南薩巨樹・古木調査 ワンポイント樹種説明 その2

ケヤキ
ニレ科の落葉高木。本州、四国、九州などに分布する。樹高は30m以上になる。公園や街路樹、記念樹として植栽される。日本の落葉樹では最も姿の美しい木のひとつである。開花は晩春で、果実は秋に熟する。葉は紅葉して散る。

スダジイ
ブナ科の常緑高木。東北中部以南、四国、九州、沖縄に分布する。樹高は30mになる。公園や社寺に植栽される。春から生じた1年枝の伸びが止まった初夏に開花する。種子は食べられる。優れた木炭が作れる。よく似た木にツブラジイがある。

スギ
スギ科の常緑高木。(針葉)本州、四国、九州に分布する。樹高は30mに達する。巨大なものもある。雌雄異株。早春に開花して、多量の花粉を飛ばす。ヒノキと並んで日本の代表的な材木で、各地で植林される。材は建築材、板など木工品になる。

センダン
センダン科の落葉高木。四国、九州、沖縄、小笠原などに分布する。樹高は20m位で、幹をまっすぐに立て大きく枝を広げる。公園や街路樹として植栽される。開花期は初夏で、核果が熟して色づくのは秋である。

タブノキ
クスノキ科の常緑高木。本州、四国、九州沖縄に分布する。樹高は20mから30mに達する。公園や社寺に植栽される。春の盛りに開花し、液果は真夏に黒紫色になって熟す。潮風にも強いので、防風林としても植栽される。樹皮は染料に用いられ、葉は草木染めが出来る。

タイサンボク
モクレン科の常緑高木。原産地は北米中南部。本州、四国、九州に分布する。樹高は20m以上になる。開花は初夏。花は枝先に単生、径は15cmから20cm程。花被片は9枚。公園などに植栽される。

ツブラジイ
ブナ科の常緑高木。似た木にスダジイがある。扱いはスダジイと一緒。ツブラジイの堅果は長さ10cm程である。乾燥しなければよく発芽する。

ホルトノキ
ホルトノキ科の常緑高木。関東南部以西、四国、九州、沖縄に分布する。樹高は20m以上になる。公園や庭木の主木になる。葉は互生する。縁に鈍鋸歯がある。葉は草木染めにも用いられる。果実は核果で長さ2cm程度の長楕円形、黒紫色に熟する。古い葉は赤色になって落ちる。

ムクロジ
ムクロジ科の落葉高木。140属2000種におよぶ。葉は互生し羽状複葉のものが覆い。亜熱帯、熱帯に分布する。果皮には多量のサポニンが含まれ、水を泡立てる働きが強いので、洗濯などに利用されていました。

リュウガン
ムクロジ科ムクロジ属の常緑小高木。東南アジアから中国南部が原産。2cm程の実をブドウの房のように多く実らせる。中国南部では街路樹として植栽されている。同じムクロジ科のライチーに似ているが、実は小さい。

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