<播種機の説明を聞く参加者>
平成29年5月31日に栗原市志波姫の大豆ほ場を会場に,「小うね立て深層施肥播種機」実演会を開催しました。
栗原市内の主要な水田転作作物である大豆では,湿害や固定転作ほ場における地力の減耗による生育量不足が収量低下の大きな要因となっています。近年,湿害軽減対策として開発された“小うね立て播種技術”と,根粒菌の活動を阻害せず効率的に窒素供給する技術として開発された“深層施肥技術”を組み合わせた,新たな播種同時施肥技術が開発されました。そこで,この技術を栗原市内の大豆生産者に普及拡大するため,実演会を開催しました。
実演会には生産者と関係機関等含めて35名が参加しました。始めに普及センターから小うね立て深層施肥播種技術の説明を行った後,協力メーカーのクボタアグリサービス株式会社より播種機の説明が行われ,その後,実際に播種作業の実演を行いました。実演会のほ場は同技術の実証・展示ほとして,隣り合った3筆のほ場で1筆毎に肥料の種類や量を変え,対照区も含めて3種類の施肥パターンを設けました。参加者は播種機の仕組みや播種速度,うねの形成具合,深層施肥の位置等を熱心に見学していました。
今後は,実証ほの生育状況を随時調査するとともに,夏期には現地検討会を開催し,生産者と一緒に本技術の効果を確認していきます。
<深層施肥播種の様子>
<連絡先>
宮城県栗原農業改良普及センター 先進技術班
TEL:0228-22-9437 FAX:0228-22-6144
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