道端で男性同士が、ディープキスしてると、いちいち目を見開いてガン見するしw (確かに周りの目を気にせず、ふたりだけの世界に浸ってるからいいけど)
地下鉄車内で歌って踊って物乞いするホームレスにいちいち拍手しそうになってるしw (確かに日本のJ-POPアイドルよりはるかに歌唱力あるけど)
そこに食いつくんだ! って改めて気づかされます。
今日、また別の日本から来られたお客さんとカフェでお茶を飲んでいました。
相席していた中年の白人女性2人組が、なにやら深刻な話をしているのが、盗み聞きしていたわけじゃないけど、耳に入ってきます。片方がもう一方の肩に手を乗せ、心配そうに耳を傾け、片方が旦那への不満、子供の育て方の大変さを延々と訴え、後半にはついに泣き出してました。なにか気まずくなったまま僕たちは横で見て見ぬ振り。
ひと通り泣き終わった後、彼女は「ありがとう」ともうひとりに20ドル札を数枚、手渡していました。「じゃあ、来週のカウンセリングは木曜日、またここでね♪」と、実はカウンセラーだった彼女は足取り軽くカフェを出ていきました。
これも日本から来た人にとっては不思議な光景に見えたかもしれません。
石を投げれば、心理なんとかカウンセラーに当たるこの街では、当然、お客(患者)もその数だけいなければ商売になりません。一見、見た目はわからなくても想像以上に両者(診る人、診られる人)がこの街に潜んでいます。14年前のあの9・11以降、その数は一向に減ってないそうです。
日本から遊びに、仕事に、この街を訪れた人と行動するのは、こちらにとっても新しい発見が多く、最近特に楽しいと思い始めています。
『NEW YORK 摩天楼便り-マンハッタンの最前線から-by 高橋克明』 より一部抜粋
著者/高橋克明
全米No.1邦字紙「WEEKLY Biz」CEO 兼発行人。同時にプロインタビュアーとしてハリウッドスターをはじめ400人のインタビュー記事を世に出す。メルマガでは毎週エキサイティングなNY生活やインタビューのウラ話などほかでは記事にできないイシューを届けてくれる
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