晴天に恵まれた去る5月14日,宮城を代表する銘酒「綿屋」の藏元である金の井酒造と原料の酒米を生産している長崎高原ファームの主催による酒米の田植えイベントが栗原市一迫長崎地区で盛大に開催された。
このイベントは今年が5回目で,栗原市や仙台市などの一般消費者や酒販店関係者など約80名が参加し,50アールの水田に酒米となるトヨニシキの苗を植えました。秋に収穫された米を使って,復興祈念酒1000本が醸造されることになっており,売上金の一部は震災復興の義援金に充てられることになっています。
水田の隣の畑には,菜の花が一面に咲いており,鯉のぼりが元気に泳いでおり,参加者は,のどかな田園風景を眺めながら楽しそうに田植えをしていました。田植後の昼食は,地元の方々が用意した,山菜の天ぷら,煮物,和え物,漬物,はっと汁など旬の食材を使った様々な料理が並び,参加者は美味しそうに味わっていました。
参加者の中には,福島県から避難している方々もおり,「秋の収穫を楽しみに毎日を頑張りたい」と笑顔で話をしていました。
普及センターでは,地元の酒蔵と農家の連携を強化し,酒米の生産を増やしていきたいと考えており,この長崎地区の取組を昨年からプロジェクト課題に取り上げて支援しています。何よりも酒米の生産を拡大するためには,日本酒自体の消費量も増やしていく必要があります。このような消費者と生産者が交流し,お互いに米づくりや酒造りの現場を理解し,相互に支え合う関係を築いていく取組は大変重要であり,今後とも支援していきたいと考えています。
栗原農業改良普及センター
旬の食材を生かした料理
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