平成23年1月13日〜14日に栗原農業士会の先進事例視察研修会が開催されました。今年度は研修と交流を兼ねて大河原農業改良普及センター管内の4人の農業士の経営を視察,栗原市の農業士など6名が参加しました。
はじめの視察先である角田市の渡邉博・京子氏は夫婦と後継者の3人で有限会社渡邉ファームを設立,経産牛62頭の酪農経営を行っています。各自の役割を明確にし,やる気を高めている点が印象に残りました。
次に視察した丸森町の大内喜一郎氏は中山間地で約20haの大規模水稲経営を実現,きくや西洋野菜のプンタレッラを組み合わせた複合経営を行っています。丸森地域にあった品種を模索しつつ,販売と生産の調和する工夫が感じられました。
同じく丸森町の根元茂氏は水稲6haにいちご20a,ねぎ30a,トマト50aを組み合わせた複合経営を行っています。複合部門の収益向上をねらって水稲直播栽培を導入,いちごは仲卸と直接取引を行うなど,出口を意識した品種選択,栽培を行っていました。
最後に昼食を兼ねて,大河原町の株式会社「ヒルズ」が経営する温泉施設と直売館を視察しました。平日にもかかわらず,多くの人でにぎわっており,自社製の豚や地元野菜を使った弁当は,洗練された味付けで大変好評でした。
栗原地域では生産は農家,販売は農協という意識が強いことから,今日の視察を通してマーケット・インを実践する仙南地域の農業士の姿勢は大いに刺激になったようです。
<連絡先>
宮城県栗原農業改良普及センター 地域農業班
TEL:0228-22-9404 FAX:0228-22-5795・6144
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