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February 02, 2009

『週刊読書人』に紹介されました!

『週刊読書人』2769号(2008年12月26日)10面、《二〇〇八年回顧――動向/収穫》の中の、白石嘉治さん担当の「論潮」欄において、『PACE』(vol.4のことと思われます)が紹介されています。
以下に、該当する段落を引用します。
『論座』と『現代』の休刊について、あらためてふれるべきなのだろうか? さらに三月のネグリの来日中止について――。だが、こうしたいわば〈帝国〉の「選択と集中」にたいして、数々の雑誌が創刊(『フリーターズフリー』『ロスジェネ』『ポッセ』『K8』『貧困研究』『思想地図』『悍』)ないしリニューアル(『オルタ』『情況』)され、熟読すべきジンやウェブ上のテクストを欠くことはない(『E/M』『PACE』『ル・モンド・ディプロマティーク日本語・電子版』『反戦生活』『大学生詩を撒く』等々)。そして七月には洞爺湖でのG8サミットに対抗する行動が晴れやかに繰りひろげられた。そこで賭けられていたものについては、とりわけ『世界』『現代思想』『インパクション』『ピープルズ・プラン』『VOL』につまびらかである。以後、端的に「反貧困」や「反資本主義」が唱えられるようになったが、忘れてはならないのは、京都精華大学や法政大学でハンストにおよんだ学生たちの存在であり、都市の片隅でいまもつづいている〈帝国〉=サミット体制との闘いである。たとえば、渋谷区宮下公園の「ナイキ公園」という名称への変更計画や、新宿の小さなカフェ「ベルク」が駅ビル業者によって廃業に追い込まれるといった事態は看過できないだろう。これらはささいなことではない。渋谷区へのデモは繰り返され、ベルクの存続を求める署名は一万をこえている。これらにかぎらず、つねに出来事の予兆は遍在している。

光栄なことです。ちょうど昨日、『PACE』vol.5の編集会議が行なわれたところでした。今後『PACE』がどのように変貌を遂げていくのか、我々作り手としても楽しみです。みなさま、今後も『PACE』にご期待ください。

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