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宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

栗原地域では園芸品目の生産拡大に向けて,各品目の栽培講習会や直売所の運営支援などさまざまな取り組みが行われていますが,その一環として,2月10日に志波姫のエポカ21を会場に園芸振興セミナーを開催しました。講師として,茨城県つくば市の直売所「みずほの村市場」代表の長谷川久夫氏を招き,「生産者の立場と消費者ニーズを求めて」と題した講演が行われました。

講演の中で強調されたのは,農業生産者の多くは経営者としての自覚がなくコスト計算が不十分,原価計算をした上で利益の出る価格設定をしないと経営を継続できないとのことでした。さらに,人口減少と高齢化が進む日本国内では食品は余っているため,質の良い商品を作り売る努力をしないと販売に結びつかないということでした。「みずほの村市場」では,出品者との間に委託販売契約を取り交わし,一定以上の売上金額に対しては報奨金を出すが,逆に契約した売上金額に満たないと違約金を徴収する方式となっており,商品の品質向上に向けて出品者の努力を促すスタイルとしています。こうした取り組みの成果として,平成3年の設立時から毎年販売額を伸ばし続けているということでした。

今回のセミナーには栗原市内の生産者ら78名が参加しましたが,農産物の生産・販売に対して経営者としての意識改革を強く求める内容で,生産者も認識を新たにしたようです。

<連絡先>

宮城県栗原農業改良普及センター 先進技術班

TEL:0228-22-9437 FAX:0228-22-6144

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宮城の農業振興に向けて普及組織一丸となって取り組んでまいります。宮城の底力により,さらに農業が発展することを願っています。

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