南薩巨樹・古木調査 ワンポイント 樹種説明

アコウ
クワ科の半常緑高木。本州(紀伊半島)以南、九州、南西諸島などの温暖な地方に自生する。樹高は10mから20mに達する。枝や幹から気根をたらし、岩などに張り付く。
アコウの種子は鳥などによって運ばれ、別の木の上に運ばれ、そこから気根で親木を覆いつくし、ときには枯らすこともある。別名「絞め殺しの木」とも言われる。これは熱帯雨林ですばやく光を確保するための特性である。

イヌマキ
マキ科の常緑高木(針葉)関東南部以西、四国、九州、沖縄などに分布する。樹高は20mにも達する。雌雄異株。整形して庭の主木にする。変種のラカンマキは節間がつまり、生垣などに利用される。

イチョウ
イチョウ科の常緑高木。温暖地を好むが、北の地方でも植栽は可能。10mから20mに達する。雌雄異株。大きすぎるので、社寺や公園などに植栽される。ギンナンは食用にされ、財は将棋盤や碁盤などに、まな板の材料としても利用される。秋には美しい黄葉になる。

インドゴムノキ
クワ科イチジク属の常緑高木。北西インドからインドシナに分布する。樹高は30mから40mに達するものもある。気根や支柱根を地面に伸ばし太い枝を支える。主に観葉植物として利用される。

エノキ
ニレ科の落葉高木。本州、四国、九州などに分布する。樹高は20mに達するものもある。一里塚や社寺に植えられていたが、現在はほとんど植栽されない。実は鳥が好んで食べるので、自然実生ができる。

クスノキ
クスノキ科の常緑高木。関東以西、四国、九州などに分布する。樹高は10mから20mだが、大きいものは50mに達する。社寺や公園などに植栽される。樟脳を採る木として重要であったが、現在は行われていない。

クロガネモチ
モチノキ科の常緑高木。関東以西、四国、九州、沖縄などに分布する。樹高は5mから10mで大きいものは20mに達する。秋が深まって、果実は真っ赤に色ずく。庭の主木や盆栽にされる。病虫害に強い。

クロマツ
マツ科の常緑高木(針葉)北海道南部から本州、四国、九州などに分布する。樹高は40mに達する。公園や海岸の防風林にされる。樹皮はクロマツの名の由来である黒褐色。若苗は若松として、正月の生け花や門松に使われる。


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