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カテゴリー:文化
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いま裁判員制度の是非を問う
はじめまして。評論家の小浜逸郎と申します。今月から月2回、寄稿させていただくことになりました。よろしくお願いいたします。何にでも首を突っ込む気の多いたちなので、ジャンルは限定しません。 なおさっそく宣伝で恐縮ですが... -
フィリピン人からみた「永遠の0」
映画の見方は人それぞれ 映画、音楽、絵画などのような「アート」の作品が人にうけるかうけないかは、人それぞれの主観にかかっていて、極めて個人的なものです。「私はバッハが好き。ポップスしか聞かないような人は教養がない」の... -
藤井聡の永遠の0への失望の仕方
「永遠の0」にとんでもない難癖をつけてしまった京都大学大学院教授
2014年9月9日の『三橋貴明の「新」日本経済新聞』に、京都大学大学院工学研究科教授の藤井聡の記事『永遠に「ゼロ」?』が掲載されました。 こう言っては失礼ですが、読んでいてあまりの低レベルに脱力してしまいました。こ... -
藤井聡『戦う以前にウソを見抜け』のウソを見抜け ―『男たちの大和』と『永遠の0』を擁護する―
→ この記事の続編がアップされました。 本記事の内容については、私個人の責任に基づく見解であることを明記しておきます。 さて、「真正保守」思想を掲げている『表現者 2014年 09月号』に、藤井聡の『戦う以前にウ... -
編集長牧之瀬取材記 ー「八重桜の会」主催シンポジウム「あなたの街は大丈夫? 多文化共生と地方自治体の真実」
去る8月16日、東京は深川で、御神輿の威勢の良い活気の中、深川江戸資料館にて開催されました、「八重桜の会」主催「あなたの街は大丈夫? 多文化共生と地方自治体の真実」と銘打たれたシンポジウムへ、お邪魔して参りました。この記... -
ズレはあさっての方向へ風を通す 〜おおひなたごう作『おやつ』(少年チャンピオン・コミックス)について〜
1 心に残らない作品 本を読むかどうかを決めるとき、判断材料の一つとして私はアマゾンのカスタマーレビュー星1つを参考にしている。星1つのレビューは、私が興味を持ち始めている本をそれほど面白くないとしているわけであり、こ... -
文化が失われるということ ー 英語に掻き消されていくフィリピンの面影
私が70年代にフィリピンのマニラで生まれたとき、うちの親が私に英語の名前を付けようとしました。それを聞いた祖父が母に「なぜわざわざ英語の名前を付けるの?スペイン語の名前にしなさい!」と、文句を言ったそうです。フィリピン... - 酒鬼薔薇世代
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一人で泊まるラブホテルのススメ「実践編」
「平日極楽、金曜地獄、死んでも泊まれぬ土曜の夜」 というフレーズを知っているだろうか?うん、知るわけがないよね。私がいま作った「一人ラブホフリーク」を象徴的に現した言葉だからだ。元ネタは不謹慎ながら「ジャワの極楽、... -
一人で泊まるラブホテルのススメ
ラブホテル(以下ラブホ)というと、「カップルで入るもの」と思っている諸君がいるとしたら、それはもうおそらく多分確実に、「前近代的な中世のラブホ観」と言わなければならないだろう。 刮目せよ、ラブホテルの進化に かつ... -
『僕たちは戦後史を知らない―日本の「敗戦」は4回繰り返された』(佐藤健志 著)から考える戦後精神史
作家で、評論家の佐藤健志さんが、『僕たちは戦後史を知らない 日本の「敗戦」は4回繰り返された』という面白い本を書いていましたので、この内容をヒントに今回は、戦後の日本人がどのように戦争、あるいは戦後というものを捉えてきた... -
頭が良いとはどういうことか、考えるとはどういうことなのか
世の中には、頭の良い人がたくさんいて、大変な読書家で物凄い量の知識を持っていたり、勉強家で色々な資格を取得していたり、あるいは物事の要点をさっと理解して整理してしまえる人などもいます。このような人の中には当意即妙なやり取... -
ピアノを弾く男性
真偽の領分 ―佐村河内守事件から見る―
2000年に放送された三谷幸喜脚本のテレビドラマ『合い言葉は勇気』の主人公、 暁仁太郎は、佐村河内守を彷彿とさせる。 偽物の物語に救われる物語 役者である暁は、とある村の青年に頼まれ、ニセ弁護士として、その... - 手まり
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バレンタインデー
バレンタインデーという風習に思う文化の国境線
文化の国境線 全国では十年来の大雪警報も発令され、厳寒となった2月。クリスマスの記憶も薄れた頃に、雪と共に帰ってきたのは、もうひとつのカップルイベント......そう、「バレンタイン」の季節である。独り身にとっては、寒さに反比... -
寂しい雰囲気のベンチ
異化効果の照らすもの
1.ふたつの異化 文学上での効果として、異化という手法がある。それは、日常的に慣れ親しんでいるものを、例えば宇宙人の目から見た人間を描写するときのように、対象を奇妙なもの、滑稽なもの、非日常的なものに変容さてしまう手法... -
駅伝
グローバル"競走"が全てではない — 箱根駅伝を通じて「国力」の意味を考える
ブログサイトを眺めていたら「駅伝を五輪種目にできないでしょうか」という記事が目にとまりました。 -
清流と紅葉
私は映画「DEVILMAN」に助け舟を出します
2004年に、永井豪原作の漫画「デビルマン」は東映配給、那須博之監督で映画化されました。当時私が読んでいた洋泉社「映画秘宝」なる雑誌では、「俺達のデビルマンになんてことしてくれたんだ!!」「那須には天罰が下る!!」など激...
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2016年4月14日
なぜ保育園を増やしても子供の数は増えないのか 〜少子化問題の本当の原因〜
「日本死ね」騒動に対して、言いたいことは色々あるのですが、まぁこれだけは言わなきゃならないだろうとい...
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2016年3月14日
やくざ国家・中共に日本はどう対峙すべきか(その1)アメリカの覇権後退とともに、国際社会はいま多極化し、互いが互いを牽制し、あるいはにらみ合うやくざの... -
2016年3月10日
「マッドマックス」は単純なフェミニズム礼賛映画ではない「マッドマックス 怒りのデス・ロード」がアカデミー賞最多の6部門賞を受賞した。 心から祝福したい。...