて一堂に会して、パルプアート&パルプクラフトを展示します。いずれも、パルプを使って始めて表現出来る作品です。絵・額縁・オブジェ・灯り・等々、六人六様の作品を御覧ください。
漉工房展メンバー
大川修作・田口ひとみ・NARIJI・
ジェーン加藤・佐藤晃子・加藤 渉
漉工房展・概要
日時: 2011年7月15日(金曜日)〜25日(月曜日)
(21日木曜日はお休み)
場所: 家具スタジオ 木の香
埼玉県比企郡小川町角山216-1
電話・FAXは、0493-74-6588
DSC_0001.jpg
今日はワタくんが属している大川修作さんのアトリエ「漉き工房」の展示会を見に行きましたよ。
木の香って、今日初めて行ったんですが、「こ、ここなのか・・・?」というくらい完全な民家でした。
かぐやのそれとは違って、最近の技術でしっかり作られた日本家屋。
展示場と思って行くと、不意を突かれます。
だっておれ、入る時「ごめんくださ〜い・・・」って言ったもん。
そしたら、オーナーさん(超いい人)が迎え入れてくれた。
既に敷地に入った時点で作品が展示してある様子が縁側から覗えたものの、やけに静かなことに気付いたおれに戦慄が走る。
「やべえ・・作家さん誰もいねえ・・・」
そして、お土産に買ってきたアイスを持つ手に緊張が走った。
「HEJSAN作戦、灰燼に帰す」
1月の二人展の時、見に来てくれたHEJSANがモスバーガーでお土産を買ってきてくれた。
冬なのにフローズンバーケーキを買ってきてくれたHEJSANはどうかしているとしか思えなかったが、今は夏だし、ちょうどいいよな、とか思って嵐山のモスに寄る。
しかし、レジにてメニュー表を見ると、
フローズンバーケーキがねえじゃねえか・・・・
頻繁にモスに行くわけじゃないし、行っても甘いものは買わないので知らなかったが、あれってもう無くなったの?
仕方ない、かき氷はあるからそれをお土産に。
道中、かき氷が溶けないように車の冷房を強めにして、木の香を探すも、ばっちり道がわかんなくなって焦り始める。
んで、ようやく見つけて「ごめんください」したものの作家が誰もいない・・・だと・・・。
なんの事前連絡も無しに行っちゃったのがいけなかったのだろうか・・・。
そこからオーナーさんがワタくんに連絡してくれて、ワタくんが来るまで仕方ないから自分で買ったかき氷をオーナーさんと一緒に食べました。
縁側で食うかき氷は美味かったぜ。
ちょっぴり塩味がしたのはおれだけだったと思う。
いや、おれだけでいい。
まあね、そんなサブストーリーはどうでもいいんですけどね。
溶けたかき氷を持って帰ったおれの気持ちなんかどうでもいいんですよ。
次からもっとよく考えます。お土産って難しいよ。
そう、「漉き工房」展に行ったんですよね。
大川さん率いる漉き工房のメンバーの作品はパルプを主として、ランプや額縁、絵画調の平面作品など、漉き工房ならではの作品が展示されていました。
しばらく前から大川さんのところに出入りしているワタくんも初のパルプを使用した作品を制作してて、竹のモチーフは変わらずとも、石の台座とか、これまでにしたことない手法を取り入れた作品を作っていました。
特に、「ささめき」っていう作品はとてもいい感じでした。
ワタくんは最近スランプっていうか、自分の作品に自信が持てないらしくて悩んでいたみたいですが、今回作った作品でそれも脱却できるような気がします。
他の作家さんの作品は製品完成度がすごく高くて、その割に価格が安いのでびっくりでした。
みんな、作りたいものをしっかりと捉えて作品を作れる人ばかりのように感じました。
作家、特に立体物を制作する作家にとって、「素材」というものは絶対的に向き合わなければならないもので、どこまで理解して自分の表現方法へと発現できるかは、命題のようなものです。
僕は、素材とのフィーリングは性格、趣味、経験から生まれて、自己哲学への基礎形成ができた時に自分の作品スタイルが決まるのだと考えています。
その素材に対しての理解が深いほど、傾倒していくほど、作られる作品の出来栄えが変わってくるのです。ただ、ここでいう理解というものは学術的な意味ではなく感覚的なものなので、それは個人によって違いますし、だからこそ作品に面白みが生まれるわけです。
漉き工房の作家さん達はそういったプロセスを踏まえて自分の形を見出した、あるいは見出そうとしているように感じました。
師匠の大川さんの教えが根付いている証拠ですね。
そして何よりすごいなって思うのは、大川さんの飽くなき好奇心と作品に対する姿勢が前を向き続けていることです。
展示されている作品のなかで、目を引いてしまうものは決まって大川さんの作られたものでした。
仕事の丁寧さはさることながら、パルプというものの可能性をまだまだ探そうとしているのが作品から覗えます。
80歳を超えてなお、そういった姿勢を持ち続けていて、僕なんかの話も面白そうに聞いてくれる大川さんは単純に尊敬しますし、その下にいる漉き工房の皆さんのことを羨ましく思いました。
本当はその大川さんにも会えるかなーと思って行ったんですけどね。
いなかったしね。
また工房にお邪魔しよっと。
その時のお土産のことは今から考えておくことにする。
あ、まだ漉き工房展は始まったばかりなので、写真は一部しか掲載しませんよ。
ご興味あれば、是非足を運んでみて下さいね。