貧民主主義
この記事は2ちゃんねるに精通した人しか面白さを理解できない内輪ネタのようです。
2ちゃんねるネタを2ちゃんねるネタであると理解できないと(この記事を楽しむのは)難しいんだな。
記事を改良しないといけないだろ、常識的に考えて......
貧民主主義(ひんみんしゅしゅぎ)とは、2ちゃんねるの政治板、経済板において使われる用語。この言葉を好んで使う2ちゃんねらーたちによれば、彼らは新しい政治経済主義の一つであり、貧民中心の政治、経済を唱える立場ということである。
もちろん彼ら自身が名乗っているものではなく、2ちゃんねらーによる造語である。当然、どのような人がこの「貧民主主義者」であるかを見分ける手段は存在するはずもないが、それは重要な問題ではない。彼らによれば、「自らを民主主義者であると主張する」「企業への特徴的な逆恨み」などが特徴であり、特に経済板では「入門レベルの経済教科書を読んだだけの学生サン」が多いと主張されている。
とは言え、その存在についてはかなり疑わしい面があることも確かである。
主義者[編集 ]
貧民主主義者の大半が中二病にかかったことがある、または発症中の学生、ニートであるとされるが、この主張が正しいかどうかを確かめられたことは一度もない(そもそも貧民主主義者の定義自体が曖昧であるので検証の方法がない)。また、「就職している国民のほとんどはそれぞれの境遇に妥協し個々の幸福を見つけ出しているので、低所得者の運動家は稀にしか見かけられない」とも言われるが、その正確さについては言わずもがなである。
内容[編集 ]
以下に、2ちゃんねらーたちが考える「貧民主主義者の主張」を紹介する。なおここで注意することは、実際に「貧民主主義者」が存在し、以下のようなことを口走ったわけではない点である。あくまで「貧民主主義者が存在する」と主張する者立ちの主張であることを念頭に置くべきである。
- 貧民こそが国家の中心である。金持ちは社会に奉仕し、貧民を豊かにすべきだ。
- 多数決は民主主義である。つまり年々増えている貧民は多数派であり、自分たちの意見こそ民意である。
- 格差が生じるのは企業が本来の取り分を横取りし、さらにサービス残業の強制等で搾取し、得たカネを貯金して経済社会に回らなくしているからである。従って企業には重税をかけ、富を奪い返すしかない。庶民が貧乏なのは経団連が悪い。
- アルバイトは努力しても報われない。正社員たちはみな楽して稼いでいるので、不公平である。と言うより差別である。したがって自分たちは社会から補助を受ける権利がある。
- 金持ちを重税で潰せば格差是正になる。これこそ正しい富の再分配論である。
反論[編集 ]
上記のような「主張」(それらは架空のものである可能性が高い)に対し、「反貧民主主義者」たちの反論は比較的単純である。彼らは主に、「全ての人は、努力さえすれば大金持ちになることができる。貧乏は本人の責任である」とする主義の上に立っている。つまり具体的には、
- 親の経済力のために塾に通えない子供も、努力さえすれば海外の一流大学にだって入学できる。従って奨学金などの援助は全く不要である。
- 配偶者を病気で失って小さな子供と共に残された母親も、努力さえすればビル・ゲイツよりも大金持ちになれる。従って公営住宅や生活保護は全てやめるべきである。
- 地震で職場も全財産も失った町工場の社長が立ち直れないのは、地震に対する備えをしておかなかったからであるし、努力さえすればいくらでも立ち直れる。支援金は不要である。
- 生まれつきの病気で学校に通うこともままならない子供も、努力さえすれば超一流スポーツ選手になれる。身体が丈夫にならないのは本人の努力不足である。その他、病気になるのは健康に対する備えが足りない証拠であるし、医療費についても自助努力で賄うべきなので健康保険制度は不要である。
といった主張を行っている。
問題点[編集 ]
上記のような「反貧民主主義」的主張は、「自由化」「自助努力」といった近年の政治的流れにも合致するものである。従って堂々と主張すればよいわけである。
つまりこうした正当な主張を行うにあたって、「貧民主主義」といった仮想敵を作ることは大変に奇妙な行動であり、同じような自由放任主義者の間でなかなか理解されていない。
こうした奇妙な行動については今後の研究の成果が待たれるところであるが、残念なことに匿名性の強い2ちゃんねるでは彼らに接触、研究することは容易ではなく、本格的な調査の目処すらたっていないことも事実である。
また、彼らは以下のような行動に出ることも知られている。
- 低所得者への嫌がらせ
- 資本主義以外の思想の糾弾
- 「底辺」「貧民」などの単語の連呼
- 皮肉と見せかけアンサイクロペディアに悪口を書き連ねる
- デモ運動や討論などは行わない。というより金や名声が惜しくチキンなので行えない。
清く正しい政治的主張を行っている素晴らしい人々であるのに、なぜこのような破壊行為を行うのか、この点も研究が必要であろう。