ANGELIC LAYER
『ANGELIC LAYER』(エンジェリックレイヤー)は、CLAMPによるマンガ。キャラクターが増えすぎて収拾がつかなくなった『CLAMP学園』に代わり、キャラクターストッカーとして作成された。2001年から半年、「機動天使エンジェリックレイヤー」としてアニメもやっていた。
アニメは半年で終わりその後すぐに原作も終ってしまった。シリアスにしすぎたのが理由として最も有力。
概要[編集 ]
元となった『CLAMP学園』は、CLAMP作品の余剰キャラクターを保管しておく二軍ファーム或いは保存用ケース(ストッカー)である。殆どの作品に必ずと言って良いほど存在する「特に所属が明らかにされないモブキャラ」は基本的にここの生徒として扱われており、幼稚園から大学まで全ての学部が存在し生徒数一万を数え学園都市のような超マンモス校となっている。しかしCLAMPの芸歴が長くなりネタ不足からストックキャラクターを頻繁に引っ張り出して単独作品を作るようになると、今度はその設定が災いしキャラクター同士の関係などがメチャクチャになり何が何やらわからなくなってしまった。そこで一旦この設定を諦め、新しいストッカーとして作成されたのが本作である。
......だが。連載が少年誌になったことで主戦場である少女漫画作品のキャラクターが殆ど使えず、結局は「どこかで見たような人たちがやたら多い漫画」となってしまった。例えば本来では魔法騎士レイアースの獅堂光がそのまま出てくる筈だったが、「みさきが使う天使のモデル」として後ろ姿が出ただけで名前さえ呼ばれていない。また過去作のキャラクターと同じ制服だったり口癖が似ていたりするものの、匂わせる程度しかそういった要素は無くなっている。その後「ちょびっツ」に本作で登場した「天使」のシステムが流用され、三原一郎が人型パソコンの開発者として登場したが、それ以降のCLAMP作品には全く登場していない。
登場人物[編集 ]
- 鈴原 みさき(すずはら みさき)
- 中の人 - 榎本温子
- 4月25日生まれ。私立エリオル学園に通う中学1年生で本編の主人公。和歌山県出身だが方言っ娘ではない。叔母の祥子の家に居候中。動体視力はいいが、運動音痴。しかしそれはステータスだ。家事が得意で、ぐうたらものの祥子のご飯を作っている。天使の名は「ヒカル」。口癖は「な〜」。
- 小林 虎太郎(こばやし こたろう)
- 中の人 - 福山潤
- 9月4日生まれ。みさきのクラスメイトでみさきの思い人。最終回あたりで結ばれる。空手の使い手だが、珠代の格闘技には負けている。
- 珠代に引かれ付き合うことになっている。
- 鳩子という妹がいる。
- 木崎 珠代(きさき たまよ)
- 中の人 - 雪野五月
- 4月17日生まれ。やはりみさきのクラスメイトで虎太郎の幼なじみ。みさきに「みさきち」というあだ名をつけた。
- 原作では王次郎と付き合うが、アニメ版ではみさきから小太郎を死守している。
- 小林 鳩子(こばやし はとこ)
- 12月7日生まれの虎太郎の妹。年齢は5歳でロリ担当。妹だが、「おにぃちゃんだぁいすき」的なキャラクターではない。幼稚園児で公式トーナメントを優勝連発していることから、「エンジェリックレイヤーの新星」として期待されている。天使は「鈴鹿」。「光速の鈴鹿」の異名を持つ。しかし、最終奥義はヒカルに再現されている。
- 三原 一郎(みはら いちろう)
- 声優 - 小野坂昌也
- 1月12日生まれ。白衣に眼鏡で関西弁を話す。みさきに興味を持ち、みさきにエンジェリックレイヤーの基本を教えた。通称「いっちゃん」。エンジェリックレイヤーを運営する Piffle Princess 社の社長でエンジェリックレイヤー開発チーフという偉い人。必殺技は体をグネグネと気持ち悪く曲げる、「いっちゃんにょろよ〜」。これで大半の女の子は引く。
- 三原 王二郎(みはら おうじろう)
- 10月20日生まれ、三原一郎の弟。「レイヤーの貴公子」と呼ばれ、甘いマスクと声で女性に多大な人気を誇る。
- 瀬戸 林子(せと りんご)
- 5月24日生まれ。アイドルとして活動中。男性にかなりの人気を誇る。天使は「ランガ」。魅惑の踊り、死の踊りを繰り、カルディナの異名を持つがカルディナよりは露出は高くない。しかし、民族衣装っぽい。
- 尾形 雅治(おがた まさはる)
- 声優 - 関智一
- 8月27日生まれ。22歳。三原一郎の部下であり、無理難題を押し付けられてもなぜかやり遂げる根性を持つ。三原一郎の事を尊敬しており、いろんな事を吸収しようと頑張っている。
- 藤森 ひろみ(ふじもり ひろみ)
- 声優 - 堀江由衣
- アニメオリジナルキャラクター。
- 城乃内 最(じょうのうち さい)
- 声優 - 桑島法子
- 2月15日生まれ。関東最強の操縦者の一人で、数多くの天使を倒してきた。楓とは親友。天使は、「白姫(しらひめ)」を操る。なお、アニメ版では白姫もハイパーモードが使え、攻撃能力を上げている。
- 斉藤 楓(さいとう かえで)
- 声優 - 川澄綾子
- 10月14日生まれ。めがねっ娘。白衣の天使「ブランシェ」を操る。その使い方は初期モデル天使特有のバグである「ハイパーモード」を用いるもので、みさき他多数の操縦者を苦しめた技である。しかしヒカルの弱点を知りながら「自分ではなく最が気づいたことだから」と弱点を突かないという優しい面もある。
- 藤崎 円香(ふじさき まどか)
- 声優 - 川上とも子
- 10月27日生まれ。天使「猫」の操縦者で14歳。妹の有栖と組んで戦うがみさきとの対戦では不正を働いた。しかしそれが日の目を浴びる事は無く、みさきの純粋な天使を好きだという気持ちのバトルで昔を思い出し、自分の考え方を改め改心した。
- 藤崎 有栖(ふじさき ありす)
- 声優 - 千葉千恵巳
- 6月25日生まれ。小学校4年生。もっと強くなりたいという気持ちが強くなりすぎて不正行為にまで手を出してしまったが、姉と共に改心した。アニメ版では自分自ら天使を操るようにもなるがかなり扱いは荒い。
- 鈴原 萩子(すずはら しゅうこ)
- 声優 - 井上喜久子
- 11月28日生まれ。別名・シュウ。みさきの母。極度のあがり性でみさきには照れくさいという理由で合わずにいた。アニメ版では、神経断絶症候群という病気で足が動かなくなっていて、車椅子に乗っている。みさきにはこんな姿で会いたくない、みさきをがっかりさせて嫌われたくないと言う気持ちから、みさきに会わないようにしていた。みさきの憧れの天使「アテナ」を駆る。
- 岬 了(みさき りょう)
- 女はどんな事においても男にはかなわないと思っている古臭い人間。オマケになんか熱血である。
- いっちゃんを尊敬している。天使のネーミングセンスが悪いといっちゃんに言われている。
- ある女の子
- 中盤に突如登場し、「もうエンジェリックレイヤーなんてやめる〜!!」と言う言葉を残した。見た目が男っぽいが女の子である
ゲーム[編集 ]
2001年にシルバニアカンパニーより、『機動天使エンジェリックレイヤーみさきと夢の天使達』としてGBAで発売された。ジャンルは対戦・育成RPGとされているが実際は移動が駒っぽいなど、S-RPGにも見えるところがあり本当はS-RPGじゃないのかという声もあるが。アニメを元に作られているため、岬 了などのアニメオリジナルキャラクターも登場する。
関連項目[編集 ]
作品 あ行 : | エウレカセブン - NHKにようこそ! – ANGELIC LAYER - 俺の妹がこんなに可愛いわけがない 黒猫if |
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か行 : | 喰霊 - 機動戦士クロスボーン・ガンダム - グレネーダー - けものフレンズ – ケロロ軍曹 |
さ行 : | ザ・キング・オブ・ファイターズ '94 - 疾風!アイアンリーガー – STEINS;GATE - 新世紀エヴァンゲリオン (碇シンジ育成計画) - 涼宮ハルヒの憂鬱 (ハルヒちゃん) - ストライクウィッチーズ - そらのおとしもの |
た〜な行 : | 大魔法峠 - ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生 - 時をかける少女 -TOKIKAKE- - 成恵の世界 – 日常 |
は行 : | バカとテストと召喚獣 - バトルスピリッツ 少年激覇ダン - 氷菓 - Fate/stay night - Fate/Grand Order -Epic of Remnant- 亜種特異点I 悪性隔絶魔境 新宿 新宿幻霊事件 - ブレンパワード - 亡念のザムド |
ま〜わ行 : | マクロス7 トラッシュ - マクロスF - 未来日記 - ムシウタ - 遊撃宇宙戦艦ナデシコ - らき☆すた |
キャラクター : | 綾波レイ - 碇シンジ - ケロロ軍曹 - 惣流・アスカ・ラングレー |
用語 : | ケロン星 – 残酷な天使のテーゼ - 第3新東京市 – 魂のルフラン - ペコポン |
関連 : | KADOKAWA – ヤングエース - 電撃文庫 |
「 ANGELIC LAYER は、漫画関連の書きかけ項目 です 」
「 書きかけとかつまらないとかはどうでもいい、ANGELIC LAYER に加筆するんだ! 」 (Portal:スタブ)